神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

節税効果の低いパート業の配偶者もiDeCoを活用すべきか?

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おはようございます。

当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。 

ちゅり男様 初めまして。

いつも楽しくブログを拝見しております。

現在25歳で,公立の高等学校で教員をしております。

手取り収入は240,000円/月程です。

今年中には,会社員のパートナーと結婚をする予定で,今後数年の間に子どもを授かることができればと考えています。

ちなみにマイホーム購入の予定はなく,今後も賃貸で暮らす予定です。

また,資産運用は,積み立てNISAで上限の33,000円積み立てており,今年からiDeCoも開始する予定です。

NISAの内訳は

・楽天VTI   15,000円

・eMAXIS Slim米国株式  10,000円

・eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)  5,000円 

・ニッセイTOPIXインデックスファンド 2,500円

です。

前置きが長くなりました。

今回,ご相談したいのは

①NISAが年間400,000円という枠しかない中ので私のように4つのファンドに分散するのではなく,例えば楽天VTI等に一本化して,残りのファンドを売却するのがいいのか

②私だけでなくパートナーもNISAやiDeCoをするべきか

安定性と年功序列で給与が上がっていく公務員の特性がある私はともかく,手取りがさほど多くなく,

今後出産・育児を機に離職やパート業への転職も有り得る彼女が,60歳までの資金拘束があるiDeCoを開始することには少し不安があります。

そもそもパート業になればiDeCoの節税効果も薄くなりますから。

かといって私一人の投資や貯蓄では教育資金も老後資金も十分とも思えません。

 

以上の状況を踏まえ,ちゅり男さんならばどのようにお考えでしょうか?

お忙しいとは思いますが,ご回答いただければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。

ご質問ありがとうございます。

結論としては以下になります。

1) つみたてNISAの枠は一度売却すると再利用できません

→今までの投資分はキープし、新規投資分で商品数を絞ればよいです

2) 全世界株式へ分散投資するだけならば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)一本でよいです

3) 今後の働き方が読めない奥様のiDeCoは必須ではありません。奥様もつみたてNISAを始めてはいかがでしょうか

以下、1つ1つ掘り下げて見ていきます。

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節税効果の低いパート業の配偶者もiDeCoを活用すべきか? 

つみたてNISAの枠は一度売却すると再利用できません

つみたてNISAに関しては、一度金融商品を売却するとその枠を再利用することはできません。

つまり、一度購入したら現金化するまで他の金融商品へのスイッチングはできないということです。

ですから、目先の生活に困って現金が今すぐ必要というケースでなければ、今までに積み立ててきた金融商品はそのまま保有し続けた方がよいでしょう。

幸い、4商品とも長期保有することに問題のない優れた商品ばかりです(そもそもつみたてNISAは長期保有に値する金融商品しか選ばれていませんが)。

ただし、購入されている4商品にはかなり重複する部分が大きいので、1つか2つに絞ってポートフォリオをシンプルにするのはアリでしょう。

 

全世界分散投資ならばeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)一本でよい

今回のケースで重要なのは、どの金融商品を購入するかという選択ではなく、どういったアセットアロケーションを組むかという問題でしょう。

つまり、預貯金を含んだ家計全体で考えた場合に、株式の割合を何%にするかという問題です。

個人的には、年齢が若いので、リスクが許容できる範囲内でできるだけ株式比率を上げるのが理想的だと思います。

とはいえ、株式部分に関しては最悪のケースで50%まで減価する最悪の可能性も想定しておく必要があります。

そして次は、株式の中でどこまで国を分散するかです。

つみたてNISAの枠で購入できるのはインデックスファンドが中心ですので、主には全世界株なのか、米国株なのか、日本株なのか、新興国株なのかという選択になります。

個人的なおすすめはオーソドックスに全世界分散投資ですが、最終的にはその人がどのようなシナリオを思い描くかだと思います。

 

奥様の分のつみたてNISAを活用しましょう

将来へ向けた資産形成を考えた場合、同じ商品を購入するのであればNISAやiDeCoの非課税口座を活用した方が効率よいのは間違いありません。

とはいえ、奥様のように今後の働き方が流動的なケースにおいては、60歳までの資金拘束があり、かつ節税効果があまり見込めないiDeCoは利用しづらいでしょう。

夫のiDeCoとつみたてNISAの枠を上限まで使い切って、なお投資枠が足りなければ、奥様のつみたてNISA口座を開設するのがよいと思います。

つみたてNISAに関しては所得控除になる節税メリットはありませんが、現金が必要な時にはすぐに金融商品を売却して現金化できますので、安心でしょう。

 

まとめ 

このご質問のケースでは、夫婦両方でつみたてNISAを、夫だけでiDeCoをコツコツ継続するのが最も合理的だと思います。

シンプルなことを長く続けることが最も重要です。

 

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副業で稼いでいる方は、必ずしも特殊なスキルを保有しているわけではなく、単にマーケット感覚が優れているケースも多いです。

 

ミヒャエル・エンデの名作『モモ』です。

毎日目の前のことをこなすのに精一杯で、いつも時間に追われている現代人こそ読み治すべき一冊です。

モモ (岩波少年文庫)

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