おはようございます。
世の中には、本人は努力しているという意識もなく自然体で資産形成できる人と、お金を貯めるのが苦手でどんなに努力をしてもダメという人がいます。
その両者の違いが何かを考えてみると、もちろん就いている職種や給料、家族構成などの差もあるのでしょうが、最も大きいのは「足るを知る」「時間を使う」を実践できているかだと思います。
資産形成は「足るを知る」「時間を使う」ができればイージーゲームに
「足るを知る」ことの重要性
特に苦しい思いをせず資産形成を進めるためには、「足るを知る」ことが重要です。
資産形成って結局のところ、「足るを知る」
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) 2022年10月23日
自分にとって過不足なく居心地の良い水準を見つけられればイージーゲームになりますね。
「足るを知る」とは、自分にとって過不足なく居心地のよい水準を見極めることになりますが、その水準はライフステージや家族構成の変化などで刻一刻と変わります。
よほど変化に乏しい生活をしている方を除き、今の自分にとって心地よい水準が10年後の自分にとっても全く同じとは考えないほうがよいでしょう。
1年に1回程度でもよいので、
・このお金の使い方はすごくよかった!満足感が高かった!
・このお金は使う前はすごく期待していたけれど、使ってみたら思っていたほどではなかった
といった振り返りをする習慣を作りましょう。
この習慣によって自分にとって居心地のよい水準が徐々に分かってくるはずです。
「時間を使う」ことの重要性
「時間を使う」ことの重要性をきちんと意識しているかは資産形成の成功に大きく関わります。
先日以下のツイートをしましたが、資産形成とは結局のところ、
「資産=(収入ー支出+運用益) x 運用期間」
で表されます。
【運用期間を長く確保することの重要性】
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) October 18, 2022
資産形成とは、
「資産=(収入ー支出+運用益)x 期間」
の式に要約されます。
この中で、
・支出を減らすこと
・運用期間を長く確保すること
の2つがコントロールしやすいです。
若くして開始した方が有利と言われる理由です。https://t.co/avo9Aihyk7
投資というと運用益を増やすことばかりに集中しがちですが、実は運用益というのはもっとも確実性が低くあてにならない項目です。
不確実性の高い項目よりも、
・支出を減らす
・運用期間を長く確保する
など自力でコントロールしやすい部分に集中しましょう。
このうち、運用期間に関してはどうやっても高齢の方より若い人のほうが有利です。
「投資は若い時期にはじめたほうが有利」というのはここに理由があります。
「足るを知る」x 「時間を使う」=自然体の投資
「足るを知る」と「時間を使う」ことがうまく掛け合わさると、辛い努力をしているという意識もなく自然体で資産形成・投資ができるようになります。
時間を上手に使うことができれば、投資で一攫千金を狙って超ハイリスクな手法に手を出す必要はなくなります。
足るを知るが自然体で実践できれば、辛い思いをすることなく支出を抑えることが可能です。
年齢を重ねて収入が増えたとしても「足るを知る」「時間を使う」ことの重要性を忘れなければ、どんどん資産形成が簡単になり楽しくなってくるでしょう。
まとめ
資産形成は「足るを知る」と「時間を使う」がうまく掛け合わさると簡単になります。
逆に、それらうまくいかないといつまでもゴールが見えない苦痛なものになります。
【これからインデックス投資を始める方が読むべき本2選】
1. 投資の大原則
インデックス投資の大御所、バートン・マルキールとチャールズ・エリスの共著です。
文章も読みやすく文量も適切なため、インデックス投資を理解するための初めの1冊として強くオススメします。
2. ウォール街のランダム・ウォーカー
バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』
文章に若干読みにくさはあるもののインデックス投資家ならば一度は読んでおきたい名著であることに間違いありません。
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人気絶頂のオルカンやS&P500も株式100%なのでそれなりにハイリスクです。
資産配分をきちんと考えるようにしましょう。
持株会はお得な点もありますが、自社が長期投資先として優れているかという視点を忘れないようにしましょう。
お金の余裕は心の余裕につながるのが最大のメリットだと思います。