おはようございます。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.109%へ引き下げになるというニュースが入ってきました。
元々0.150%と超低コストではありましたが、今回の値下げで全世界株式クラスの投資信託で最低コストの商品となります。
他社がこの値下げに追随するのか、また、先日のSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドとあわせてこのシリーズの人気が上がるか注目しています。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.109%へ引き下げ
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.150%→0.109%へ引き下げとなりました。
具体的には、2019年9月26日から適応されます。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの詳細については、以下の記事で楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)と比較しています。
ベンチマークはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスで、この商品一本で全世界株式市場へ広く分散投資が可能です。
楽天VTとの大きな違いは、SBI・全世界株式インデックス・ファンドは経費率のより低い3つのETFを組み合わせることで、楽天VTよりもいっそうの低コスト化をはかっていることにあります。
全世界株式クラスの4商品を比較する
今回の信託報酬引き下げを受けて、改めて全世界株式クラスの投資信託を比較してみたいと思います。
1) SBI・全世界株式インデックス・ファンド
信託報酬 0.109%、純資産総額 31.5億円
2) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
信託報酬 0.2196%、純資産総額 245億円
3) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬 0.1296%、純資産総額 61.5億円
4) たわらノーロード全世界株式
信託報酬 0.1296%、純資産総額 1.1億円
今回の改訂で手数料No.1に躍り出たのはSBI・全世界株式インデックス・ファンドです。
とはいえ、他社の商品もものすごく割高というわけではありませんから、わざわざ乗り換えるほどの差には見えません。
楽天VTは手数料面では不利ですが、このジャンルのパイオニア的存在ですので純資産総額ではNo.1ですね。
個人的には、手数料と純資産総額の伸びのバランスを考えると、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を推したいところです。
たわらノーロード全世界株式は良い商品ですが、完全にSlimの後発品ですので厳しいでしょう。
まとめ
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.150%から0.109%へ値下げになるというニュースでした。
ここ2-3年で投資信託のコストが急速に下がっており、驚きを隠せません。
【SBI証券】
どの証券会社に口座開設するか悩んだら、とりあえずSBI証券と楽天証券を開設しておきましょう。
開設するだけならば無料ですので、何も恐れることはありません。
こんな記事も書いています。
全世界株式クラスの投資信託を選んでおけば、株式クラスに関しては一本で済ませることが可能です。
日本で生活するには日本円が必須ですが、資産形成のうえで日本円以外の外貨建て資産を保有することが大変重要です。
低コストで広範囲に分散されたファンドを長期保有するのがインデックス投資の大原則です。