Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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インデックス投資家は低コスト、分散、長期保有の大原則を厳守しよう

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おはようございます。

かれこれ10年以上に渡って投資をしてきた経験から、投資に手間暇をかけたくない方にとって絶対に守らなければならないルールは「低コスト・分散・長期保有」だと思います。

この原則を守り続けることによって、個人投資家にとっての最大の武器である時間を最大限に活かすことができます。

そして、個人投資家にとっては大きなリターンを得ることよりも大きな失敗を避けることのほうが重要だからです。

なぜこの3つが重要なのか、以下で詳細を検討します。

 

インデックス投資家は低コスト、分散、長期保有の大原則を厳守しよう

1. コストを徹底的に省くことの重要性

まず最も重要なことは、徹底的にコストを省くことです。

この場合のコストには、売買コスト、為替コスト、信託報酬など各種手数料が含まれます。

外国株投資の場合、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット証券大手3社は、売買手数料を約定金額の0.45%に設定しています。

0.45%というと一見たいしたことないように見えますが、売買で往復すれば1.0%近く持っていかれることになりますから、積み重なるとバカになりません。

最近では、VTやVOO、VTIなど主要な米国ETFは購入時手数料が無料になっていますのでありがたいですね。

 

また、信託報酬は、保有している限り毎年確実に支払い続けなければならない手数料ですから、これを0.1%でも低く抑えることが重要です。

為替コストは、住信SBIネット銀行を活用することで、米ドルの場合は3銭〜6銭に抑えることができます。

また、長期投資家の場合、円と米ドルを何度も往復することは考えづらいため、他の手数料よりは問題となりづらいでしょう。

 

2. コスト負けしない範囲で最大限に分散する

次に重要なのは、コスト負けしない範囲で最大限に分散することです。

分散投資はリスク・リターンのバランスを向上させるために欠かせませんが、保有する商品の数が多くなると、それだけ売買する回数、リバランスの回数などが増えるためコストがかさみます。

さて、ポートフォリオの核になるのはやはり株式と債券です。

株式100%全力投球ではなく、少しの割合でもよいので債券も保有することがリスクの低減に役立ちます。

ただし、日本人投資家の場合、外国債券は為替リスクもあることには注意が必要です。

 

一方、超低金利の日本において、日本国債は現金を保有しているのとほとんど変わらないため、普通預金や定期預金で代用してもよいでしょう。

私自身は、ポートフォリオの一部でBNDとBNDXを保有しています。

また、債券よりもさらに少額ではありますが、IAU(金)とIYR(REIT)を保有していますが、これらのアセットクラスはポートフォリオの主力にはなりえません。

必ずしも保有する必要はありませんが、私自身は各アセットの値動きの差を観察し、分散効果を研究するのが面白いので少量だけ保有しています。

とにかく、全員にとってポートフォリオの核になるのは「株式と債券 or 現金」です。

 

3. 低コスト・分散されたポートフォリオを勝てるまで長期保有する

最後に重要なのは、「低コスト・分散」されたポートフォリオを最終的に勝てるまで長期保有し続けることです。

途中でアセットアロケーションの微調整をすることは可ですが、あまり頻回に、しかも大幅にアセットアロケーションをいじると、その都度莫大なコストがかかってしまいます。

アセットアロケーションに100%の正解はありませんので、自分にとって納得がいくアセットアロケーションを組んだら、後は長期に渡って保有し続けることが重要です。

「低コスト・分散」の原則が守られたポートフォリオであれば、それをぶれずに最後までやり抜くことによって、勝てる確率は大幅に上がると思います。

 

まとめ

インデックス投資家は「低コスト・分散・長期保有」の大原則を守るのが鉄則です。

航路を守り、複利の力を最大限に活かす投資をしましょう。

 

【インデックス投資に関するおすすめ本2選】

これからインデックス投資を始める方には、以下の2冊をおすすめします。

 

1. お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ著)

10年以上にわたってインデックス投資をコツコツ継続してきた方の実体験を学ぶことには大きな価値があります。

 

2. 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元著)

投資だけでなく保険や住宅に関する考え方まで、一通りの知識を学ぶのに最適な一冊です。

 

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インデックス投資家の大きな武器は「時間」です。

少なくとも10年はポートフォリオを育てる意識を持ちましょう。

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アセットアロケーションを決めたら、あとは余剰資金を最大化することが重要です。 

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