
おはようございます。
2025年に入って史上最高価格を更新し、分散投資先として注目が集まっているのが「ゴールド」です。
前回、ゴールドに投資できるおすすめの投資信託として、SBI・iシェアーズ・ゴールド・ファンド(サクッと純金)をご紹介しました。
サクッと純金は金投資の最適解だと思いますが、唯一の難点はSBI証券と松井証券でしか取り扱いがないことです。
そこで本日は、より多くの方が購入できる商品として、東証ETFのiシェアーズ ゴールド ETF(314A)をご紹介します!
時間がない方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画も用意しました。
よろしければどうぞ!
史上最高値を更新するゴールドとおすすめETF「314A」
ゴールドは株価ショックに強い安全資産
ゴールドは今絶好調で、史上最高価格(1g = 約1.9万円)を更新しています。
近年はインフレや金融不安が強まる中、世界的に安全資産としての金需要が高まっており、実際に世界各国の金準備量は増加傾向にあります。
また、ゴールドは「株価ショック」に強いという特徴があります。
リーマンショックやチャイナショック、コロナショックのデータをみても、株式が大暴落する中、金価格は相対的に堅調であったと言えます。
金はインフレに強く、希少性が価格上昇を後押し
金はインフレに強い資産です。
コロナショック後の量的緩和により、世界各国の通貨供給量が爆発的に増えた結果、通貨の価値は下がり、インフレが加速しました。
一方で、金は希少性のある資産で、年間3,000トン程度しか採掘できません。
この結果、発行量がどんどん増える通貨と比較して、金の希少性がどんどん増しており、ゴールドの大幅な価格上昇につながりました。
ゴールドを組み合わせることで分散効果が高まる
ゴールドは、株式や債券など他の資産クラスと異なる値動きを示すのも大きな魅力です。
下図によれば、日本株・米国株ともに、株式100%よりもゴールドを組み合わせることでリスクを抑えながらリターンを向上させられるという結果が出ています。
下の図のシミュレーションでは、一応「ゴールド60%」がベストということになっていますが、さすがにゴールド60%はやり過ぎかと思います。
ゴールドをポートフォリオの主役にしなくてもよいので、全体の10%くらいゴールドを組み入れるという使い方のほうが万人向けでしょう。
iシェアーズ ゴールドETF(314A)の特徴と魅力
ゴールドに投資できる国内ETFの中で、最もおすすめなのが「iシェアーズ ゴールド ETF(314A)」です。
以前にご紹介した投資信託の「サクッと純金」が良いのですが、SBI証券と松井証券でしか購入できないため、他の金融機関を利用している方は314Aがよいでしょう。
信託報酬が年0.22%と他の金ETFと比較して突出して安いのが最大の魅力です。
値動きはロンドン貴金属市場協会(LBMA)金価格指数に連動します。
これは金の国際的標準価格なので、安心して投資できます。
金投資に投資信託やETFを使うメリットは、現物の保管が不要で盗難のリスクがないことです。
少額から気軽に金投資を始められ、いつでも売却できる流動性の高さも魅力ですね。
314Aと他のゴールドETFのコスト比較
最後に、ゴールドに投資する国内ETFのコストを比較します(下図参照)。
今回ご紹介したiシェアーズ ゴールド ETF(314A)のコストが圧倒的に安いです(信託報酬 年0.22%)。
今後発売する新商品の中で、9月26日に新規上場する「グローバルX ゴールド ETF(425A)」が最大のライバルになると思います。
425Aは信託報酬が年0.1775%と、314Aより低コストだからです。
425Aは未発売なので実績や純資産の伸びを慎重に見守る必要がありますが、コスト面で優位性があるのでかなり売れるのではないかと予想しています。
まとめ:ゴールド投資はETFで低コスト・分散を実現!314Aは万人向けの選択肢
ゴールドは株価ショックやインフレに強く、分散投資に欠かせない資産です。
その中でも iシェアーズ ゴールドETF(314A)は低コストで安心して投資できる王道商品。
まずは資産全体の一部(10%程度)から組み入れて、長期的な安定を目指しましょう。
学びを広げたい方に:ステップアップの2冊
Step1:『世界一やさしいお金の教科書 1年生』
資産形成の入り口として最適。家計管理や貯金の基本から、投資の考え方まで網羅しています。
Step2:『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書 1年生』
基礎を理解したら次は実践。投資信託やETFを活用した、着実に増やすための方法を具体的に学べます。
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