おはようございます。
サラリーマンの方であれば定期的に昇給の機会があると思いますが、昇給した分の100%を消費に回してしまうと資産形成のゴールが遠のきます。
資産形成を進めるための鍵は貯蓄「率」にありますが、昇給した分のすべてを消費に使ってしまうとかえって貯蓄率は下がってしまうからですね。
昇給があった時、上がった給料の分生活レベルを上げてしまう方は資産形成に向いていません。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) October 24, 2023
毎月の支出が増えた分、昇給したのにかえってゴールが遠のいています。
最低でも昇給した分の50%は投資などの資産形成に回す覚悟が必要です。
では、どうすればよいかと言うと、おおまかに見積もって「昇給した分の50%は投資に回す」というルールを作っておけばOKです。
つまり、増えたお金の50%以内を楽しみのために使い、残りの50%は将来のために取っておくという考え方ですね。
昇給した給料の100%を消費すると経済的自立が遠のく!50%で楽しみ、50%は投資しよう。
1. 昇給した給料のすべてを消費に回すと資産形成のゴールは遠のく
資産形成のゴールをどこに設定するかは人によって異なります。
「老後のお金の不安が取り除ければそれで十分」という方もいるでしょうし、「会社を辞めてもお金の不安がない状態、つまりFIRE可能な状態がゴール」という方もいるでしょう。
より高いハードルを設定している方ほど、より貯蓄率を高める工夫が必要です。
さて、サラリーマンの方の中には、定期的な昇給がある方も多いでしょう。
その場合、昇給した給料の100%を消費に回してしまうと資産形成のゴールが遠のいてしまいます。
2. 昇給した給料の50%は投資に回すことが重要
給料が上がった時、昇給した分をすべて消費に回してしまうと、単純に毎月の支出が増えることになります。
そうなると、給料は上がったにもかかわらず、貯蓄「率」は低下することになります。
以下の過去記事の通り、早期の経済的自立達成の鍵を握るのは貯蓄額ではなく貯蓄「率」です。
もちろん、昇給した給料の一部を楽しみのために使うのはOKですが、貯蓄率が下がらない範囲に抑える必要があります。
その1つの目安として、「昇給した分の50%は投資に回す」というルールが有効です。
数値的な根拠については、以下の『JUST KEEP BUYING』という書籍に書かれていますので興味ある方は読んでみてください。
もちろん、それ以外にも資産形成の王道をいく内容がもりだくさんなので、読んでおいて損はありません。
3. 夏と冬のボーナスも50%は投資に回そう
夏と冬のボーナスが支給される方は、やはりその50%を投資に回すようにするとよいでしょう。
毎月の給料と異なり、ボーナスに関しては仮にそれが支給されなくても、生活レベルさえ変えなければ普通に暮らしていけるはずです。
ボーナスの50%は自分や家族の楽しみのために思い切って使い、残り50%は将来のために投資に回すと考えればよいでしょう。
1) 昇給があったりボーナスが支給されたら、その50%を投資に回す
2) 無理のない範囲で給与天引き貯金を行い、そのお金を投資に回す
この2つのルールを愚直に守り続けていけば、資産形成はゆっくりながら確実に進んでいくと思います。
まとめ
昇給した時、そのお金を100%消費に回してしまうと経済的自立が遠のきます。
「50%以内で楽しみ、50%は必ず投資する」というルールを作るとよいでしょう。
夏や冬のボーナスに関しても同様ですね。
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FIREについて学ぶために、以下の2冊をおすすめします。
1冊目は『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』です。
4%ルールについても触れていますし、若い時は思い切って株式100%(インデックスファンド)のポートフォリオを勧めているのも面白い点です。
2冊目は『FIRE 最強の早期リタイア術』です。
FIREを語るうえで避けては通れない、FIREブームの先駆けとなった一冊です。
これを読まないと議論にならないので絶対に読みましょう。
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