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貯蓄と投資のバランス、その優先性は?

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おはようございます。

2020年3月のコロナショック後から急速に株価が回復し、その頃に購入した株に関しては含み益が大きく膨らんでいる方も多いのではないかと思います。

コロナショックの時に50ドル代まで下がったVTですら、今現在は100ドルを超えており絶好調です。

とはいえ、今のような順調な相場がずっと続くことはありませんから、好調なときほど気を引き締めて相場に望みたいと思います。

さて、当ブログの読者の方から、

1) 貯蓄と投資はどちらを優先すべきか

2) 投資はどのタイミングで開始すべきか

というご質問をいただくことが増えました。

本日はこのご質問に対して回答させていただきます。

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貯蓄と投資のバランス、その優先性は?

結論です。

1)に関しては、私はどちらかと言うと保守的ですので、当然「貯蓄を優先すべき」という回答になります。

より正確には、「貯蓄癖をつける」ことが最優先だと思います。

2)の投資は興味を持った時点が始め時でしょう。

 

「貯蓄癖」をつけることが最優先

資産形成を行ううえで最も大切なことは、「貯蓄癖をつける」ことだと思います。

貯金や投資金額の多寡ももちろん重要ではありますが、それ以上に資産形成を効率的に行うための生活態度が身についているかが重要です。

投資の成績は市場の動向によって大きく左右されますが、一度身につけた習慣・スキルというものは基本的に永続的だからです。

株価のような自分の力ではどうすることもできない物ではなく、まずは自分の力の及ぶことに集中すべきだと言うことです。

 

非常に基本的なことではありますが、資産形成とは、

1) 収入を最大化する

2) 家族の満足度が下がらない範囲内で、コツコツ節約をする

3) 余剰資金をお金を生み出す「資産」へ投入する

この作業をひたすら繰り返すだけです。

ただ、この1つ1つに様々なコツがあり、いかに効率よく実践するかという点にいろいろ頭を使うのが面白いのですね。

 

投資は興味を持ったときが始め時

さて、2)のご質問ですが、投資の開始時期は「興味を持った時が始め時」と考えます。

基本的に、人の興味というのは長続きしません。

興味を持った時点で、何か1つでもアクションを起こすことでその後の習慣化につながる可能性があります。

その場で何もアクションを起こさないと、興味の波が去った後、次の興味が湧くのは数年後ということもありえます。

何事もゼロとイチでは大違いということですね。

ネット銀行の口座を作ってみる、ネット証券に口座を開いてみる、iDeCoやつみたてNISAについて調べてみる・・・など、なんでもよいから興味のあるうちにアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

株式投資の場合、仮に途中で飽きてしまっても全て現金に戻してスパッとやめればよいだけですから。

 

開始時期によってはいきなり大きく動かないことが重要

このように、まずは貯蓄癖をつけることが最優先ですが、貯金が1000万も2000万も貯まるまで投資を始めてはならないというルールはありません。

しかし、一方で、投資の成績は買値に大きく左右されるというのも事実ですから、時期によってはいきなり大きく動かないことが重要です。

特に、知識と経験が不足しているうちは、自分の今行っている行動が果たして正しいのか不安にかられる場面が多いかと思います。

仮に損が出ても許容できる範囲内で、まずは少額でトライしてみる方が賢明です。

そうやって少しずつ経験を積んで慣れていき、貯蓄習慣を身につけ、金銭的にも精神的にもゆとりが出てきたら徐々に投資額を上げていけばよいでしょう。

 

初めはインデックスファンドを買ってみよう

初めの一歩として何を購入するかという話ですが、万人におすすめするならば、インデックスファンドを購入しておけということになります。

100円でも購入手数料が無料なわけですから、少額投資には最適ですね。

「毎日缶コーヒー1本飲むお金で、代わりに投資信託を買う」

ということが現実に可能になりました。

これは昔の投資環境では考えられなかったことですので、大変恵まれていますね。

もちろん、毎日100円程度では将来を変えるほどのインパクトはありませんが、初めの取っ掛かりとしては最適ではないでしょうか。

 

まとめ

貯蓄と投資のバランス、およびその優先性に関してですが、何よりも重要なのは「貯蓄癖」をつけることだと思います。

 

【おすすめ本2選】

1. 『2030 世界の大変化を「水平思考」で展望する』

最近流行りの未来予測本です。

人口ボーナスが期待できるインドやアフリカに注目すべきと著者は言います。

これらの国々がこれから急速に経済発展していくことは間違いありません。

それが株価にダイレクトに反映されるかは分かりませんが、魅力的な市場なのは間違いないでしょう。

 

2. 『超加速経済アフリカ』

近年のアフリカの実情を知るために最もおすすめの一冊です。

自分のイメージしていたアフリカ像とのギャップに驚かされること間違いなしです。

 

こんな記事も書いています。

 1つ目のゴールは、生活防衛資金を除いて金融資産1000万円ではないでしょうか。

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 完全にほったらかし投資であれば、「VT+キャッシュ」がベストだと思っています。VTの部分は、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)やeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でもよいでしょう。

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投資を始めると、一株でも資産を増やしたいという発想になることが多く、自然と節約癖が身につく可能性があります。 

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