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【徹底解説】Tracers S&P500トップ10インデックス|マグニフィセントセブン集中投資の魅力と注意点

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おはようございます。

本日は、「Tracers S&P500トップ10インデックス」をご紹介します。

名前のとおり、S&P500を構成する500銘柄のうち、時価総額トップ10の銘柄のみに集中投資する商品です。

大半が「マグニフィセントセブン」などのビッグテックで構成されています。

信託報酬が年0.10725%と安いのも魅力で、初心者向きとは言えませんが、高リターン狙いの投資家から人気を集めています。

お忙しい方向けに60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、よろしければどうぞ!

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Tracers S&P500トップ10インデックスとは?魅力とリスクを徹底解説

 

Tracers S&P500トップ10インデックスの基本情報

「Tracers S&P500 トップ10インデックス」はアモーヴァアセットマネジメント(旧日興アセットマネジメント)から販売されている投資信託です。

S&P500の約500銘柄のうち、時価総額トップ10社にのみ、時価総額加重平均に応じて集中投資する商品です。

原則として、毎年6月に構成銘柄の見直しがあり、年4回構成比率のリバランスが実施されます。

 

 

圧倒的な高パフォーマンスの背景

S&P500トップ10の最大の魅力は、なんと言ってもS&P500を圧倒する高パフォーマンスです。

以下のチャートによれば、過去11年間で9倍以上に急成長し、S&P500を上回っています。

近年の米国株を牽引してきたのはGAFAMやエヌビディアなどのビッグテックであり、これら勝ち組厳選による高リターンが期待できます。

 

 

構成銘柄は「マグニフィセントセブン」が中心

S&Pトップ10指数の構成銘柄を見ていきます(下図参照)。

世界をリードするビッグテック、いわゆる「マグニフィセントセブン」が大半を占めています。

時価総額加重平均ですので、その中でも時価総額が高いエヌビディア、マイクロソフト、アップルの比率が高く、この3社だけで50%以上を占めています。

 

 

セクター構成とリスクの特徴

S&P500トップ10のセクター構成を見ていきます(下図参照)。

構成銘柄の大半がマグニフィセントセブンなどのビッグテックなので、情報技術セクターが60%近くを占めています。

 

 

このように、ハイテク銘柄への集中投資に近く、しかも10銘柄と分散性が低いため、値動きが大きい点には注意が必要です。

初心者向けの商品とは言えませんが、長期保有すれば高リターンが期待できるのも事実です。

ポートフォリオの主役には不向きですが、サテライト投資枠で少額保有してみるのも面白いでしょう。

 

他のテック集中型インデックスとの比較

Tracers S&P500トップ10インデックスの商品概要です。

この商品の最大の特徴は、信託報酬が年0.10725%と超低コストであることです。

テック集中型の投資信託にはiFreeNEXT FANG+インデックスや一歩先いくUSテック・トップ20もありますが、信託報酬が前者は年0.7755%、後者は0.495%です。

Tracers S&P500トップ10インデックスのコストの安さが際立っています。

 

 

先ほど述べたとおり、たった10銘柄への集中投資なので分散性は低く、個別株投資に近い性質を持ちます。

ある程度投資慣れした中級者以上におすすめと言えるでしょう。

 

まとめ:Tracers S&P500トップ10インデックスは高リターン狙いのサテライト投資向け

Tracers S&P500トップ10インデックスは、マグニフィセントセブンを中心とした米国トップ企業に集中投資できる低コストファンドです。

分散性は低いものの、高リターンを狙いたい中級者以上のサテライト投資先として魅力的な選択肢と言えるでしょう。

 

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