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ポートフォリオをシンプルに保つことのメリット3選

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おはようございます。

ポートフォリオを必要以上に複雑にすると、判断すべき材料が多くなり、特に投資を始めたばかりの方は混乱をまねく可能性があります。

ポートフォリオを複雑にしてその分パフォーマンスも向上すればよいのですが、複雑なポートフォリオがシンプルなポートフォリオに勝てるとも限らないのが投資の面白いところです。

私個人としてはポートフォリオは限りなくシンプルな方が管理しやすいと思っていて、本日はそのメリットを3つ取り上げます。

 

ポートフォリオをシンプルに保つことのメリット3選

ポートフォリオをシンプルに保つことのメリット3選は以下の通りです。

メリット1:ポートフォリオの点検が容易になる

メリット2:継続性が高い

メリット3:手数料などのコストを抑制できる

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。

 

メリット1:ポートフォリオの点検が容易になる

資産運用方針をシンプルに保つことにより、ポートフォリオの点検が容易になります。

「無リスク資産=日本円、リスク資産=株式」というシンプルなアセットアロケーションであれば、リバランスの際に見るべきなのは日本円と株式の割合だけです。

アセットが2つしかありませんので、シンプルに片方を減らして片方を増やすしかバランス調整の方法がないのです。

一方、日本円、外国債券、国内株式、外国株式、国内REIT、海外REIT、金など多数のアセットを保有している場合、リバランス1つとっても容易ではなく、パズルゲームのように複雑になります。

各アセットで投資している商品が1つか2つならばまだ対応できますが、日本株だけで20銘柄、さらに外国株で30銘柄、REITも国内・国外それぞれ数名柄、、、

といった状況では自分の資産状況の把握やリバランスの作業は膨大なものになります。

こうなってきますと、本来ならば自分の生活を豊かにするために始めた投資が苦痛になり、ポートフォリオを点検することすら嫌になってしまいます。

 

メリット2:継続性が高い

株式投資で最も重要なことは、必ずしも100点満点のポートフォリオでなくてもよいので長く相場に居続けることです。

完璧を求めすぎると疲れてしまい、投資が嫌になって続けられなくなります。

元々100%完璧なポートフォリオというのは存在せず、各個人が「これが自分なりにベスト」と答えを出しながら適宜方向修正して進んでいくしかありません。

 

投資に対して熱意があり、時間も労力も割くことができる時期はポートフォリオが複雑でもよいですが、長い人生においてずっとそのような時期は続きません。

むしろ、投資に対する熱意が下がり、時間も労力も割く余裕がないという最悪の事態でも投資が継続できる仕組みづくりが重要でしょう。

ポートフォリオを複雑にしすぎて将来訳が分からなくなるよりは、あまりこだわりすぎずにシンプルに保って、ストレスなく長く続けることの方がはるかに重要です。

 

メリット3:手数料などのコストを抑制できる

最後に、ポートフォリオをシンプルに保つことで手数料など商品売買にかかる各種コストを最小限に抑えることができます。

ノーロード型の投資信託しか購入経験がない方には理解できないかもしれませんが、まだまだ世の中には高額の買付手数料が必要な金融商品が数多く存在します。

そういった商品の売買を頻回に繰り返していると、手数料だけで馬鹿にならない金額となり、文字通り「手数料負け」といった状態になります。

当ブログで推奨しているeMAXIS Slimシリーズや楽天バンガードファンド、VTやVTIなどの米国ETFからは想像もできない世界ですが、現実にはぼったくり商品は多いです。

ポートフォリオをシンプルに保てばそういったぼったくり商品に引っかかることもなくなり、長期にわたって低コストで運用をすることが可能です。

判断に迷った時は、「低コスト・分散・長期保有」の大原則に戻って考えるのがよいでしょう。

 

まとめ

ポートフォリオをシンプルに保つことにより、

1. ポートフォリオの点検が容易になる

2. 継続性が高くなる

3. 手数料などのコストを抑制できる

といったメリットがあります。

 

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