
おはようございます。
SBI証券ユーザーがゴールド投資を考えた場合、コストや純資産の点から、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(サクッと純金)」が最有力候補になります。
一方で、楽天証券ではサクッと純金は買えません。
そこで代わりの選択肢になるのが、投資信託の場合、コスト重視なら「ステート・ストリート・ゴールド」、実績重視なら「ゴールド・ファンド」です。
また、東証ETFも優れた商品が増えており、「iシェアーズ・ゴールド ETF(314A)」や「グローバルX ゴールドETF(425A)」などが有力候補です。
本日は、これらのゴールドに投資できる投資信託やETFをまとめて解説します。
お忙しい方向けに60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、よろしければどうぞ!
楽天証券で始めるゴールド投資!おすすめ投資信託とETFを徹底比較
なぜ今、ゴールド投資なのか?
2025年現在、ゴールド価格は史上最高値を更新し注目を集めています。
ここ数年の急激な金価格上昇の背景には、インフレの長期化や地政学リスクの高まりがあります。
ゴールドは株式や債券などの資産と異なった値動きを示す特徴があり、リスク分散の観点からポートフォリオの一部にゴールドを組み入れる動きが強まっています。
ゴールドは「配当や利息を生まない資産」ですが、インフレや危機局面に強いという特性があります。
ITバブル崩壊やリーマンショック時には株価が大幅に下落したのに対し、金価格は下落幅が限定的でした。
「株式が不調な時のリスクヘッジ」として、ゴールドは非常に有効な選択肢となります。
楽天証券で買えるおすすめのゴールド投資信託2選
投資信託でゴールドに投資する方法から解説します。
投資信託の魅力は、少額(100円)から積立できる手軽さと、自動積立の仕組みを活用できる点です。
SBI証券ユーザーの場合、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(サクッと純金)」がコスト、純資産額などの点から最適解です。
ところが、楽天証券ではサクッと純金は購入できません。
別の有力な選択肢として、コスト重視なら「ステート・ストリート・ゴールド」、実績重視なら「ゴールド・ファンド」が挙げられます。
① ステート・ストリート・ゴールド(為替ヘッジなし)
コスト重視派におすすめなのが「ステート・ストリート・ゴールド」です。
信託報酬は年0.2925%と非常に低コストで、純資産も約33億円と拡大中です。
国際的な金の基準価格である「LBMA金価格」に連動し、楽天証券のiDeCoにも採用予定であり、今後の成長にも期待が持てます。
ゴールド投資をこれから始めたい初心者にも扱いやすい一本です。
ステート・ストリート・ゴールド・オープンの詳細は以下の記事も参考にしてください。
② ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)
実績重視なら「ゴールド・ファンド」がおすすめです。
信託報酬は年0.407%とやや高めですが、純資産総額は約1,600億円と安心感があります。
こちらも国際的な金価格に連動し、信頼性を重視したい方や、実績のある商品を選びたい方に最適です。
ゴールド・ファンドの詳細は以下の記事も参考にしてください。
東証に上場するおすすめゴールドETF2選
リアルタイムで売買したい投資家には、東証上場ETF(国内ETF)が有力候補です。
ETFの特徴は、投資信託に比べてコストが低く、取引の自由度が高い点にあります。
ただし、少額積立には対応していない点には注意が必要です。
① iシェアーズ・ゴールドETF(314A)
信託報酬は年0.22%と低コスト、かつ純資産が約560億円と十分な規模を誇ります。
2025年1月発売と比較的新しい商品ですが、コストと実績のバランスが良く、ゴールドの定番ETFとなっています。
連動対象はLBMA金価格で、国内での流動性も高く、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
314Aの詳細については以下の記事も参考にしてください。
② グローバルX ゴールドETF(425A)
2025年9月に登場した新商品で、信託報酬が年0.1775%と国内最安なのが最大の魅力です。
純資産は約80億円とまだ小規模ですが、今後の成長に期待が持てます。
国際的な金価格に連動し、低コストで長期保有したい投資家には魅力的な選択肢です。
一方で、上場間もないため流動性には注意が必要です。
425Aの詳細を知りたい方は以下の記事もどうぞ!
投資信託とETF、どちらを選ぶべきか?
最後に、ゴールド投資で投資信託・ETFのそれぞれどんな人に向いているかをまとめます(下図参照)。
・少額・自動積立をしたい人
→ 投資信託(ステート・ストリート・ゴールド・オープンやゴールド・ファンド)がおすすめ。
日々の値動きを気にせず、長期積立でリスク分散できます。
・コストや取引自由度を重視したい人
→ ETF(iシェアーズ314A、グローバルX425A)がおすすめです。
リアルタイムで売買でき、信託報酬も低水準だからです。
いずれの方法でも、株式とは異なる値動きをするゴールドをポートフォリオに組み入れることで、資産全体の安定性を高めることができます。
まとめ:ゴールドは「守りの資産」として活用を
ゴールドは株式と異なる値動きを示し、リスク分散の要としてポートフォリオを安定させる力があります。
短期の値上がりを狙うよりも、インフレや有事への備えとして長期でコツコツ積み立てる守りの資産と考えるのが基本です。
初心者向きなのは投資信託ですが、慣れてきたらよりコストが安い東証ETFに挑戦するのもよいでしょう。
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