おはようございます。
投資というのは不思議なもので、肩の力を抜いて気楽に相場とお付き合いしている方が好成績をおさめることがよくあります。
逆に、長時間かけてあれこれ考えを巡らせて、自分なりに確信を持って起こした投資判断が実は完全な過ちであったということもよくあることです。
労力をかけて、しかも結果が伴わなかった時の落胆は非常に大きいですね。
「投資は余剰資金で」とよく言われますが、これは投資において精神的にリラックスした状態で相場に臨むことの重要性を示しています。
株式投資をしなくてはという強迫観念に駆られるのはやめよう
焦って投資をするとろくな結果につながらない
実質賃金が増えない一方、税負担ばかりが増え続ける日本においては、これから株式投資を始めようという若い方が増えると思います。
一方で、株式投資というのは好調そうに見える時ほど油断ができないもので、2020年2〜3月のような株価の急落というのはいきなりやってきます。
「投資を一刻も早く開始して、今までの遅れを取り戻さなくては!」という半ば強迫観念に近い焦りを感じさせる方を時々見受けますが、あまり良い結果を生まない可能性が高いです。
投資は将来の生活の安定化のために有効な手段の1つだとは思いますが、仮に投資をしなくても目の前の生活は何一つ変わりません。
焦りは禁物です。
投資ブログやTwitterの住人を当たり前だと思わない
投資ブログやTwitterのタイムラインを日常的に読んでいると、投資や節約術に力を入れている方が多く、これが世の中のスタンダードなのかと勘違いしがちです。
私自身投資ブログを運営していてこのようなことを言うのは問題かもしれませんが、投資ブログやTwitter界隈の人たちは「まだまだ特殊な世界の住人」です。
これを普通だと思わないことです。
現に、私の友人の一人は年収が1,000万円以上コンスタントにあるにもかかわらず、全財産(預貯金)が10万円しかありませんからね。
投資に限らず他の分野でも同様ですが、上を見だすとキリがないのです。
「自分にはこれくらいがちょうどよい」という妥協点を見つけるようにしましょう。
常に100%全力投球だと長続きしない
投資に限らず、常に全力投球ですと長続きしません。
「燃え尽き症候群」にならないよう、時にペースをゆるめることも重要です。
株式投資には良い時期もあれば悪い時期も必ずあります。
長期投資であれば、20年〜30年後に結果が出ていればよいわけですから、一日一日の株価の変動には一喜一憂しないことです。
また、市況の悪い時には個人レベルで何をやっても無駄です。
そういう時期は素直に諦め、調子の良い時期にうまくその波に乗ることができればよいわけです。
誰でも勝てるイージーモードの相場の時に勝つことができればそれで合格点です。
私自身は、投資を開始した時期がラッキーだったこともあり、2010年代の上昇相場ではうまく波に乗ることができました。
惜しかったのは、今現在ほどの入金力がなかったため、最も資金を投入すべき時期に100%勝負しきれなかったことです。
この反省を活かし、キャッシュポジションを保ちながら次の勝負どころに備えています。
ボラティリティの高い相場との付き合い方
2018年12月や2020年のコロナショックのような上下動の激しい相場においては、ドルコスト平均法で時間の分散をはかりながらゆったりと相場に向き合っていけばよいと思います。
上昇相場であれば一括投資も検討に値しますが、ボラティリティの高まった相場においては一括投資が時に大怪我につながります。
あらかじめ自分なりに決めたアルゴリズムに則って機械的に買い足していくのがよさそうです。
私などは、最近は自分の投資のことを考える時間よりもブログを書いている時間の方が長いです。
超巨大な株式市場に対して一個人の力が及ぶことはありませんから、目の前の自分の力が及ぶ事柄に時間や労力を割いた方が賢明です。
まとめ
「株式投資を一刻も早く始め、今までの遅れを取り戻さなくては」という強迫観念に駆られて投資行動を起こすのは大変危険です。
精神的にリラックスした状態で相場に臨むことを意識しましょう。
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人間の意思の力というものは予想以上にあてになりません。意思の力に頼らず「仕組み化」することが長続きのコツでしょう。
投資が退屈に思えるようになったら、後はそれを淡々と継続すれば成功は近いです。