Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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損せず投資信託を乗り換えるタイミングと方法。適当にやると損します!

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おはようございます。

当ブログの読者から投資信託の乗り換え・整理について以下のご質問をいただきました。

 

投資信託(eMAXIS Slim) の銘柄集約について

いつも楽しく拝読させて頂いております。

非常に勉強になり、大変感謝しております。

59才の地方公務員です。

2018年からインデックス投資をしております。

些細なことで申し訳ございませんが、ご相談がございます。

 

現在、余裕資産のうち、約1,000万円を投資信託で運用しております。

ideco及び積立NISAは全てeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に積立しております。

また、その他余裕資金も特定口座にて、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入しております。

方針は、ちゅリ男様のアドバイスも参考にしながら、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)への集中投資です。

 

ただ、過去に、特定口座で、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)、先進国株式、米国株式(S&P500)にも投資しており、それぞれ、約100万円ずつ保有しております。

この際、全て売却し、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に集約したいと考えておりますが、一括売却・一括購入で問題ないでしょうか。

それとも、何か他に良い方法がありますでしょうか。

細かい質問で申し訳ございませんが、私にとっては貴重な老後資金ですので、アドバイスの程、よろしくお願いいたします。

 

ご質問ありがとうございます。

特定口座で購入した商品は、売却時に利益に対して20.315%の税金がかかりますので、相場が好調で利益が膨らんでいる時に売却するのは得策ではありません。

今現在のように株価が調整局面にある時に乗り換えた方がよいでしょう。

以下詳細をみていきます。

 

損せず投資信託を乗り換えるタイミングと方法

 

利益が大きい時に売却すると税金の支払いでリターンが低下する

最近投資を始めたばかりの方の中には、株や投資信託を購入したことはあるけれど売却したことはないという方も多いかもしれません。

よほどの上級者でない限り、人が判断するタイミングが増えれば増えるほど負ける確率が高まります。

よって、基本的には毎月積立による買いに集中し、当面の間は売却を考えない方が勝てる確率は高いでしょう。

 

その一方で、投資信託は年々優れた商品が登場しますので、昔購入した商品を新しくより優れた商品に乗り換えたいという方は多いでしょう。

この時、相場が好調で利益が膨らんでいる状態で売却するのは得策ではありません。

特定口座の場合、利益に対して約20%の税金がかかりますので、利益が大きいとその分税金の支払いも大きくなるからです。

 

株価の調整局面は投資信託の乗り換え・整理のチャンス

よって、投資信託を乗り換える適切なタイミングとしては、2023年10月現在のように株価が調整局面にある時です。

残念ながら、急激に進行した円安のため投資信託の基準価額は思ったほど下がっていないかもしれません。

しかし一般論としては、「株価が調整局面に入り、自分が購入した投資信託の利益がゼロに近づいたタイミングで乗り換えるのがベスト」です。

毎日株価が下がっていくのを眺めているのは辛いですが、相場が悪い時には悪い時でないとやれないことがあるので、ピンチはチャンスと前向きに考えましょう。

 

つみたてNISAで購入した商品はできる限りホールドが望ましい

iDeCoに関しては、コストゼロでいつでも商品のスイッチングできるのが大きなメリットです。

初めは商品Aがベストだと考えて投資を始めたが、投資に慣れていくうちに商品Bがベストと考えを改めることはよくあることです。

そんな時、iDeCoであればスイッチングコストがかかりませんのでありがたいですね。

商品の乗り換えに数日かかりますが、お金の支払いは不要です。

 

逆に、NISAは一度利用した非課税枠は再利用ができません。

よほど悪い商品でない限りはできる限りホールドし続けた方が得策でしょう。

NISA口座では頻繁に売却するのは悪手ですので、10年〜20年と長く保有できると自分が信じられる商品にのみ投資をすべきです。

 

まとめ

税金の支払いを考慮しますと、株価が調整局面に入り利益がゼロに近づいたタイミングで投資信託を乗り換えるのがベストですね。

 

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1. お金は寝かせて増やしなさい

インデックス投資の初めの1冊におすすめなのが、水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』です。

インデックス投資家ならばとりあえず買って読んでおきましょう。

 

2. 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

ジェイエル・コリンズ氏の『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』です。

私が最も気に入っている投資本の1つで、投資方針がぶれそうになった時に何度も繰り返し読んでいます。

 

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