神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

外国債券・外貨建てMMFはポートフォリオに必要か?

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おはようございます。

当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。 

はじめまして。

毎日、通勤電車の中で楽しく勉強させて頂いております。

 

今まで個別株投資を行っていたのですが、最近積立投資を始めました。

そこで積立投資は何年かけて積み立てれば良いのか分かりませんのでご相談させて頂ければと思います。

 

私は現在45歳で独身です。

年収は400~500万円くらいで、退職金はありません。

現在、株や投信が1,000万円くらいと、貯金・個人向け国債・円建ての社債が約8,000万円あるのでこの分を投資にまわしたいと考えています。

 

資産運用の目的はインフレ等による資産減少をさけるためです。

もちろん資産が増えればうれしいのですがリスクはあまりとりたくありません。

ですので、基本的に株と債券は50:50で良いと考えております。

 

現在は株式投資として、つみたてNISAは楽天証券でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を年間40万円と、idecoはSBI証券で日本株式10%、先進国株式80%、新興国株式10%を月額2.3万円と、楽天証券で野村つみたて外国株投信をクレジットカードで5万円を積立ています。

あと、住信SBIネット銀行で株式投資と約同額で米ドルを毎日5,000円を積立て、SBI証券で外貨建てMMFか米国債を購入しようと思っています。

 

そこで株と債券を毎月10万円くらいを20年間積み立てるか、それとも毎月20万円を10年間積み立てるかで悩んでおります。

 

もちろん投資は自己責任で自分で決めないといけないと思うのですが、積立投資は初心者で色々と考えてしまいます。

ですので、ちゅり男さまのご意見・アドバイスを頂ければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

ご質問ありがとうございます。

すでに貯金・個人向け国債・円建て社債で8,000万円あるということで、大変恵まれた状況ですね。

上記の前提条件を踏まえて、私なりに検討してみます。

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外国債券・外貨建てMMFはポートフォリオに必要か?

結論から書きます。

1) つみたてNISA、iDeCo、楽天証券のクレジットカード決済(月5万円)をフル活用して株式を積み足していく(年間約127万円)

2) 外国債券や外貨建てMMFは不要で、その分はキャッシュ・個人向け国債でキープする

これがよいと思います。

これで株式比率が足りなければ、特定口座でVTを積み足すか、楽天VT、eMAXIS Slimシリーズなどを積み足すかだと思います。

 

退職金がないのであればiDeCoはフル活用したい

職場からの退職金がないということですので、そのままだと退職所得控除が使われないことになります。

これは大変もったいない話です。

iDeCoは一括受取にすれば退職所得控除が適応されますので、iDeCoを満額拠出してフル活用したいですね。

月23,000円であれば退職所得控除の上限を超えることはありませんので、全額非課税になる可能性が高いです。

非課税口座では期待リターンの高い株式に割り振るのが鉄則ですので、「日本株式 10%、先進国株式 80%、新興国株式 10%」というのはリーズナブルですね。

この比率はほぼVTと同じで、世界の時価総額加重平均に準じた配分になっていますので、無難ですが強いと思います。

iDeCoで無理にリスクを背負う必要はありませんからこれでよい気がします。

 

つみたてNISAでeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)もよいですね

次に、つみたてNISAですが、投資対象はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ということですね。

できるだけ広範囲の国・地域に徹底して分散ということで、大きなリターンは狙えませんが、すでに貯金・個人向け国債・円建ての社債で8,000万円ある状態であれば、これで十分でしょう。

無理に個別株リスクやカントリーリスクを背負う必要はない気がします。

唯一の不安材料は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)自体が発売されて日が浅い商品ですので、今後順調に純資産総額を伸ばしていけるかどうかでしょうか。

 

また、楽天証券で野村つみたて外国株投信を毎月5万円、クレジットカードで積立しているとのことですが、毎月500ポイントずつ確実に受け取ることができるため、現時点では最強に近い投資法だと思います。

ここまでは、今の方針を継続で全く問題ない気がします。

最後に外国債券の必要性についてですが、私はご質問者様の状況ならば不要だと思います。

 

外国債券は不要で、その分日本円でキープしたい

45歳ですでに貯金・個人向け国債・円建ての社債で8,000万円あるということで、これだけで大変素晴らしい成果だと思います。

独身ということですので、退職金がゼロだとしてもすでに十分な金額ではないでしょうか。

外国(米国)債券は外貨建てでの値動きは株式と比較すれば小さいですが、ドル円が円高に振れた場合には一気に評価額が下がります。

ドル建てで最大10%程度の損失は見込む必要があることと、そこに20%の円高が重なれば25%ほどのダメージを受ける可能性はあります。

確かに、3%近い利回りは魅力的ではありますが、無理にドル転して債券を保有する必要性は低いです。

どちらかと言うとディフェンスを固めた方がよいでしょう。

 

シンプルに「貯金・個人向け国債」+「株式」でよいです

以上を踏まえますと、ポートフォリオをシンプルに保つためには、

1) 無リスク資産:貯金、個人向け国債

2) リスク資産:株式

がよいです。

50:50を目標にされているのであれば、1)と2)を半々にすればよいですね。

株式の部分ですが、iDeCoの276,000円/年とつみたてNISAの400,000円、楽天証券のクレジットカード決済5万円/月(60万円/年)までは確定ですね。

これで年間約127万円ですから、月10万円ペースです。

もう少し株式比率を高めたければ、私ならばドル転してVTを購入します。

具体的には、SBI証券の海外ETF定期積立サービスを活用します。

投資信託が好みであれば、楽天VTやeMAXIS Slimシリーズを買い足せばよいでしょう。

なお、外貨建てMMFを全否定しているわけではなく、すでにドル建てでポートフォリオを組んでいる方が、ドルが余った時のキープ先としては外貨建てMMFは大変有用です。

ただ、外貨建てMMFや債券を買うためだけにドル転するのは本末転倒かと思います。

 

まとめ

45歳・独身で無リスク資産が8,000万円あれば、ほぼゴールしている状況です。

つみたてNISA、iDeCo、楽天証券のクレジットカード決済5万円分の投信積立を核にして進めれば問題ない気がします。

それ以降は好みの範疇ですが、外債・外貨建てMMFは不要で、リスクを取りすぎないようにすべきかと考えます。

 

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