おはようございます。
メガバンクの普通預金金利が0.001%しかない超低金利時代において、稼いだお金を銀行預金に置いておいても増えていく見込みはありません。
そこでどうすべきかを真剣に考えれば、必然的に株式投資や不動産投資など現金以外のアセットへの投資をするしかないという結論に至ります。
ところが、株式や不動産などのアセットは、銀行預金よりも高いリターンが期待できる分、リスクの大きい資産でもあります。
これは当然のことで、ノーリスクでハイリターンの得られる投資対象があれば、世の中の全てのお金はそちらに流れますから、そういった美味しい話はありえないからです。
仮にありえたとしても、情報弱者である一般庶民のところにそういった情報は流れてきません。
よって、一瞬で詐欺だと判断できます。
株式投資でベストを求めすぎず、不確実な要素とどう付き合っていくか
不動産投資と株式投資の違い
不動産投資に関しては、ある程度まとまった資金が必要であり、不動産業界自体が特殊な世界であるため、素人の方には参入障壁が高いです。
逆に言えば、参入障壁があるからこそ旨味もあるわけですが、実際のところ素人の方が身一つで飛び込んでも返り討ちにあうだけでしょう。
投資する時期や物件を精査しないと、一発で大きな痛手を負います。
ローンを組めば、それはレバレッジをかけたということになりますから、余計にハイリスク・ハイリターンな投資ということになります。
一方、株式投資の場合は、今やネット証券が当たり前の時代ですので、口座開設さえしてしまえばネット上でいつでも開始することができます。
また、不動産投資と異なり最低でも数百万円は必要ということはなく、株式投資は今では1万円でも開始することが可能です。
投資信託ならば100円単位で購入可能になっていますから、参入障壁は非常に低いです。
初めからベストを求めすぎず、とりあえずやってみること
世の中には実際にやってみなければ分からないことというのが多々あります。
株式投資の必要性を頭では理解していながら実際の行動に移せない方の問題として、
「初めからベストを求めすぎている」
ことが挙げられます。
投資の世界では、100%これがベストという確信を得られる場面はほとんどありません。
今自分が置かれている状況、自分が得ている情報を総合的に考え、
「自分の中では今の時点ではこれがベストだろう」
という判断を一つ一つ積み重ねていくしかないのです。
不確実な要素とうまく付き合うスキルが重要
このように、投資においては、不確実な要素とどううまく付き合っていくかというのが非常に重要です。
現代はVUCAの時代と言われており、これはVolatility(ボラティリティ)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧さ)の頭文字をとった言葉です。
このような世の中において、確実性・安定性ばかりを求めているとなかなか第一歩が踏み出せませんね。
私自身、投資を始めたばかりの頃は数万円の値動きで一喜一憂していたのを思い出します。
それが今では、数十万円程度の値動きではなんとも思わなくなりました。
このように、株式投資を長く続けることによって、不確実な要素が大きいことに慣れてきて、かえってその不確実性を楽しむことができるようになりました。
「長期で見ればプラスサムゲーム」であるものに乗っかろう
私は長期投資を前提にしていますから、日々の価格変動は退屈な日常生活の良い刺激として楽しむことにしています。
ただし、長期では勝てる確率が高いゲームだからこそ参加していて面白いわけですね。
これが30年〜40年後に負けている確率の高い分の悪いゲームであれば、参加している意味がありません。
日々の値動きを楽しめるのは、数十年後には勝てるだろうと信じられるからですね。
このように、「長期で見ればプラスサムゲーム」であるものに乗っかることが重要です。
間違った株、国・地域を選んでしまうと、その大前提が崩れているわけですから、長期で保有しても全く報われないということになります。
自分は勝てる見込みの高いゲームに参加できているかどうかは、株式市況が変われば前提が変わることがありますので、時々振り返ってみる必要があるでしょう。
まとめ
株式投資で初めからベストを求めすぎてしまうと、その不確実性が怖くなり初めの一歩が踏み出せなくなります。
長期で見て勝てる確率の高いゲームであれば、何はともあれ参加してみることも重要でしょう。
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どんな商品でもバイ&ホールドすればよいわけではなく、長期で伸びる確率が高い商品を買う必要があります。
インデックス投資であれば、1ヶ月単位の損益を気にしても意味がありません。