おはようございます。
楽天が新たに「ポイント運用 by 楽天PointClub」というサービスを開始しました。
楽天ポイントを投資信託の基準価格に連動して運用できるサービスです。
楽天証券口座内でのポイント投資と混同しやすいのですが、こちらは楽天証券の口座を持たない方でもポイントを利用して気軽に投資「体験」をしてもらうことを目的としています。
すでにある程度の投資経験のある方はこのサービスを利用する意義はあまりなく、証券会社の口座内でポイント投資をした方がよいでしょう。
本日は「ポイント運用 by 楽天PointClub」についてまとめます。
【楽天のポイント投資】ポイント運用 by 楽天PointClubの概要
ポイント運用 by 楽天PointClubの主な対象者は?
今回の「ポイント運用 by 楽天PointClub」ですが、主な利用対象者は以下の通りです。
・日常的に楽天市場や楽天カードを利用して楽天スーパーポイントは保有している
・投資経験はなく、楽天証券の口座は保有していない
・ポイントを利用してお試しで投資「体験」をしてみたい
といった方です。
ポイント投資を通じて投資に興味を持ってもらい、将来的には楽天証券の口座開設へつなげるのが狙いでしょう。
後述しますが、漫然と利用し続けるようなシステムではありません。
投資対象ファンドは?
運用コースは「アクティブコース」と「バランスコース」の2つがあるようです。
それぞれ、以下のファンドの基準価格に連動します。
1) アクティブコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
2) バランスコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
株式重視型は、全世界の株式市場と債券市場に70:30で投資をします。
債券重視型はその真逆で、全世界の株式市場と債券市場に30:70で投資をします。
なお、楽天・インデックス・バランス・ファンドに関しては、以下の記事で解説していますので、ご興味ある方はどうぞ。
すでに楽天系のサービスを使いこなしている人には不要
すでに楽天市場の各種キャンペーン、楽天証券、楽天カードなどの武器を自由自在に使いこなしている方にとっては、今回のポイント運用 by 楽天PointClubはあまり関係ないニュースではあります。
なお、楽天系サービスの効率的な活用法は以下の記事でまとめています。
楽天ポイントはポイントの汎用性が高いこと、また、楽天証券はネット証券でSBI証券に次ぐ第2位の口座数を誇りますので、顧客の囲い込みが容易なのが強みです。
NTTドコモ系のdポイントや、クレディセゾンの永久不滅ポイントを利用したポイント投資も始まっていますが、これらの会社は「ポイントで投資をしてポイントで受け取る」までで終わりです。
早めに楽天証券の口座開設をして、証券口座内のポイント投資へ切り替えを
【楽天PointClub】:ポイント運用 から引用
上図のように、今回の「ポイント運用 by 楽天PointClub」はあくまでポイント投資してポイントで引き出すものですから、この制度を長期に使い続けるのはおすすめできません。
ポイント投資で投資の感覚をつかんだら、早い時期に楽天証券の口座開設をすべきでしょう。
同じポイント投資をするならば、楽天証券の口座からポイント投資をした方が商品選択自由度も高く、現金化可能であることからメリットが大きいのは間違いありません。
また、楽天証券でのポイント投資はSPUのポイントアップの対象ですが、「ポイント運用 by 楽天PointClub」のポイント投資はSPUの対象外ですので気をつけましょう。
まとめ
楽天の「ポイント運用 by 楽天PointClub」ですが、あくまで楽天証券の口座を持たず、今までに投資経験のない方を対象としたサービスです。
楽天証券の口座を保有している方ならば、その口座内でポイント投資をした方が有益でしょう。
楽天証券の口座開設はこちらから。
楽天証券では、楽天カードを利用して投信積立をすると1.0%のポイント還元が受けられるのが大きな魅力です。
こんな記事も書いています。
楽天カードを利用した投信積立でのポイント還元サービスの詳細です。
楽天証券で500円以上のポイント投資をすることで、楽天SPUのポイントアップを受けることが可能です。この楽天市場との連携が大きな魅力ですね。