神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

ドルで米国ETFを直接購入か、国内の投資信託(楽天VT・楽天VTI)か、海外証券会社を利用すべきか?

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おはようございます。

当ブログの読者の方から、以下のご質問をいただきました。

いつも楽しくブログ拝見させて頂いております。

米国ETFを購入する手段として、

1.日本の証券会社を経由してドルに換金して購入

2.日本の証券会社から楽天VTのような日本向けパーケージ商品を購入

3.国外の銀行口座から海外の証券会社を経由して購入

の選択ができるかと思います。

ちゅり男さんは1を選択しているかと思います。

私自身、手軽さと手数料から1を選択していますが、どの選択が最も適切か疑問です。

もちろん1回の購入金額などで差異があるかと思いますが、ご意見を賜れれば幸いです。

宜しくお願い致します。

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ドルで米国ETFを直接購入か、国内の投資信託(楽天VT・楽天VTI)か、海外証券会社を利用すべきか?

結論から書きます。

・3の海外の証券会社を経由して購入に関しては、国内の証券会社の投資環境(商品ラインナップやコスト)が劇的に改善しており、積極的に選択する理由はありません

・ただし、日本国のデフォルトという最悪のシナリオまで想定するならば、資産保全目的に海外証券会社を利用するのはありです

・現実的には1か2ですが、近年では2の投資信託の成長が著しく大きな差は出ないものと考えられます(以前はコスト面は1が有利でした)

以下、1つずつ細かく見ていきます。

 

2018年現在、海外の証券会社を積極的に使う理由は乏しい

海外の証券会社に関しては、英語での対応が必要になりますし、また現地の制度にこちらが合わせる必要があります。

日本の常識が海外では常識ではないことはよくありますし、万が一トラブルが発生した時も全て英語で対応する必要が出てきます。

そのような壁を考えますと、海外の証券会社でなければならないよほどの理由がない限りは、積極的に活用する価値がありません。

 

近年では、国内の証券会社でも外国株・ETFの商品ラインナップは劇的に増えてきており、外国株式売買時の手数料も割安になってきました。

国内のメジャーなネット証券(SBI・楽天・マネックス)でも十分なレベルですが、サクソバンク証券の登場も大きいですね。

外国株式の取り扱い銘柄数は6,000以上と圧倒的であり、手数料も以下のように格安で、DRIPにも対応しています。

 

サクソバンク証券の外国株式売買時の手数料:

・0.20%(税抜)

・最低5ドル〜最高15ドル(税抜)

 

唯一残念なのは、特定口座に非対応なことでしょうか。

まぁいずれは対応するのでしょう。

DRIPという配当金自動再投資のシステムも利用可能で、保有株式の配当金をキャッシュではなく、保有銘柄の株式で受け取ることが可能です。

配当金をドルで受け取っても、どうせ同じ株式に再投資するだけという人には大変ありがたいシステムですね。

 

海外証券会社は日本国のデフォルトリスクへの備えにはなりうる

極端な話にはなりますが、日本が財政破綻をきたすような場面においては、海外の銀行口座での外貨預金、海外証券会社に外国株式を保有することはリスクヘッジになります。

日本国債がデフォルトした時には、国債の価値は暴落し、外国為替市場においては円の価値が暴落し、日本を発端とする世界同時株安が発生します。

単なる暴落では済まず、預金封鎖や国内の証券会社での取引停止、資産税などの可能性が考えられます。

こういったリスクに備える方法の1つとして、海外の銀行口座や証券会社は利用価値があるでしょう。

逆に、それ以外ではあまり積極的に活用する必要性は低いです。

 

海外ETFの直接保有と国内投資信託の差は小さくなってきている

次に、1と2の差ですが、2017年頃から国内の投資信託に優れた商品が増えてきました。

その最たるものが、VT・VTIといったメジャーなETFを国内向けにパッケージ化した楽天VT・楽天VTIですね。

楽天証券さんの取り分の追加コストが0.1296%ありますので、純粋なコスト面ではVT・VTIには一歩及ばないのは事実です。

しかし、VT・VTIといった優れた商品に、日本円のまま・少額から気軽にアクセス可能となった功績は大きいでしょう。

また、楽天VT・楽天VTIに関しては、本来ならば配当金にかかるはずであった税金の一部を先送りして再投資に回すことが可能ですので、億単位でもなければトータルリターンには大差がないはずです。

ただ、日常的にドルを保有してドルで投資を行い、ドルで配当金を得る流れを作っておくことは決して無駄ではないと思います。

いつか来る暴落時に、ETFだけでなく個別株にも瞬時にアクセス可能な体制というのは投資好きの人にはたまらないですね。

 

まとめ

ドルで米国ETFを直接購入すべきか、楽天VT・楽天VTIのような国内向け商品を購入すべきか、海外に証券口座を開設して投資すべきかというご質問に対する回答でした。

今現在、海外証券会社を積極的に活用すべき理由に乏しく、現実的には1か2になると思います。

 

 

こんな記事も書いています。

投資信託に関しては、楽天バンガードファンドかeMAXIS Slimシリーズから選べば間違いありません。

www.churio807.com

 

現状、外国株投資ならば為替コストや定期積立に対応しているSBI証券が有利だと思います。

www.churio807.com

 

SBI証券のように米国株式・ETFの買付手数料が0.45%(最低5ドル)の場合、一度に1111ドル以上というラインを意識しましょう。

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