
おはようございます。
新NISAが始まって早くも1年9ヶ月が経過しました。
2025年9月現在、「日本株も米国株も絶好調」「円安で外国株が買いにくい」こともあり、新規投資を躊躇してしまった方も多いようです。
確かに、「どうせ同じ株を買うならば暴落を待って値下がりしてから」という気持ちになるのはよく分かります。
私自身も、2020年のコロナショック時に思い切って買い付けた資産が今2.5倍以上に増えて大活躍してくれているので、できれば安く買いたいです。
2020年のコロナショックの時に思い切って買い付けた資産が今大活躍してくれています。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) January 2, 2024
このように逆張り投資は明らかに有効ですが、いざ大暴落が来ると怖くて大胆には買えません。
基本は積立投資にしておいて、暴落時に使えるお金をちょっと取っておく程度がよいでしょう。
しかし、よくよく冷静に考えてみれば、投資の素人が考えているようなことは皆同じことを考えています。
よって、そう都合よく暴落がやってきて、自分だけがチャンスを掴めるはずがないのです。
弊ブログで推奨しているインデックス投資であれば、思いついた時にすぐに開始し、相場の上下動に関係なく毎月積立でコツコツ積み上げるのが王道でしょう。
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暴落は都合よくやってこない。「機会損失」のリスクを知ろう
私の個人的な経験から、暴落というのは急にやってきます。
暴落の時期やその規模を正確に予測することは不可能であり、どちらかと言うと「そっと忍び寄ってきて、気がついた時には巻き込まれている」イメージです。
よって、自分がこれから投資を始めるから都合よく暴落に来てもらって安く買いたいというのはまず不可能です。
暴落を待って投資することのリスクとして、「機会損失」のリスクがあります。
全世界株式インデックス投資の場合、世界市場というのは資本主義システムが続く限り、長期では成長し続けるものです。
期待リターンがプラスの商品に投資するわけですから、投資を始めるのを先延ばししすぎると、その間に価格が上がってしまい投資機会を逸するリスクがあるのです。
損をするリスクと比べると「機会損失」のリスクはあまり語られませんが、長期投資では決して無視できないリスクの1つなので覚えておきましょう。
投資経験の浅い人に大暴落時の「逆張り投資」はできない
もう一つ逆張り投資の注意点として、「暴落時に株を安くなった株を買うなんて簡単でしょう」と安易に考えがちなことが挙げられます。
暴落が終わった後に株価チャートを振り返れば、どのタイミングで株を買えばよかったかは一目瞭然です。
しかし、暴落の最中は「どこまで株価が下がるのか予測できない恐怖」との戦いです。
自分の手持ち資金をどう管理して、どのタイミングでいくらずつ株を買うかといった判断には相当な知識や胆力が求められます。
投資経験が浅い人であれば、
・暴落が来たけれど怖くて何も買えずにそのまま終了
・暴落初期に手持ちの現金を使い果たし、真の暴落の底では全く買えずに終了
といった事態になることは目に見えています。
オール・カントリー系投資信託の積立投資に徹するべき
これらの事実を踏まえると、投資初心者の方であれば、
1) 暴落を待つなど、投資タイミングを見極める行為はやめる
2) 相場の上下動に関わらず、オール・カントリー系投信を毎月積み立てる
3) 暴落時に使えるお金を少しだけとっておく
くらいがちょうどよいでしょう。
基本的には1と2だけで十分なのですが、暴落が来た時に現金がゼロで株が買えないというのもストレスなので、少し投資資金をおいておくのもよいでしょう。
ただし、暴落時用にとっておくお金はあくまでおまけ程度です。
毎月積立投資の方が主流であり、暴落時の追加投資はうまくいったらラッキーくらいに考えておくのがちょうどよいでしょう。
まとめ:相場を読まずオルカン積立を続けるのが最善策
2025年9月現在、「株高」「円安」で推移しており、株式投資、特に外国株投資に躊躇してしまう方が多いようです。
実際には、相場のタイミングを読まずにオール・カントリー系の投資信託を積立投資すればよいので、投資は今すぐに始めるのが正解です。
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