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AI・半導体ブームを牽引するNVDA(エヌビディア)の投資難易度は最高レベル!新NISAではS&P500かNASDAQ100のインデックス投信にしておこう

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おはようございます。

先週、衝撃の決算発表を行い株価急上昇中のエヌビディア(NVDA)ですが、素人が長期保有するにはあまりにも難易度の高い銘柄です。

Xで流れてきた、過去10年のNVIDIAとインテルの時価総額の推移を紹介した動画を見てそれを強く実感しました。

 

 

普通の投資家であれば、どんなに半導体市場が将来有望と頭で理解していたとしても、2018年や2022年の暴落でNVDA株を手放してしまうはずです。

一般人はS&P500やNASDAQ100などの指数に投資し、間接的にNVDAの株価上昇の恩恵に預かるのがよいでしょう。

 

AI・半導体ブームを牽引するNVDA(エヌビディア)の投資難易度は最高レベル!新NISAではS&P500かNASDAQ100のインデックス投信にしておこう

 

NVDA(エヌビディア)を長期保有するのは一般人には困難

今世界中の注目を集めているのがエヌビディア(NVDA)です。

2月21日に投資アナリストたちの予想の大幅に上回る衝撃の決算を発表し、それに伴いたった1日で約15%も株価が上昇しました。

 

以下がNVDAの5年チャートです。

手持ちのお金を全額NVDAに投資して5年放置しておけば、それだけで約20倍にお金が増えた計算になります。

 

「NVDAを買って5年保有し続けるだけ?」と簡単に思われるかもしれませんが、世の中のほとんどの人には実践できない芸当です。

特に、2022年には半導体業界全体が終わるのかと言うほどの大暴落があり、NVDAに注目している人はほとんどいない状況でした。

そういった状況で、毎日下がり続ける株価を目にしながらNVDAを保有し続けるのは並大抵のことではありません。

「銘柄Aを10年前から保有していればそれだけで資産は10倍になっていた」みたいな話はしょっちゅう登場しますが、所詮は絵に描いた餅なので初心者は相手にしてはいけません。

 

S&P500やNASDAQ100のインデックス投信でNVDAに間接的に投資しよう

世間が「エヌビディア、エヌビディア!」と声高に叫んでいると、あたかも自分だけが取り残されているような感覚に陥るかもしれません。

しかし、実際にはポートフォリオの大半がNVDAで、NVDAの株価上昇の恩恵を受けまくって大儲けしている人はごく少数のはずです。

 

大半の方は「これからは半導体の時代だ!NVDAを主力銘柄にするぞ!」と決意をして投資してみたものの、暴落に耐えきれずに手放してしまうからです。

NVDA株が暴落中は他に株価好調な銘柄が必ずあるので、そちらの方が良い投資機会に見えてしまうんですね。

 

一般の方は、いきなり最高難易度のNVDAの個別株に投資するのではなく、S&P500やNASDAQ100などの米国株の主要指数へ投資するのがよいでしょう。

以下のサイトによれば、S&P500の約4.5%、NASDAQ100の約5.6%はNVDAが占めています。

 

www.slickcharts.com

www.slickcharts.com

 

NVDAに投資して一気に大金持ちを狙うのではなく、分散投資によって不必要なリスクを避け、より安全な投資を長く続けることが重要です。

 

一気に大金持ちではなく、ゆっくりと大金持ちになる方法がおすすめ

伝説の投資家ウォーレン・バフェットも、

「株式投資では急いで金持ちになろうとしてはいけない。ゆっくりと金持ちになる方が簡単である」

といった趣旨の発言をしています。

 

mensappmedia.com

 

世の中の大半の人は、20年〜30年先を見据えて長く投資を続けることができません。

数ヶ月先の大儲けを狙って一か八かの勝負に出てしまいますが、それで成功する方はごく一部です。

圧倒的な勝者の裏には、その10倍以上の敗者が存在します。

 

投資のプロたちが「分散投資の意義や有用性」を散々説いているにもかかわらず、初心者がそれを無視して2〜3の銘柄に集中投資するのは無謀でしかありません。

賢明な人であれば、まぐれ当たりに賭けるのではなく、王道の投資を長く続け、再現性の高い方法でゆっくり金持ちになる方法を選ぶでしょう。

 

まとめ

世界中の注目を集めているエヌビディア(NVDA)ですが、株価の上下動が激しく、初心者が容易に保有し続けられる銘柄ではありません。

S&P500やNASDAQ100の一部として間接的に投資するのが賢明だと思います。

 

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新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年に復活しますが、損益通算ができなかったり、商品のスイッチングができないため、基本的に短期投資には不向きです。

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新NISAの成長投資枠はつみたて投資枠の延長として使うのが正解です。

下手にハイリスクな商品に手を出して失敗するのは避けましょう。

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