おはようございます。
2023年3月22日に、PayPay証券から「PayPay投資信託インデックス アメリカ株式(PayPay VTI)」が発売されました。
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式 - 商品詳細|PayPayアセットマネジメント
本商品は「CRSP・US・トータル・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)」へ投資するもので、いわゆる「全米株式インデックス投資」となります。
交付目論見書に「米国の企業の株式への投資は、上場投資信託証券であるバンガード・トータルストックマーケット・ETFを通じて行います」と記載があるので、要するにVTIに間接的に投資できるファンドということです。
本日はPayPay VTIの詳細を見ていきます。
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式(PayPay VTI)が誕生。信託報酬は0.0806%と超低コスト!
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式の概要
「PayPay投資信託インデックス アメリカ株式」の詳細については、以下のページや交付目論見書を参考にしてください。
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式 - 商品詳細|PayPayアセットマネジメント
要点としては、
1) 「PayPay投資信託インデックス アメリカ株式」を買うことでVTIに間接的に投資できる(為替ヘッジは無し)
2) 信託報酬が0.0806%と激安である(現時点で同クラスで最安)
3) 現時点で販売会社はPayPay証券のみ
となります。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドや楽天VTIと同じ商品です
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式(PayPay VTI)は、以下の2つの商品と同じものと考えてよいです。
1) SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI VTI)
→信託報酬 0.0938%、純資産総額 約1,300億円
2) 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→信託報酬 0.162%、純資産総額 約7,800億円
コスト面で楽天VTIは明らかにPayPay VTIやSBI VTIに劣るため、VTI相当の投資信託に新規投資を考えている方はPayPayかSBIを選びましょう。
とはいえ、楽天VTIの信託報酬0.162%も十分に低コストです。
これまで投資してきた分をわざわざ乗り換えるほどの差ではありません。
業界最低コストなので販売会社が増えれば売れる可能性あり
PayPay VTIの難しいところは、現時点で販売会社がPayPay証券に限られている点です。
PayPay証券のユーザーはSBI証券、楽天証券、マネックス証券などと比較すると少なく、PayPay VTIを購入したくても買えないという人が多いでしょう。
せっかく超低コストの良い商品であっても、発売後に売れ行きが悪ければ繰上償還などのリスクがあります。
よって、PayPay VTIの課題は発売後に順調にファンド純資産総額を伸ばしていけるか、安定した運用成績を残すことができるかになるでしょう。
まとめ
本日はPayPay投資信託インデックス アメリカ株式(PayPay VTI)をご紹介しました。
信託報酬0.0806%という超低コストが魅力で、今後どれだけ売れ行きを伸ばすことができるか期待しています。
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