おはようございます。
2018年12月の株価急落は記憶に新しいところですが、その一方で2019年に入ってからはわりと順調に株価が回復しました。
昨今の株式市場は、トランプ大統領のツイート一つで簡単に上にも下にも揺れ動きますので、正確に予測するのは難しいところです。
株高の局面では株式を積極的に買い足す気が削がれますが、そんな時に余った米ドルのストック場所として便利な外貨建てMMFをご紹介します。
米ドルのプール先として外貨建てMMFを活用しよう
株価が好調な時は積立額を減らして来るべきチャンスに備えています
私の場合、住信SBIネット銀行の外貨積立を利用してますので、その時々の為替レートと関係なく定期的にドルがプールされていきます。
もちろん、時に急速に円高に振れる局面もありますので、その時のために日本円もいくらかストックしています。
株式市場が不調で購入したいものがたくさんある場合には、どの商品にいくらドルを割り振るか迷うこともあります。
その一方で、株価が好調ですとどれだけ精査しても購入したいと思える商品が存在しないこともあります。
そのような時は無理に投資はせず、米ドルをストックして来るべきチャンスに備えるようにしています。
すぐに使う予定のない米ドルのストック先として定番なのはBNDやAGGを始めとする債券ETFかもしれませんが、私自身は米ドルMMFを好んで利用しています。
SBI証券の米ドルMMFに現金をストックしています
私自身は、外国株の取引にSBI証券を利用していますので、米ドルMMFもSBI証券で購入することになります。
今現在、SBI証券の米ドルMMFのラインナップは以下の通りです。
一時期は金利の上昇で利回りが2.0%前後まで上昇していましたが、最近はまた低下傾向ですね。
私は何も考えずに利回りだけを見て「ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド」を購入しています。
今までにそれで問題になったことは特にありません。
SBI証券だけでも米ドルMMFが4種類しているのですが、このあたりの細かい違いは正直私も理解していませんから、詳しい方がいたらぜひ教えて下さい。
米ドルを特定口座に入れておき、2.0%前後の金利が得られるのは便利
外貨建てMMFは投資信託の一種で、格付けの高い外貨建ての短期証券に投資をするものです。
一般的に、債券は償還までの残存年数が長いほど利回りは高くなり、その代わりに値動きも大きくなります。
米ドルMMFは短期証券に投資しますので、値動きが小さい分利回りも低いということになります。
米ドルMMFの最大のメリットは、手数料無料で少額から売買可能という点ですね。
余った米ドルのプール先として債券ETFを選択するのも一手ではありますが、あくまでETFですので0.45%の手数料がかかるのがネックですね。
また、債券ETFを購入したものの、予想外に相場が変動し米ドルが急に必要になる場面もあります。
そのような時に売却時にまた手数料がかかるのに躊躇する方もいるでしょう。
その点、米ドルMMFは少額でも気軽に売買できますから利用しやすいですね。
まとめ
すぐに使う予定のない米ドルのプール先として、米ドルMMFは便利な存在です。
米ドルですから為替リスクは当然ありますが、それでも1.5%前後の利回りは魅力ですね。
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こんな記事も書いています。
外国債券・外貨建てMMFの必要性を考察した記事です。
米国ゼロクーポン債と異なり、いつでも換金できるのが米ドルMMFの最大の魅力です。
昨今の相場はなかなか難しく、キャッシュを貯めたり、コツコツVWOを購入したりしています。