Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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投資信託を選ぶ時の3つのポイント(コスト・純資産総額・トラッキングエラー)

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おはようございます。

私は今現在は海外ETF投資を主戦場にしていますので、投資信託を購入するのはiDeCoとつみたてNISAの枠内のみです。

ただし、2024年から始まる新NISAでは投資可能枠が最大で年間360万円まで大幅に拡大し、投資信託の方が再投資の効率がよいため、投資信託を購入する機会が増えると思います。

数年前までは特定口座でインデックスファンドの定期購入をしていましたが、その頃と比べると格段に商品の質が上がっている現状を羨ましく感じます。

私のインデックスファンドの選び方はシンプルで、大原則としては「同じインデックスに連動する商品の中で最もコストの低い商品を選ぶ」ようにしています。

その他は、純資産総額の推移とトラッキングエラーの有無をチェックすればよいでしょう。

 

投資信託を選ぶ時の3つのポイント(コスト・純資産総額・トラッキングエラー)

 

インデックスファンドの一覧表を見ながら商品を選ぶ

国内の投資信託業界では、各社が同じインデックスに連動する商品を発売しているため、似たような商品ばかりでどれを選んだらよいか分からないということがよくあります。

そのような時は、先輩インデックス投資ブロガーが用意してくれたインデックスファンドの比較一覧表を見ながら商品を選択しましょう。 

 

randomwalker.blog.fc2.com

 

今回は、水瀬さんが作成してくださった一覧表を参考にさせていただきます。

いつも本当にありがとうございます。

 

投資信託を選ぶ時は次の3つのポイントに注意する

さて、投資信託を選ぶ時の注意点としては、

1. 同じ指数に連動する商品の中から最も低コストな商品を選ぶ

2. 純資産総額の金額とその伸びに注目する

3. インデックスとの乖離(トラッキングエラー)をチェックする

ことが重要だと思います。

一つ一つ細かく見ていきます。

 

同じ指数に連動する商品の中から最も低コストな商品を選ぶ

投資信託選びで何よりも重要なのは「最も低コストな商品を選ぶ」ことでしょう。

将来のリターンを100%正確に予測することは不可能ですが、コストが高ければ確実に投資のリターンがその分下がるからです。

そういった意味で、eMAXIS Slimシリーズが

「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」

と意思表示しているのには大きな意味があります。

 

それはなぜかと言うと、私が以前にインデックスファンドを中心に投資していた時の最大のストレスが、

1) 1年間くらい業界最低コストを維持していた商品が、後発の商品に追い抜かれる

2) 新しい商品に乗り換えると、また半年くらいで後発の商品に追い抜かれる

3) 以下、その繰り返し

4) 結果的にポートフォリオの中に同じような商品がいくつも並び、資産管理が面倒になる

だったからです。

業界最低水準のコストを目指し続けるのであれば、eMAXIS Slimシリーズを購入しておいて、あとは純資産総額の伸びやトラッキングエラーの大きさをチェックする方がシンプルですね。

 

純資産総額の伸びをチェックする

次にチェックすべきは、純資産総額とその伸び方です。

いくら今現在の純資産総額の数値が大きくても、数値が横ばい〜下がっている場合には、その商品から資金が逃げていることになります。

国内のインデックスファンドの弱点の1つが、VOOやVTIなどの海外ETFと比較して純資産総額が桁違いに小さいことです。

実際、売れ筋の投資信託であるeMAXIS Slimシリーズですら、純資産総額は数百億円〜2兆円弱程度に過ぎません。

米国ETFの代表格であるVOOやVTIの純資産総額は30兆円程度あるわけですから大きな差ですね。

バンガード社のETFを購入する時には、メジャーな銘柄であれば市場流動性を気にする必要はありません。

一方、国内の投資信託を選ぶ場合には、自分の選ぶ商品は将来に渡って売れ続ける可能性が高いかをよく検討する必要があります。

 

インデックスとの乖離(トラッキングエラー)の大きさをチェックする

投資信託では、特に発売された直後において、目標とするインデックスからの乖離が発生することがあります。

ファンドの純資産総額が膨らんできて、長年の運用実績が積み重なってくると、多くの場合は是正されていきますが、中にはいつまでたっても乖離が発生するファンドも見られます。

自分の投資対象がインデックスを正確にトレースしているかは、定期的に商品ホームページの運用報告書を読んでチェックしておいた方がよいでしょう。

自分ではインデックス投資をしているつもりであったはずが、実はインデックス投資になっていなかったというのでは笑い話にもなりません。

 

まとめ

久しぶりにインデックスファンドの比較一覧表を見ましたが、一昔前と比べますと、特に先進国株式クラスや全世界株式クラスの信託報酬の低さにびっくりさせられます。

国内のインデックスファンドだけで十分に投資できる環境が整ってきたといえるでしょう。

 

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