おはようございます。
弊ブログの読者から「iDeCoとつみたてNISAを別々の証券会社で運用することの是非」について以下のご質問をいただきました。
はじめまして、ちゅり男様。
いつもブログを大変参考にさせていただいております。
都内で外資系企業に勤めている44歳のHMと申します。
現在都心で一人暮らしをしております。
これから積立NISAとをIDECOを始めたいと考えております。
現在、楽天証券とSBI証券に口座を開設しております。
積立NISAもIDECOともに全世界株式にしたいと思いまして、 ちゅり男様もお勧めの信託手数料が安いemaxis slim 全世界株式オールカントリにIDECOも積立NISAも両方とも買いたいと考えています。
ただ、IDECOの方はマネックスか松井証券しか扱いがなく、いま考えているのは楽天カードでポイントを貯めたいため積立NISAは楽天証券で、
IDECOは諸々手数料が安いマネックスでと証券会社を分けてそれぞれ買おうかと考えているのですが、
初心者には証券会社を別けて運用するのは大変でしょうか?
お忙しい中恐縮ですが、アドバイスよろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと以下の通りです。
1. iDeCoとつみたてNISAを別々の証券会社で運用するのは問題ない
2. つみたてNISAは商品ラインナップに大差がないのでどの証券会社を選択してもOK
3. iDeCoはマネックス証券にするか、楽天証券で楽天VTを購入するか
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
iDeCoとつみたてNISAを別々の証券会社で運用することは問題ないか
1. iDeCoとつみたてNISAを別々の証券会社で運用するのは問題ない
iDeCoとつみたてNISAを別々の証券会社で運用することは特に問題ないと思います。
ただし、証券会社を1つに統一した方が、1つのサイトでつみたてNISAとiDeCoの資産状況が把握できますので楽は楽ですね。
つみたてNISAもiDeCoも頻繁に売買を繰り返すような性質のものではなく、どちらかと言うとバイ&ホールドに適した制度です。
よって、一度積立設定だけしてしまえば、後はたまに資産状況のチェックをするくらいしかやることがありません。
別々の証券会社ですと、別々のサイトでログインしなければなりませんのでやや煩雑になりますが、
各種証券会社はマネーフォワードなどの家計管理サービスと連携ができますので、これを利用すれば一発で全ての資産状況が見られるようになります。
2. つみたてNISAは商品ラインナップに大差がないのでどの証券会社を選択してもOK
まず初めに、つみたてNISAに関してはどこの証券会社も商品ラインナップに大差がないため、基本的に3大ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)であればどこを選んでもOKです。
商品ラインナップに差がほとんどないため、後は細かいサービス面の違いなどでどの証券会社を利用するか選ぶことになります。
楽天関連のサービスをよく利用するのであれば、楽天カード決済で投信積立を行い楽天ポイントを獲得するのがベストでしょう。
SBI証券やマネックス証券も独自のポイントサービスを展開しているので好みで選んでしまってOKです。
NISAは保有商品を売却してしまうとその非課税枠は再利用できませんので、一度購入した商品は基本的に約20年後の売却時までホールドです。
一度楽天カード決済で積立設定をしてしまえば全くやることがありませんので、大変楽ですね。
3. iDeCoはマネックス証券にするか、楽天証券で楽天VTを購入するか
次にiDeCoですが、どうしてもeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を購入したいのであれば、iDeCoだけマネックス証券を利用するしかないでしょう(松井証券にもオルカンの取り扱いがあります)。
iDeCoは運用商品数が35と制限がありますので、つみたてNISAほど充実した商品ラインナップは期待できず、今後も商品がどんどん増えていく可能性はないからです。
もう1つの選択肢として、楽天証券でiDeCoを開設し、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)を購入するのもよいでしょう。
こちらも信託報酬は0.195%と十分に低水準ですし、純資産総額も3,000億円を超えており、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ほどではありませんが順調に成長しています。
まとめ
つみたてNISAは楽天カード決済でポイント還元が受けられる楽天証券がおすすめです。
iDeCoでeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資したければマネックス証券がおすすめですが、楽天証券で楽天VTを積み立てるのも大差はないと思います。
1. ほったらかし投資術
日本人が日本人向けに書いたインデックス投資本の決定版と言えるでしょう。
これ1冊だけ読んでそのまま実践すれば、合格点の投資が今すぐに誰でも実践できるという意味で大きな価値があります。
たった数百円のコストで、その後一生使える投資の知識が身につくわけですから読まない理由がありませんね。
2. スマホ脳
この本を読むまで、私自身もスマホの中毒性や健康被害に対する認識が甘かったです。
「スマホ中毒」はれっきとした病気であり、依存性が非常に高く、身体的にも精神的にも重大な健康被害を及ぼす可能性があることを認識する必要があります。
低年齢のうちからスマホを持つのが当たり前になりつつある時代ですので、お子さんのいる家庭の親は必読と言えるでしょう。
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インデックス投資はよほど高齢な方でなければ、思いついた時が始め時だと思います。
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