おはようございます。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)は米国の高配当株400銘柄で構成されるETFです。
株価も配当金も安定して成長しており、長期保有することで安定的なキャッシュマシーンになることが期待できます。
2023年3月の分配金は1株あたり0.7172ドルと昨年同期(0.6622ドル)と比較して約8%増配となりました。
配当金の成長は株価の成長よりも安定しており、長期投資では大きなモチベーションになりますね。
【2023年3月も増配】バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)は安定性が魅力
VYMは米国の高配当株約400銘柄に分散投資ができるETF
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)は、米国を代表する高配当株約400銘柄に分散投資が可能なETFです。
VYMと同じ「高配当株」にフォーカスしたETFとしては、HDVとSPYDが有名ですね。
HDVは約70銘柄、SPYDは80銘柄の高配当株で構成されていますので、それらと比較するとVYMはより広範囲に分散していることが分かります。
以下がVYMの上位10銘柄です。
VYM - Vanguard High Dividend Yield ETF - Holdings - Zacks.com
エクソン・モービルやシェブロンは石油・エネルギー会社、JPモルガンは米国を代表する銀行会社ですね。
プロクター・アンド・ギャンブルは「P&G」ブランドで有名で、パンパースのおむつ、アリエールなどの衣料用洗剤、ブラウンやジレットなどのシェーバー、パンテーンなどヘアケア商品を販売しています。
それ以外では、ジョンソンアンドジョンソン、イーライリリー、アッヴィ、ファイザー、メルクなどのヘルスケア関連企業が多く占めていますね。
マイクロソフトやアップル、アマゾンなどGAFAMと呼ばれる銘柄は含まれませんが、VYMの構成銘柄はどれも名前を聞いたことがある有名企業ばかりであり、長期保有して間違いのない優良ETFと言えるでしょう。
VYMは株価も配当も安定した成長が魅力
VYMはHDVやSPYDなど他の高配当株ETFと異なり、配当金の成長が安定しているのが魅力です。
以下のツイートで詳しく紹介されていますが、リーマンショックの時に減配があったものの、2010年以降はきれいな増配が続いています。
やってくれました。米国の高配当株400銘柄に投資できるVYM。2023年3月でも増配してくれるとのことで、保有者の私もニッコリ。ここで、これまでの配当利回りの推移と併せて確認してみましょう。安定すぎて、さすがの一言に尽きる↓ pic.twitter.com/tO6FERwwt0
— おしろまん@資産形成の図解屋 (@oshiromandayo) March 20, 2023
以下はVYM(赤)、HDV(水色)、SPYD(紫)の2013年〜2023年の10年チャートです。
Yahoo financeから引用
VYMは2020年のコロナショック時の株価下落幅がHDVやSPYDよりも小さく、他の高配当株ETFよりも株価成長率が優れていることが分かります。
VYMの分配金利回りは3%弱であり、HDVやSPYDより低いですが、株価も配当金も確実に成長してくれる安心感は他の銘柄よりも優れていますね。
配当金という不労所得の積み重ねが長期投資のモチベーションになる
配当金を受け取るということは、その都度こまめに利益確定をしているのと同義です。
配当金の受け取り時に税金がかかりますので、長期投資では必ずしも有利ではありません。
むしろ、配当金を自動的に再投資してくれることで税の繰り延べ効果が期待できる投資信託のほうが有利と言えます。
しかし、30年〜40年と投資を長く続けるためには、自分のモチベーションを維持するための仕組み作りも重要です。
配当金は文字通り「不労」所得であり、たとえ少額でも振り込まれると大変嬉しいものです。
また、配当金の成長は株価の成長よりも安定していますので、よほど荒れた相場でない限り、毎年少しずつ増えていくのが目に見えて実感できます。
これらの心理的効果を考えると、配当金をもらってモチベーションを高く保ちながらゆっくりと自分の資産を増やしていくのも1つの方法だと思います。
まとめ
2023年3月もVYMの分配金は約8%成長しました。
HDVやSPYDなど他の高配当株ETFと比較して株価の成長スピードも優れており、この安定性がVYMの一番の魅力だと思います。
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米国高配当株ETF投資のメリットとデメリットをまとめた記事です。
高配当株投資の魅力は、株を売るタイミングを考えずにゆっくりと成長させることが可能な点です。
高配当個別株には減配が続いたり無配転落のリスクがありますが、ETFは数十〜数百銘柄に分散されていますので、安定成長が期待できますね。