神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)はどちらがよいのか?

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おはようございます。

当ブログの読者の方から、以下の記事をお読みになった感想として以下のご質問をいただきました。

www.churio807.com

はじめまして。

いつも大変参考になるブログを掲載して頂き、興味深く拝読しています。

どうもありがとうございます。

さて、文章を読み進めていく中、最後のところで「アレ?」と思いました。

「eMAXIS Slim 全世界株式」のところです。

「eMAXIS Slim S&P500」がくるものだと思っていました。

「eMAXIS Slim 全世界株式」も確かに納得です。

ただ、パフォーマンスを期待するなら、S&P500だと思っていたからです。

初心者向けではない、という意味なのか、何かしら全世界株式に優位性があるということなのか。

お手すきの頃に教えて頂けますでしょうか。

蛇足ですが、我が家は私と妻、積立NISAとiDeCoどちらも、「eMAXIS Slim S&P500」だけを満額積立しています。

失敗だったかなぁ…。

ご質問ありがとうございます。

eMAXIS Slim全米株式(S&P500)か全世界株式(オール・カントリー)のどちらが優れているか、という議論は結論が出ないのであまり意味がありません。

以下の点を踏まえたうえで、最終的には各個人が納得できる戦略をとればよいでしょう。 

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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)はどちらがよいのか?

私が米国株一点張り派ではないだけです

なぜおすすめ商品がeMAXIS Slim米国株式(S&P500)でないのかと言いますと、私個人が米国株一点張り派ではないからです。

VTのように時価総額加重平均型がベストかどうかは分かりませんが、できるだけ広範に分散投資すべきだと考えています。

20年〜30年以上に渡って長期保有するのであれば、米国株だけに賭けるというカントリーリスクもできる限り排除したいと考えているからです。

もちろん、昨今の米国株の好調さを受けて、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を購入したとしても、55%は米国株が占めています。

 

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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の交付目論見書から引用

 

個人的に、米国株が50%〜60%もあればそれでお腹いっぱいですので、無理に100%米国株にしようとは考えていないのです。

 

S&P500が最強と信じられるならば一点張りでもよいと思います

S&P500が今後も最強の指数であり続けると信じられるのであれば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)だけに満額積立でよいでしょう。

また、それがOKかどうかは金額の多寡にもよると思います。

つみたてNISAやiDeCoの枠内だけであれば、サラリーマンの場合、毎年の積立可能額は70万円程度と考えられます。

それくらいのスケールであれば、S&P500に集中投資もありでしょう。

ところが、長年の投資によって数千万円規模のポートフォリオになってきますと、お金を増やすことよりもできる限りリスクを抑える戦略が求められます。

というのは、仮に5%の下落であっても、金額にすると100万円以上動くことになるからです。

 

ポートフォリオのスケールが大きくなったら分散投資を徹底しよう

ポートフォリオの規模が大きくなるにつれて、

1) 株式だけでなく債券や金など他のアセットクラスにも分散する

2) 株式クラスも米国だけでなく他の先進国、新興国などに分散する

などの戦略をとり、できる限り守りを固める必要があります。

このうち、リスク低減効果が高いのはもちろん1)です。

よって、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)のどちらを購入するかという次元ではなく、債券をどの程度アセットアロケーションに組み込むかという視点でまずは考えたほうがよいと思います。

そのうえで、米国一国への集中投資に危険性があると考えるのであれば、他の先進国や新興国にも分散投資を検討するのがよいです。

 

まとめ

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)はどちらも非常に優れた商品です。

どちらを購入するかではなく、ポートフォリオ全体を俯瞰して適切なリスク管理を心がけることが重要でしょう。

 

【おすすめ本】

最近読んだ本の中で、最も興味深かったのが以下の1冊です。

どの商品を購入するかよりも、どのようなアセットアロケーションを組むかがより重要であることを思い知らされます。

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