
おはようございます。
資産形成の王道は「長期・分散・積立」ですが、これを全自動でお任せできるサービとしてウェルスナビなどのロボアドバイザーがあります。
ウェルスナビが提供しているサービスの内容やリスク別ポートフォリオなどは大変優秀なのですが、
いかんせん肝心のコストが年率1.0%(税込1.1%)と高く、eMAXIS Slimシリーズのように実質コスト0.1%台に慣れてしまった身としては割高に感じてしまうのです。
ウェルスナビの実力と手数料1.1%の壁|オルカン集中投資とどちらが有利か?
ウェルスナビのポートフォリオはなぜ優秀と言われるのか?
数あるロボアドバイザーのうち、業界最大手で一番有名なのは「ウェルスナビ(WealthNavi)だと思います。
ウェルスナビにお任せすることで、世界中の株式だけでなく、債券、金、不動産にも幅広く分散投資し、長期運用に最適なポートフォリオを組んでくれます。
以下が最もリスク許容度が高いパターンの資産配分ですが、株式が85%、債券が5%、金が5%、不動産が5%となっています。
リスク許容度を下げていくと、それに応じて株式比率が下がり、債券など他の資産が増える仕組みになっています。
リスク許容度別の資産配分|株式85%でも実質オルカンと大差ない?
ウェルスナビが投資対象としているETFは以下のとおりです。
米国株、日欧株、新興国株、債券、金、不動産のいずれにおいても、世界の中で最もコストが低く流動性が高い商品が選ばれており、その中身に関しては言うことなしです。
eMAXIS Slimバカ売れの時代に年率1%(税込1.1%)の手数料は高すぎる
このように、ウェルスナビのコンセプトや資産配分、投資商品に関しては間違いなく超一流であり申し分ありません。
しかし、ウェルスナビを利用するのにかかるコストが問題です。
ウェルスナビの手数料は年率1.0%(税込1.1%)となっています。
せっかく、ウェルスナビが投資対象としているETFは超低コストの一流商品ばかりなのに、サービス利用料自体が割高では低コストの魅力が失われてしまいます。
ETFを購入する時には為替手数料や購入時手数料がかかりますが、それを差し引いても自前でポートフォリオを組んだ方が割安でしょう。
ちなみに、先程ご紹介したリスク許容度Maxのレベル5のポートフォリオの場合、株式以外の資産は合計で15%しか含まれていません。
リスク許容度が高い人の場合、実質的にはVTやeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入するのと大差がないとも言えるのです。
年率1.0%(税込1.1%)の手数料は長期投資でどれだけ重いか?
これらの事実を踏まえると、ウェルスナビが「オルカン集中投資勢」に勝てる確率は非常に低いです。
ウェルスナビのコストは年率1.1%(税込)ですが、オルカンの信託報酬は0.05775%、実質コストでも0.1%程度と圧倒的な差があるからです。
年率1%というのは長期投資では非常に大きく、初めの3〜5年ではたいした差になりませんが、20年〜30年と積み重なると複利ではものすごく大きな差になります(下図参照)。
上の図で年率4%と5%の差が、投資年数30年では非常に大きいものになっていることに注目しましょう。
オルカンで年率5%のリターンが得られたとしても、ウェルスナビを利用していた場合年率4%近くになってしまう可能性が高いのです。
おまかせNISAのメリットと注意点
ウェルスナビは「おまかせNISA」という新NISA対応サービスを開始しています。
「成長投資枠」に関しては通常のウェルスナビと同一ですが、投資できる商品が限られる「つみたて投資枠」に関しては、iシェアーズ・コア S&P500 ETF(IVV)に投資するようです。
成長投資枠は通常のウェルスナビと同様年率1.0%(税込1.1%)の手数料がかかりますが、つみたて投資枠の分は手数料がかからないのは良心的ですね。
まとめ:ロボアドは便利だが、コストを理解した上で選ぶべき
ウェルスナビのコンセプトやポートフォリオは大変優秀だと思います。
しかし、年率1.0%(税込1.1%)の手数料は投資信託の低コストが進んだ現在では明らかに割高であり、基本的には自分で商品選択をした方がベターでしょう。
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