
おはようございます。
本日は、「Tracers 日経高配当株50インデックス(奇数月分配型)」をご紹介します。
この商品は、大人気の高配当ETFである「NF・日経高配当株50(1489)」と同じ、日経平均高配当株50指数に連動する商品です。
特筆すべきは信託報酬の安さで、年0.10725%とETFよりも低コストを実現しています。
また、年6回の奇数月に分配金がもらえるのも嬉しいポイントです。
60秒でサクッと学べるショート動画を用意しましたので、ご興味ある方はぜひ!
Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)の魅力を徹底解説!
Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)とは?
「Tracers 日経平均高配当株50インデックス」は日経平均高配当株50指数に連動する投資信託で、年6回(奇数月ごと)分配金を受け取れるのが特徴です。
信託報酬は年0.10725%と、1489(NF・日経高配当50 ETF)などのETFよりもさらに低コストなのはインパクトがありますね。
純資産総額は約260億円と安定しており、最低100円から積立できる点も魅力です。
ETFと比べて取引が簡単で、つみたて設定ができるため、「少額から高配当投資を始めたい」という方にとって理想的な選択肢といえます。
魅力は「安定」と「高配当」
日経平均高配当株50指数の実績配当利回りは約4.6%と高く、TOPIXや日経平均株価と比較すると2倍近い高水準です。
利回りは相場状況によって変動しますが、構成銘柄の多くが成熟企業であるため、比較的安定した配当が期待できます。
個別株のメンテナンスには自信がないけれど、定期的に配当を受け取りたいという人には魅力的な商品だと思います。
日本市場では高配当株が強い
近年の日本市場では「高配当株のリターンが市場平均を上回る」傾向が続いています。
2001年以降の長期データを見ても、日経平均高配当株50指数は、TOPIXや日経平均株価を大きく上回るパフォーマンスを記録しています(下図参照)。
特に最近の日本企業は、資本効率改善や株主還元の強化を進めており、「配当と株価成長を両立できる銘柄群」が増えています。
その恩恵を効率よく取り込めるのが、日経平均高配当株50に連動するファンドの強みです。
下落局面にも強い安定感
もうひとつ注目すべきポイントは、「下落相場に対する耐性」です。
過去のデータを見ると、上昇局面では日経平均株価の約91%の上昇率に追随しつつ、下落局面では日経平均よりも下げ幅が小さい傾向があります。
つまり、リターンをある程度確保しながら、暴落時のダメージを抑えられる構造です。
この性質は、配当利回りの高さがクッションとして働いているためで、長期投資家にとっては大きな安心材料となります。
日経平均株価と比べてやや守備的な値動きとなるため、「投資初心者でも安心して持てる高配当ファンド」といえるでしょう。
有名企業がズラリ!構成銘柄トップ10
日経平均高配当株50の構成銘柄には、日本を代表する優良企業が多く含まれています。
例えば、武田薬品工業、川崎汽船、日本郵船、日本たばこ産業、アステラス製薬、野村ホールディングス、三菱商事、みずほフィナンシャルグループなどが挙げられます。
製薬・海運・商社・金融といった、業種分散の取れた構成で、景気の波に左右されにくいのが特徴です。
また、旬を過ぎた銘柄は自動的に入れ替えられるため、個別株のように「どの銘柄を買うか」を悩む必要がありません。
「ほったらかしで高配当」を実現できる点がこのファンドの最大の強みです。
まとめ:高配当投資を気軽に始めたい人に最適
Tracers 日経平均高配当株50インデックスは、高配当株が強いという日本市場の特性にマッチした優れたファンドです。
信託報酬が年0.10725%と非常に安く、年6回分配金がもらえるのも魅力的です。
キャピタル狙いの若い人には不向きですが、インカムの積み上げを狙いたい世代にはおすすめです。
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