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新NISA「オルカンやS&P500なら安全」は嘘。何を買うかではなく資産配分に注意。

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おはようございます。

新NISA開始に向け、Xの投資家界隈では、

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がよいのか、S&P500がよいのか

・年初に360万円一括で投資する方法はないのか

・少しでもポイントが多くもらえるお得な積立方法は何か

といった高度が議論が展開されています。

 

 

ところが、リアルワールドでは「これまでの投資経験ゼロ」「貯金も50万円貯めるのがやっと」という方も多いはずです。

そういった方が、SNSの言説を信じ込み、新NISAでオルカンやS&P500を買いまくってしまうと、知らない間に「リスクの取りすぎ」「攻めすぎ」になっている可能性があります。

 

新NISA「オルカンやS&P500なら安全」は嘘。何を買うかではなく資産配分に注意。

 

オルカンもS&P500も「株式の集まり」に過ぎない

Xで投資界隈の発言を観察していると、大半の方が、

・新NISAで購入すべき金融商品はどれか?

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がよいのか、S&P500がよいのか

といった議論をしています。

 

全世界株式推奨派にはその理由が、S&P500推奨派にもその理由があるはずですが、より大きな視点で考えると、どちらも「株式の集合体」であることに変わりありません。

株式である以上、どれだけ分散されていたとしても、大暴落時には40%〜50%下がる可能性があります。

そういったリスクを理解せず、「オルカンやS&P500は有名な人も皆オススメしているから安心!」と飛びつくのはやめましょう。

 

NISAは「株式100%」が有利に違いないが、「買いすぎ」「攻めすぎ」には注意

NISAの最大のメリットは「配当金や運用益に本来かかる税金(約20%)が非課税になること」です。

このメリットを最大限に活かすためには、やはり長期的にもっとも高いリターンが期待できる株式に集中投資することが重要です。

 

とはいえ、これまでの投資経験がゼロで、預貯金も100万円くらいしかない人がいきなり全力でオルカンやS&P500を買いまくるのはオススメしません。

資産形成に限った話ではありませんが、どんな分野でも「正しいやり方」というものがあります。

周囲が「新NISA、新NISA!」と盛り上がっていると冷静さを失いがちですが、そんな時ほど基本に立ち返りましょう。

 

預貯金を含めたトータルの資産配分に注目しよう

もちろん、すでに1億円も現金を保有している人であれば、新NISAでどんどんオルカンやS&P500を買っていけばOKです。

ところが、そんな人はごく少数であり、大半の人は預貯金も少ない中、毎月コツコツと貯めたお金を新NISAに回すのが現実的でしょう。

 

もしそうであれば「リスクの取りすぎ」に気をつける必要があります。

まずは冷静になり、

・生活防衛資金は必要な金額確保できているのか?

・新NISAで買ったオルカンやS&P500が仮に半値になっても生活は問題ないか?

・自分の性格から考えて、最大でどれくらいのマイナスなら許容できるか?

といった基本を押さえましょう。

 

そもそも手持ち資金が50万円しかなければ、投資などしている場合ではありません。

もっと頑張って貯金しましょう。

仮に一時的でも20%〜30%の下落に耐える自信がなければ、預貯金を多めに持っておけばよいのです。

新NISAの非課税期間は「一生」ですから、自分に合った方法で長く続けられる工夫をしましょう。

 

まとめ

皆がオススメしているからと言って、何も考えずにオルカンやS&P500を買いまくるのはやめましょう。

リスク許容度は人それぞれです。自分に合ったアセット・アロケーションを検討しましょう。

 

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