おはようございます。
これから投資を始めようとしている方からご質問をいただくことが増えてきたので、まず初めに何をやるべきかをまとめておこうと思います。
インデックス投資が前提で、つみたてNISAやiDeCoなどの非課税口座を最大限活用することを重視した戦略です。
最適な投資手法というのは千差万別ですので、必ずしもこのやり方に従う必要はありませんが、一つの参考意見として読んでいただけましたら幸いです。
【まとめ】これからインデックス投資を始める方の最初のステップ
楽天カードを作成し、楽天証券につみたてNISAの口座開設をする
さて、これからインデックス投資を始める方が真っ先に用意すべきなのは以下の2点です。
1) 楽天カード
2) 楽天証券の口座開設(つみたてNISAも)
この2つがなければ始まりません。
どこかの証券会社に口座を開設しなければ株式投資自体ができませんから、証券口座を開設する必要があるのは当然です。
なぜ楽天証券がおすすめかと言うと、1)の楽天カードで決済することによって、楽天スーパーポイントを同時に貯めることができるからです。
楽天スーパーポイントは楽天市場で1ポイント=1円で使用可能ですから、ネットショッピングでなんでも手に入る現代社会においては、キャッシュバックを受けているのとほぼ同義です。
還元率は1.0%ですので一回一回の金額はたいしたことありませんが、数十年単位ではバカにならない差になるでしょう。
つみたてNISAで採用されている商品はどこの証券会社でも大差ありませんから、ポイント還元率の高さが差別化要因となりえます。
iDeCoに「老後まで使う予定のないお金」を預ける
次にiDeCoです。
「老後まで使う予定のないお金」の預け先として、iDeCoは最強です。
普通に銀行口座にお金を預けていても0.001%〜0.1%の金利しか得られませんが、iDeCoに預けた分の掛け金は全額所得控除になるからです。
平均的なサラリーマンの場合、iDeCoをフル活用することで年数万円程度の節税効果があります。
もちろん、良いことばかりではありません。
iDeCoはあくまで「年金」の位置づけですので、60歳以降まで掛け金を引き出すことができません。
しかし、当面使う予定のないお金に限定すれば、これ以上魅力的な預け先はないと思います。
毎月の生活がギリギリでiDeCoにまで回すお金の余裕がないという方は、先に家計の見直しを行うかつみたてNISAだけに専念すればよいでしょう。
間違っても2〜3年以内に使う可能性のあるお金をiDeCoに預けてはいけません。
iDeCoはSBI証券かマネックス証券でeMAXIS Slimシリーズを購入する
さて、iDeCoに関してはSBI証券かマネックス証券での口座開設をおすすめします。
というのは、ネット証券大手3社のうち、SBI証券とマネックス証券だけがeMAXIS Slimシリーズの取り扱いがあるからです。
なぜeMAXIS Slimシリーズがよいかと言うと、「国内の投資信託において業界最低水準の手数料」を保証しているからです。
iDeCoの場合、特定口座と異なり、一度口座開設をしてしまうと他社へ移管するには時間・手間だけでなく口座移管手数料がかかります。
よって、気軽に他社に乗り換えしにくいのです。
他社で手数料がもっと安い商品が登場したので乗り換えたいと思っても、すぐに乗り換えることはできません。
だからこそ、常に最低コストを保証してくれるeMAXIS Slimシリーズの価値が大きくなります。
初心者の方はまずは王道の国際分散投資を
私は、投資初心者の方にはVTしか勧めません。
インデックス投資の王道は国際分散投資であり、VTを長期でホールドしておけば安心だと確信しています。
とはいえ、つみたてNISAやiDeCoはETFの取り扱いがありませんので、投資信託で代用する必要があります。
国内の投資信託の中で、最も低コストでVTに近似した投資成績が期待できる商品は、以下の2つです。
1) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
2) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
このいずれかでよいでしょう。
日本株式が全世界の中で占める割合は8%程度に過ぎませんから、1)と2)のパフォーマンスには大差はでません。
好みで選べばよいです。
投資に慣れてきて理解度が向上してきたら、自分の好みの商品を購入していけばよいと思います。
まとめ
これからインデックス投資を始める方に向けての最初のステップをまとめました。
つみたてNISAとiDeCoが王道で、その他は余裕があればという感じでしょうか。
【楽天カード】
楽天証券で投資を始めるならば楽天カードもセットで保有してポイント還元を受けるべきですね。
こんな記事も書いています。
つみたてNISAとiDeCoで月5万円の投資をコツコツ継続するのが王道です。
余剰資金がゼロという方は、まずは家計の見直しから始めましょう。
つみたてNISAは楽天証券がベストである理由についてです。