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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と先進国株式インデックスの併用はありか

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おはようございます。

弊ブログの読者から「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と先進国株式インデックスの併用について」以下のご質問をいただきました。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) とeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの併用は弱気すぎるでしょうか。

57才の地方公務員です。

いつも楽しく拝読させて頂いております。

現在、老後資金として、idecoは全て全世界株式(オール・カントリー) 、積立NISAで全世界株式(オール・カントリー)と先進国株式を半々、その他余剰資金約18万円を同じく全世界株式(オール・カントリー)と先進国株式を半々として積立しております。

理由は、日本株にあまり期待していないので日本が含まれない先進国株式を消去法で選定しているのと、米国のみも少し心配なため全世界株式(オール・カントリー)を選定しております。

退職しても、積立NISAと余剰資金の積立(額は減りますが)は継続したいと考えております。

御助言がございましたらよろしくお願いいたします。

 

ご質問ありがとうございます。

結論としては以下の通りです。

1) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim先進国株式インデックスの併用は問題ありませんが、かなりの部分が重複します

2) 日本株には期待しておらず、先進国市場だけへの投資でよければeMAXIS Slim先進国株式インデックス一本でよいです

3) 日本株に期待していないが、新興国は含めたいのであれば、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)一本でよいです

以下1つ1つ掘り下げて見ていきます。

 

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と先進国株式インデックスの併用はありか

 

1. eMAXIS Slimオール・カントリーと先進国株式インデックスは重複が大きい

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim先進国株式インデックスはどちらも大変優れた商品です。

両方とも長期保有して全く問題ない優良商品だと思いますが、その一方で両者はかなりの部分で重複しています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に占める日本株の割合は6-7%、新興国株の割合は10%強に過ぎません。

よって、両者を半々で購入した場合、実際には米国を中心とした先進国市場(日本を除く)への投資が大半となります。

このあたりを理解したうえで、両方の商品を積み立てているのであれば問題ないかと考えます。

 

2. 日本株以外の先進国市場への投資ならば先進国株式インデックス一本でよい

私個人の意見として、日本株と新興国市場の両方ともに期待していないのであれば、eMAXIS Slim先進国株式インデックス一本に絞ってよいと思います。

これ一本で、20以上の先進国に存在する1000以上の銘柄に分散投資が可能です。

信託報酬も0.1023%と超低コストですので申し分ないですね。

米国株だけならばeMAXIS Slim米国株式(S&P500)や楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)、SBI・Vシリーズがおすすめですが、

「米国のみも少し心配」とありますので、先進国株式インデックスはちょうどよいのではと思います。

 

3. 日本を除き、新興国市場は含めたいならばeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)でよい

日本株には期待していないが新興国市場には期待しているのであれば、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)がよいと思います。

私自身は、全世界インデックスに占める日本株の割合は6-7%程度に過ぎないので、日本を含む・含まないでパフォーマンスに大差は生じないのではないかと考えています。

 

日本市場だけ除く積極的な理由は見当たらず、ファンド純資産総額を見ても「オルカン」が圧倒的な人気を集めているのは明らかですので、世界市場丸抱えの方が支持率は高いと言えるでしょう。

よって、投資を始めたばかりの方には、最もシンプルかつオーソドックスなeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめしています。

インデックス投資の最終兵器的な商品ですので、細かいところにごちゃごちゃこだわるよりも、この商品だけを信じて積み立てる方がよいのではないかと思っています。

 

まとめ

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim先進国株式インデックスはどちらも大変優れた商品であり、長期保有して問題ありませんが、両者はかなりの部分が重複していることに注意しましょう。

 

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