神経内科医ちゅり男のブログ

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「信用スコア」は日本でもインフラとして定着しうるのか?

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おはようございます。

「信用経済」という言葉をご存知でしょうか。

中国では、個人に対して「信用スコア」がつけられ、信用スコアの高低によって受けられるサービスが異なってきます。

「信用スコア」とは、お金の貸し借りや各種サービスの利用状況など、普段の行動履歴から個人の信用力が点数化され、可視化されたものです。

スコアが高ければ、物を購入したりサービスを受ける時に優遇措置が適応されますが、スコアが低いと一部のサービスが利用不可になったりするわけです。

日本で信用経済が本格的に普及するかどうかは不透明ですが、知識として知っておくことには価値があると思います。

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「信用スコア」は日本でもインフラとして定着しうるのか?

中国で信用経済が定着した流れ

中国では、2014年から国主導で信用経済の構築に力を入れてきました。

国だけでなく、個人信用情報を扱う民間企業が登場し、各社が算出する「信用スコア」が生活インフラとして定着してきました。

 

今現在は、

1) 中国人民銀行による信用調査

2) 民間企業8社による信用調査

の二本立てで行われていますが、今後は一本化され、より大きなネットワークが構築される可能性があるようです。

中国では、上述の信用調査によって算出される「信用スコア」がインフラとして定着しつつあり、信用スコアが低いとローンが組めないといった事態が発生します。

 

日本に信用経済が到来する可能性は?

日本と中国では国家体制も国民性も大きく異なりますので、各個人に対して「信用スコア」を付与するということ自体に抵抗感が大きそうです。

しかし、信用スコアをつける試みは一部の日本企業でも始まっています。

実際、LINEやメルカリなどの大手企業は独自の信用スコアを付け、それを金融事業やレンタルサービスに活用していくことを検討中です。

特に、メルカリのような個人間でやり取りをするサービスの場合には、相手から受ける評価の高低がその人の信頼度に直結するというのは大変分かりやすいですね。

あまりに不誠実な対応を続けますと、サービスの利用に制限がかかるのは当然といえば当然でしょう。

信用経済が普及している中国では、信用スコアが低いと合コンへの参加や結婚にも支障をきたすようですから、うかつな行動はとれませんね。

 

IoTの発展により、行動履歴が蓄積されることは間違いない

一人一台以上のスマホを保有することが当たり前の世の中になりました。

スマホのアプリには自動連携機能がついているものも多く、サービス利用者が増えるにつれて企業に個人情報が集積されていきます。

また、私が愛用しているマネーフォワードも、各家庭の資産状況という一部の企業にとっては喉から手が出るほど欲しい情報を保有していることになります。

その他、Amazon EchoやGoogle Home、LINE Clovaといったスマートスピーカーが発展していくことは間違いありません。

一家に一台のスマートスピーカーが当たり前という世の中になれば、家庭内の行動履歴が蓄積されていく可能性があります。

これらのサービスは利便性が非常に高く、一度使い始めるとやめることが困難です。

私も、個人情報の心配はありながらもマネーフォワードは使い続けていますし、これ無しの生活は考えられないほど生活の一部になっています。

無自覚なうちに個人情報や行動履歴が企業に蓄積されていくという流れは、今後ますます加速していくことは間違いなさそうです。

 

患者が医者の信頼度を評価する世の中になったらどうしましょう

これからは、病院へ通院する高齢の患者さんもスマホを持つのが当たり前の時代になります。

外来診察が終わった後に、スマホを通じてネット上で担当医の評価をして、それが医者の信用スコアとして算出される世の中になったら脅威ですね。

信用スコアの低い医者は給与などの待遇が悪くなるとなれば、うかつな行動はできませんw

逆に、病院側から見て信用スコアの低いクレーマーの患者さんは、その病院自体を利用できなくなるというのも面白いかもしれません。

 

まとめ

日本では、中国ほどの極端な信用経済が普及する可能性は低いかもしれません。

しかし、各企業ごとに顧客の信用スコアをつけ、そのレベルによって受けられるサービス内容がかわるといったことは十分に起こりうるでしょう。

 

 

こんな記事も書いています。

信用経済が普及したら、保険は信用スコアによって料金体系が変わる世の中になりそうです。

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楽天は楽天市場、楽天でんわ、楽天モバイルなど様々なサービスを展開しており、利用サービスが多くなるにつれてSPUのポイントアップ倍率が上がります。これも一種の信用力を見ているのかもしれません。

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 各個人の健康状態も、将来的にはスコアとして算出される世の中になるかもしれません。

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