神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

研修医の時からiDeCoを積極的に活用すべきか?

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おはようございます。

当ブログの読者の研修医の先生から以下のご質問をいただきました。 

初めまして。

研修医2年目で最近、資産運用についての勉強を始めたばかりです。

ちゅり男さんのブログはとても読みやすく、大変勉強になりました。

楽天モバイルやkyashカードなど日常生活で節約できる部分を大幅に改善することができるようになりました。

ありがとうございます。

 

積み立てNISAとidecoも開始しようとしているのですが、idecoについて他のブログで下記のような記述を見つけたのですが、正直、あまり理解できておらず、ちゅり男さんはどのように考えているのかをお聞きしたく連絡させていただきました。

お時間あるときで良いのでよろしくお願いします。

「60歳で受け取るときにも税金がかかって退職所得控除(勤続年数20年以下なら40万円×年数)を上手く使わないと節税効果が吹き飛ぶが医師の場合使いにくい。だから年収1000万近くになるまでは考えなくて良い。」

ご質問ありがとうございます。

結論から書きますと、バイトを組み合わせれば先生は来年に年収1000万円を超えることは確実ですので、iDeCoに加入しても問題ないと思います。

学位取得に意味があるかは置いておいて、もし将来的に大学院進学を考えているのであれば、その間はiDeCoの掛け金が毎月68000円となり絶大な節税効果を生みます。

以下、退職所得控除の件について考察します。

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研修医の時からiDeCoを積極的に活用すべきか?

60歳でiDeCoを、5年空けて職場の退職金を受け取るのがベスト

退職所得控除を最大限に活用するためには、iDeCoと職場の退職金を以下のように受け取るのが最適です。

1) 60歳時にiDeCoを全額受け取る

2) 65歳時に職場の退職金を受け取る(65歳退職が可能ならば)

ただし、iDeCoの受給開始年齢引き上げなども検討されていますので、将来がどうなるかは不明です。

 

65歳退職にするならば高所得層の医者にはiDeCoは有利

時期を同じくして複数の退職金を受け取ると、同じ退職所得控除の枠を使用することになりますので、多額の税金を差し引かれて損をします。

 

最重要ポイントは以下の2点です。

1) 確定拠出年金(iDeCo含む)は、過去14年以内に他の退職金の受取が存在すると損をする

2) 退職金は、過去4年以内に他の退職金の受取が存在すると損をする

 →5年以上経過すれば退職所得控除を利用可能

 

1)の方が条件が厳しいので、仮にiDeCoを60歳で受け取る場合、損をしないためには45歳より以前に退職しなければならないことになり、これは現実的ではありません。

2)に関しては比較的条件がゆるく、iDeCoを60歳時に受け取ってしまえば、そこから5年空けて別の退職金を受け取るのはOKです。

よって、60歳時にiDeCo、65歳時に職場の退職金受取がベストです。

今後税制が変わるかもしれませんが、現状では確定拠出年金を先に、職場の退職金は後でもらうべきだということですね。

 

60歳退職ならば、iDeCoの受給タイミングを1年でも遅らせます

もし60歳での退職が絶対条件ならば、iDeCoの受給を1年でも遅らせるのがベストです。

絶対にやってはならないのは、職場の退職金とiDeCoを同じ年に受け取ることです。

退職金というのは税制上非常に恵まれており、

「(退職金収入 − 退職所得控除)x 0.5」

の金額しか課税所得になりません。

ただし、同じ年に職場の退職金とiDeCoを両方受け取ってしまうと、退職金収入が非常に大きくなってしまいますので、所得税率が上がりやすいです。

1年でもずらせば、退職所得控除は重複して活用できないものの、退職金収入の部分が職場の退職金とiDeCoで別々の年に計算されますので、税金の合計金額は抑えられます。

よって、退職年齢が60歳で固定の場合はこちらがベストな方法になります。

 

医局人事で動く転勤族の場合はiDeCoは利用すべき

要するに、退職所得控除に関しては以上のようなことを勘案すればいくらか対処法は存在します。

しかも、医局人事で数年〜10年程度で転勤を繰り返すような勤務医の場合には、残念ながら退職金の金額自体が大きくないため、退職金にかかる税金の金額というのはしれています。

私は、iDeCoの利用価値がぐっと上がるのは課税所得金額が900万円を超えてからだと思っていますが、先生が研修医を終えて割のよいバイトを組み合わせれば比較的早期にそうなるのではないでしょうか。

であれば、iDeCoに早めから加入しておくことは悪くないと思います。

ただし、本日の内容はあくまで医局人事で頻回に転勤する可能性がある勤務医を想定していますので、他のケースでは必ずしも該当しません。

あと、先生がもし将来的に学位取得のため大学院進学を考えている場合には、その間はiDeCoは毎月68000円まで拠出することができます。

そうしますと、iDeCoによる節税効果が凄まじいことになりますので、大学院進学の場合には迷わず加入すべきということになります。

 

まとめ 

私は、基本的には勤務医とiDeCoの相性はよいと考えています。

特に、将来大学院進学を考えている場合には絶対に加入すべき制度と言えます。

 

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こんな記事も書いています。

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