おはようございます。
私は楽天証券のつみたてNISAを利用しています。
つみたてNISAでは、国が決めた一定の水準を満たした商品しか採用されません。
よって、投資信託で何を選ぶか迷った時には、とりあえずつみたてNISAの商品ラインナップの中から選んでおけば大外れを引く可能性は低いです。
とはいえ、つみたてNISAの商品ラインナップだけでも140本以上ありますので、投資初心者の方にはどれを選ぶべきか判別かつかないことがあるでしょう。
私個人の意見としては、最もシンプルに考えるならば楽天・バンガード・ファンドの商品かeMAXIS Slimシリーズがから選べばそれでOKだと思います。
投資信託は楽天VT、楽天VTIとeMAXIS Slimシリーズがあれば事足りる件
以下のページから、楽天証券のつみたてNISAの商品ラインナップを見ることができます。
2018年10月時点で、実に146もの商品がラインナップされています。
私個人の結論としては、インデックス投資ならば、
1) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
2) 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
3) eMAXIS Slimシリーズ
→特に米国株式(S&P500)、全世界株式(除く日本)、全世界株式(オール・カントリー)の3本
があれば十分です。
アクティブならば今流行りの「ひふみ投信」ですかね。
逆に、残りの商品は積極的に選びに行く理由が見つかりません。
顧客に訴えかける明確な「one message」があるか
上記の商品に関しては、明らかなメッセージ性があります。
楽天VT、楽天VTIに関しては、
「バンガード社のETFを買い付けて投資信託化して販売するだけ」
というある意味開き直りともとれるコンセプトが分かりやすさを生みました。
VT、VTIという商品に興味はあったけれども、ドル転して本家ETFを買い付けるのはハードルが高い・・・という投資家心理をうまく突いた商品です。
こういう分かりやすいメッセージ性がある商品は強いです。
また、
「低コストで全世界株対象の投資信託」
「低コストで全米対象の投資信託」
という今までにありそうでなかったポイントを突いてきたのは上手かったですね。
eMAXIS Slimシリーズの強みは「業界最低水準のコストをめざし続ける」こと
eMAXIS Slimシリーズも、
「業界最低水準のコストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズ」
という強力なメッセージがあります。
このように、楽天バンガードやeMAXIS Slimシリーズのように、一発で顧客を引きつけるone messageがあるかないかが売れる売れないの勝敗を分けます。
ほぼ同様の水準の商品は他社からも販売されているにも関わらず、売り込み方がまずいおかげで全く売れないということはよくあります。
他の商品も、何か一つ顧客に対して明確なアピールポイントがないと今後は厳しいでしょうね。
日本の投資信託業界は、各社から似たような商品ばかりが発売されるため、初心者の方ほどどれを購入すべきかよく分からないという問題点があります。
類似商品が全て20年後まで生き残り続けるとは考えにくい
楽天証券のつみたてNISA対象商品で、TOPIXに連動する商品だけでも、
・野村インデックスファンドTOPIX
・eMAXIS TOPIXインデックス
・eMAXIS Slim国内株式インデックス
・iFree TOPIXインデックス
・ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード TOPIX
・SMT TOPIXインデックス オープン
・i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード)
・三井住友DCつみたてNISA 日本株インデックスファンド
・Smart-i TOPIXインデックス
となっています。
これはさすがに多すぎます・・・書き並べるだけで疲れてしまうレベルです。
20年後に全部が生き残っているとは考えにくいですね。
競争力の弱いファンドは自然に淘汰されていくのではないでしょうか。
まとめ
2018年10月現在では、投資信託は楽天VT、楽天VTI、eMAXIS Slimシリーズがあれば事足ります。
今後も、手数料合戦の類似商品ではなく、強いメッセージ性のある商品の発売を期待したいです。
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楽天VTのライバルになるのがeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)ですね。日本を含む、含まないという違いはありますが、どちらも魅力的な商品なのは間違いありません。
楽天VTIとガチで対抗できる商品はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)くらいでしょう。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という、楽天VTとガチで対抗できる新商品の発売も決定しました。