Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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暴落時はリスク許容度を再確認する良いチャンスです

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おはようございます。

2020年2月末にかけて、株式市場は大荒れで乱高下の激しい相場になっています。

私自身も自らの金融資産が上下に大きく揺れ動きますので、正直言って内心ドキドキしています。

もちろん、投資に回しているお金は仮に全額失ったとしても日常生活には全く支障が出ないお金ではあります。

とはいえ、自分のお金が1日で100万円単位で減るのを目にするのは精神衛生上よくありません。

今回の調整局面では、主要なインデックス型の商品は最高値から10-15%程度値を下げていますが、真の暴落局面ではもっと値下がりしますので、今のうちにリスク許容度を再確認する良い機会だと思います。

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暴落時はリスク許容度を再確認する良いチャンスです

VT・VTIは最高値から12%程度の値下がり

では、主なインデックス型商品はどの程度値を下げたのか見てみます。

全世界株式クラスの代表商品であるVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)から見てみましょう。

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(画像はYahoo financeより)

2018年1月の最高値が83ドル台で、今現在が73.97ドルですので約11%の下落です。

次に、米国株式市場の指標であるVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)を見てみます。

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(画像はYahoo financeより)

こちらは2020年2月初旬に172ドル台の最高値を記録した後、今現在は150.44ドルですので約12%の下落です。

 

ドルコスト平均法で買い足している人の損失は10%以内のはず

VTもVTIも最高値から比較すればだいぶ下がったとは言え、ドルコスト平均法で淡々と買い足している人にとっては大ダメージというほどではないでしょう。

おそらく10%以内の損失ではないでしょうか。

今回のレベルの下落で動揺し、毎日の株価が気になって仕方がないという方は、少々リスクを取りすぎかもしれません。

私の個人的な経験からは、自分のリスク許容度というのは暴落前に自分が想定していたよりも意外に低いことが多いからです。

株価が好調な時には自覚しにくいのが盲点ですね。

 

株式100%のポートフォリオのリターンが優れるが、継続できなければ意味がない

もちろん、数十年以上の長期保有を前提とすれば、株式クラスのリターンが他のアセットクラスを圧倒しているのは事実です。

しかし、実際に数十年間に渡って株式100%のままホールドし続けられる人がごく一握りなのも事実です。

要するに、頭で理論として理解していることと、実際の相場の変動に直面するのでは全く異なるということです。

特に、自分で苦労して稼いだお金であればあるほど、そのお金がみるみるうちに減っていくというのは大きなストレスになります。 

この点に関しては、以前に資産喪失ショックは健康リスクに直結するという記事を書きました。

 

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超少子高齢化問題や先行きの不透明な国際情勢の中で、閉塞感が漂う日本において株式投資は必須のスキルになりつつあります。

一方で、株式投資のせいで毎日多大なストレスを背負っているとするならば、結果として不幸になってしまっている可能性もあります。

このあたりのバランスをどうとるかが重要です。

 

精神的に穏やかな状態で相場に臨めているか

投資初心者の方ほど、いかに効率よく資産を増やすかよりも、どれだけ精神的に安定したまま相場に臨めるかを優先した方がよいです。

あくまで最も重要なのは目先の仕事であり、家族と過ごす時間ですから、そちらに悪影響が出るような投資はしない方がよいでしょう。

自分では悪影響が出ていないと思っていても、周囲の人から見ると何か様子がおかしいということもよくあります。

相場が不調な時というのは自分の資産がみるみるうちに溶けていきますが、自分のお金が減ってご機嫌になる人はいないからです。

時に自分の今の状況を客観視して、リスクを取りすぎていないか再確認する必要があるでしょう。

 

まとめ

暴落時は自分のリスク許容度を再確認する良いチャンスといえます。

自分が当初想定していたよりも実際のリスク許容度というのは低い可能性が高いですので、本格的な暴落局面に入る前に見直しておくとよいですね。

 

 

こんな記事も書いています。

ポートフォリオのリスクを調整する手段として債券や現金を取り込むのが最もシンプルで分かりやすいでしょう。

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株式投資の成否には精神状態が大きく影響します。とにかく焦らず、ゆったりと相場と向き合う気持ちの余裕が重要です。

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日本のロボアドの手数料が欧米並みの0.25%レベルまで下がったら、ロボアドに全部丸投げするのもありかもしれませんね。

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