
おはようございます。
本日は、「iFreeETFブルームバーグ日本株高配当50(354A)」をご紹介します。
この商品は、財務健全性と予想配当利回りの両面で優れた日本株50銘柄に均等投資するのが最大の特徴です。
高配当株投資を行う際に悩むのが「どの銘柄を選ぶべきか」という点ですが、354Aを買うだけで厳選された50銘柄に自動で均等投資されるため、個別株の選定リスクを避けることができます。
分配金利回りは4.5%前後と非常に高く、年4回のリバランスも非常に優秀です。
60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、ご興味ある方はぜひ!
iFreeETFブルームバーグ日本株高配当50(354A)とは?特徴とメリットを解説
354A(iFreeETFブルームバーグ日本株高配当50)の特徴と概要
「iFreeETF ブルームバーグ日本株高配当50(354A)」の特徴をまとめます。
信託報酬は年0.275%と、同種の高配当ファンドなどと比較すると十分に低コストです。
また、ETFなので売買単位も小さく、1口2,500円前後から購入できるため、初心者でも始めやすい点も魅力です。
分配金は年4回で、1月、4月、7月、10月に支払われます。
日本株の高配当銘柄を中心に、定期的に分配金を受け取りたいという方には非常に相性の良いETFだと思います。
パフォーマンスはTOPIXを大きく上回る
354Aのベンチマークである「ブルームバーグ日本株高配当50指数」は、過去のパフォーマンスでもTOPIXを大きく上回っています。
上図によれば、2017年以降の約8年間で、本指数は約3倍に成長しています。
単に配当利回りが高いだけでなく、株価成長も期待できる点が強みです。
一般的に高配当株は「値上がり益が出にくい」というイメージを持たれがちですが、354Aの採用銘柄は財務健全性が高く、安定した利益成長が見込まれる企業が選抜されています。
そのため、配当を受け取りながら中長期的な値上がりも狙える、いわばバランス型の高配当ETFと言えます。
分配金利回りは4.5%前後と高水準
2025年3月時点で、予想配当利回りはおよそ4.5%前後となっています。
これはTOPIXの約2倍の水準で、国内ETFの中でもかなり高い部類に入ります。
単純に利回りが高いだけではなく、財務健全性が考慮されているため、無理に高配当を維持している企業が除外される点も安心材料です。
また、毎年4回のリバランスが優秀で、この仕組みによって利回りの高い銘柄に投資され続けるように設計されています。
高配当個別株は銘柄選定などが意外に難しいですが、354Aを利用すれば指数側で定期的に構成銘柄の見直しが行われるため、常に高配当株へ投資するという仕組みが維持されます。
銘柄選択は予想配当利回りの高さを最重視
354Aでは、予想配当利回りの高い銘柄が優先的に組み入れられます。
配当利回りの分布を見ると、4〜6%のゾーンに多くの銘柄が集中しており、効率的に高い利回りを狙える設計になっています。
配当利回りが高い上位50銘柄を厳選し、さらに均等投資を行うというアプローチが本商品の魅力です。
年4回のリバランスで常に最適化されたポートフォリオを維持
354Aは年4回(1、4、7、10月)のリバランスが行われます。
株価上昇により組入比率が増えすぎた銘柄は売却され、逆に株価下落で比率が下がった銘柄は買い増しされ、常に50銘柄均等になるよう調整されます。
この仕組みは、短期的な株価変動に左右されにくい点で非常に優れています。
個別株の高配当投資では、どうしても保有比率が片寄りやすく、放置するとポートフォリオが歪んでしまいますが、354Aは機械的に均等投資へ戻してくれるため、長期的に安定した運用が可能です。
株価が上がりすぎた銘柄を売却し、割安になった銘柄を買い増すという動きは、結果的に「安く買って高く売る」という理想的な投資行動になります。
リバランスの頻度が高いことは、個人が手動で再現するのが難しい大きなメリットです。
セクター構成は資本財・素材・一般消費財が中心
セクター構成を見ると、資本財、素材、一般消費財が中心となっています。
これらは業績の底堅い優良企業が多いこともあり、長期・安定した成績が期待できます。
金融セクターも一定割合が含まれていますが、過度に偏っているわけではなく、全体としてバランスの良い構成です。
公共事業や生活必需品、ヘルスケアなど安定セクターも一定割合含まれているため、景気サイクルに過度に依存するようなポートフォリオにはなっていません。
まとめ:354Aは高配当株投資の有力な選択肢
354Aは、財務健全で利回りの高い日本株50銘柄に均等投資する高配当ETFです。
低コスト、年4回の分配金、年4回のリバランスという特徴があり、長期的な配当金の積み上げに最適な1本だと思います。
📚初心者必見!書籍2冊のご紹介
『世界一やさしいお金の教科書 1年生』
お金の基礎知識をゼロからやさしく学べる入門書です。貯金・保険・投資の全体像を短時間で理解できます。
『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書 1年生』
投資信託とETFの仕組みや新NISAでの実践方法を、初心者向けに分かりやすくまとめた一冊です。
当ブログとあわせて学ぶことで、資産形成の理解がより深まり、実践力が一気に高まります。
関連記事のご紹介
1489と同じ日経高配当株50指数に連動し、分配金が年6回もらえて超低コストという魅力的な商品です。
オルカンの信託報酬がたった0.05%というのは最高の投資環境ですね。
暴落時に狼狽売りしないためには、インデックスの中身をよく理解することが重要です。




