おはようございます。
近年は、一般の口座以外にもNISAやiDeCoなど様々な制度があり、投資を始めたばかりの方にはどこの証券会社に何の口座を作ったらよいのか分かりづらい点もあるかと思います。
そこで本日は、つみたてNISA、iDeCo、海外株(ETF・個別株)の購入の際に利用すべきおすすめ証券会社をまとめておきます。
つみたてNISA、iDeCo、海外株・ETFの用途別おすすめ証券会社のまとめ
つみたてNISA:ネット証券大手3社のいずれでもOK
2018年1月から始まるつみたてNISAは、国の基準に当てはまる商品しか採用できませんので、各社の商品ラインナップに大きな差はありません。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット証券大手3社であればどこに口座を開設してもハズレはないでしょう。
その中であえて差別化をするならば、
・SBI証券はEXE-iつみたてシリーズが購入可能
→楽天バンガードとの勝負になりますが、EXE-iを購入したい方はSBI証券で
・楽天証券は楽天スーパーポイントでの投資信託購入が可能
→普段から楽天系のサービスをよく利用される方はぜひ楽天証券で
となります。
EXE-iつみたてシリーズや楽天バンガードに関しては下記の記事をご参照ください。
私個人の事情で言えば、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドの2点を扱っていればどこでも良いので、3社いずれでもOKということになります。
そして、楽天スーパーポイントで投資信託購入予定ですので、楽天証券を選びました。
iDeCo:マネックス証券が一歩リードか
給与所得者にとって、iDeCoの一番の魅力は節税効果にありますので、ネット証券大手3社であれば正直どこに口座を作ってもOKだと思います。
しかし、単にどこに口座を作ってもOKでは面白くないので、商品ラインナップを比較してみます。
商品ラインナップを見てみますと、現状ではマネックス証券が一歩リードしているかなという印象です。
前提として、非課税口座であるiDeCoでは期待リターンの高い株式クラスに100%を投入すべきです。
そして、日本に住んで円で毎月の給与をもらっている以上、海外への投資を中心に据えるべきです。
となると、投資すべき順は、1) 先進国株式市場、2) 新興国株式市場、3) 日本株式市場の順になります。
サラリーマンの場合は投資枠が非常に限られますので、100%MSCI コクサイインデックスに突っ込むのもありだと思います。
先進国株式クラス:
iDeCoの主力になる投資先ですので、手数料には少しでもこだわりたい所です。
となると、SBI証券かマネックス証券ということになるでしょうか。
ニッセイとeMAXIS Slimならばどちらも業界最安値の手数料を今後も維持していく可能性が高いと考えます。
SBI証券→DCニッセイ外国株式インデックス(0.189%)
楽天証券→たわらノーロード先進国株式(0.225%)
マネックス証券→eMAXIS Slim先進国株式インデックス(0.189%)
新興国株式クラス:
新興国株式クラスでは、マネックス証券で購入できるeMAXIS Slim 新興国株式インデックスの信託報酬0.19%というのが特筆すべき低さです。
ここはマネックス証券が一歩リードといってよいでしょう。
新興国市場への投資を積極的に検討している方はマネックスで決まりです。
SBI証券→三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド(0.55%)
楽天証券→インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式(0.55%)
マネックス証券→eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(0.19%)
日本株式クラス:
日本株式クラスは、下記の通り3社ともほぼ変わりません。
SBI証券→三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(0.16%)
楽天証券→三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(0.16%)
マネックス証券→DIAM DC国内株式インデックスファンド(0.15%)
上記を踏まえると、新興国株式クラスに他社よりも信託報酬の低いeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを採用している点でマネックス証券が一歩リードでしょうか。
海外ETF・海外株の購入:SBI証券の一択です
海外ETFや海外株の購入ならばSBI証券一択ですね。
住信SBIネット銀行では、2018年3月16日(金)17時約定分まで為替手数料が0銭キャンペーンを実施中だからです。
他の証券会社では、ドル転の時に為替手数料が25銭かかりますので、これは非常に嬉しいですね。
投資金額が大きくなればなるほど25銭の為替コストが大きな差になっていきますので、手数料には十分注意しておきたいものです。
もちろん、海外ETFや海外株の商品ラインナップを見ても、SBI証券ならば有名所は一通りそろっています。
当ブログで推奨しているVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)やVTI(バンガード・ワールド・ストック・マーケットETF)ももちろん購入可能です。
米国株式に関して、以前は指値注文のみで成行注文ができないのがSBI証券の弱点でしたが、その弱点も今は解消されています。
海外ETFや海外株(主に米国株)の購入においては、SBIに死角は見当たりませんね。
まとめ
結論としては、
1) つみたてNISA→ネット証券大手3社ならどこでもOK
2) iDeCo→マネックス証券が一歩リード
3) 海外株・ETF→SBI証券で決まり
となります。
こんな記事も書いています。
節税分は確実にリターンを改善させますので、iDeCoやつみたてNISAなどの非課税枠を最大限に活用したいものです。
楽天・全世界株式・インデックスファンドとEXE-iつみたてグローバル株式ファンドに関しては、現時点ではどちらも甲乙つけがたいとしか言いようがありません。