おはようございます。
楽天投信投資顧問から、超低コストのバランスファンド3本が発売されることになりました。
今回もアウターガイさんの速報で知りました。
いつも有益な情報を提供していただき、ありがとうございます。
楽天バンガード推しの私としては、このバランスファンドは既存のバランスファンドよりもかなり期待できると思います。
楽天・インデックス・バランス・ファンドの3本はバランスファンドの大本命
アウターガイさんの速報によれば、楽天投信投資顧問から超低コストのバランスファンドが3本発売されることになりました。
商品名は「楽天・インデックス・バランス・ファンド」で、
1) 株式重視型 → 株式 70:債券 30 信託報酬 0.235%
2) 均等型 → 株式 50:債券 50 信託報酬 0.245%
3) 債券重視型 → 株式 30:債券 70 信託報酬 0.255%
の3つになります。
株式と債券の投資対象は?
このうち、
株式部分:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
債券部分:バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド
を投資対象としています。
つまり、一本で全世界の株式市場と債券市場に広く分散投資が可能なバランスファンドです。
そして、各個人の好みに応じて株式と債券比率の異なる商品を選択できるよう、3つの商品がラインナップされたことになります。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)は特に期待できる
0.2%台の信託報酬で、このような優れた内容のバランスファンドが購入できるというのは、素晴らしいことだと思います。
さて、次に株式と債券の投資割合が異なる3つの商品の中からどれを選択すればよいかという話にうつります。
一般論になりますが、株式比率は「100 − 年齢(%)が適正」であるという理論を信じるならば、30代の方ならば「株式重視型」を選択するのがよいことになります。
私は、株式に重点を置いたポートフォリオを組んでいますので、自分がもし購入するとしたら迷わず「株式重視型」を購入しますね。
50代以上の方は楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)も魅力的
年齢が上がるにつれて、大きく勝つことよりも大きく負けないことを意識した投資に切り替えていくことが重要です。
一般的に、株式は期待リターンが大きいものの、短期的な暴落では最悪のケースでマイナス50%〜60%程度の損失を見込んでおく必要があります。
一方、債券に関しては、暴落時にも株式ほど値下がりすることはありません。
リーマンショックの経験からは、10%程度の下落を見込んでおけばよいでしょう。
つまり、債券比率を高めることでポートフォリオの暴落に対する耐性を高めることができます。
若い方は、「株式重視型」を選択して長期保有でのリターンを積極的に狙いにいくべきだと思いますが、50代以上の方は「均等型」を選択するのもありではないでしょうか。
この内容で信託報酬0.2%台は魅力的です
バランスファンドの最大の魅力は、これ一本購入しておけば自動的にリバランスをしてくれるため、真の意味で手間いらずな投資が実現できる点にあります。
とはいえ、今までのバランスファンドには、資産配分に難がある商品が多いのも事実でした。
具体的には、
1) REITへの投資割合が多すぎる
2) 外国債券、特に新興国債券市場への投資割合が多すぎる
3) 外国株式(特に先進国株式)への投資割合が少なすぎる
といったものです。
「8資産均等型」や「6資産均等型」といった商品が上記に該当しますね。
私の個人的な意見としては、超低コストで、シンプルに世界全体の株式市場と債券市場に分散投資をするバランスファンドは、今までにありそうでなかったポイントだと思います。
楽天VTや楽天VTIの発売が発表された時もインパクトがありましたが、最近の楽天さんは次々と攻めてきていますね。
まとめ
私自身はバランスファンドは利用していませんが、リバランス不要で全く手間がかからないという点で、一部の投資家からは根強い人気があります。
バランスファンドの中では、「楽天・インデックス・バランス・ファンド」の3本は最有力候補といえるでしょう。
こんな記事も書いています。
既存の商品の中では、資産配分的に世界経済インデックスファンドが好みでしたが、信託報酬が割高でした。楽天・インデックス・バランス・ファンドは資産配分も信託報酬も魅力的な水準です。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)もよい商品ですが、個人的には日本株式の割合がオーバーウェイトかと感じています。
ロボアドバイザーも手数料がもう少し下がると魅力が増しますね。