おはようございます。
当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました(2020年5月の記事のリライトです)。
はじめまして!こんにちは。
以前からブログを拝見していました。
私は今NISAを使用して投資信託を運用しているのですが、NISA口座の移管をしようとした所、今年の12月以降でないと出来ないと言われました。
そこで質問させていただきたいのですが、
NISA口座を移管させて運用をするのか?それともNISA口座が移管出来るようになるまで、あと数ケ月もあるので、移管の解禁されるのを待たずに特定口座で新たに運用を開始するべきなのか迷っています。
NISA口座を移管したい理由は、現在の口座は地元の銀行に開設されているため投資先の選択肢が少ないので証券会社に口座を移して投資をしたい。
投資信託以外の投資も組入れたいからです。
初心者の質問で恐縮ではございますが、回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
NISA口座で今年一度でも取引があると今年中の金融機関の変更は不可能ですね。
基本的に地方銀行にNISA口座を開設するメリットはないので、証券会社に口座を移すのがよいと思います。
以下で詳細を見ていきます。
NISA口座を地方銀行からネット証券へ移すべきか?
NISAは変更したい年に一度でも買付があると金融機関の変更は不可
NISA口座は1年単位で金融機関を変更することが可能ですが、その年に一度でも買付がある場合には同年内の金融機関の変更は不可です。
よって、来年以降に金融機関を変更する必要があります。
私は、基本的に銀行で投資信託などの商品を購入するメリットは全くないと考えているので、2021年からは早々にSBI証券、楽天証券、マネックス証券のどこかに移した方がよいでしょう。
ネット証券大手3社であればメジャーな銘柄はどこを選択してもほぼ購入可能ですから、あとは好みで決めてしまってよいでしょう。
細かい違いとしては、楽天カードを利用した投信積立で楽天ポイントを獲得したければ楽天証券が正解となります。
また、NISA口座で外国株を購入するならば、住信SBIネット銀行を活用することで米ドルの為替コストを2銭〜4銭へ下げることが可能です。
最終的には、ご自身がNISA口座で何をしたいかによって決めればよいと思います。
手元資金に余裕があるならば先に特定口座で運用を開始
一般NISAの場合は、年間120万円が上限となります。
ご自身の年間の投資金額がNISA枠内でおさまるのであれば、2021年に金融機関を移してから投資を再開するのでも全く問題ありません。
もちろん、手元に余裕資金が潤沢にあるのであれば、2020年にNISA口座を移すのを待たずに特定口座で取引を始めればよいと思います。
投資期間が長くなればなるほど、ちょっとした開始時期の差というのは微々たるものになってきます。
また、NISA口座は必ずしも年間120万円上限いっぱい活用しなければならないというルールはありませんので、NISA口座と特定口座に分けて投資を楽しむのはアリです。
NISA口座の場合、売却時点で損失が発生していると他の口座と損益通算ができないというデメリットも存在します(以下の記事を参照ください)。
このあたりをよく考えたうえで、ご自身の投資戦略を練り直してみるとよい気がします。
まとめ
NISA口座を地方銀行に保有する意義はほとんどないので、2021年にネット証券大手3社のどこかに移管でよいでしょう。
【マネックス証券】
マネックス証券の米国株投資は、豊富な銘柄数、時間外取引が可能など独自の強みがあります。
こんな記事も書いています。
理論的には一括投資は理にかなっているのですが、現実的には投資タイミングを分散すべきだと思います。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、信託報酬0.11%という超低コストが大変魅力的ですね。
つみたてNISAと一般NISAですが、基本的には投資期間が長く確保できるつみたてNISAをおすすめしています。