Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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インデックス投資家は1ヶ月ごとの損益を気にしても意味がない

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おはようございます。 

インデックス投資家にとって、「今月はいくら儲かった」「先月はいくら損した」というのはあまり意味がありません。

目先の損益を気にしすぎると長期的な大きな目標を見失う可能性があり、かえって害悪にすらなりえます。

インデックス投資とは長期目線で見た時に結果としては年平均5%程度で増えていればよいという投資ですから、仮に1ヶ月前と比較して+10%増えて気分を良くしたところで意味がないのです。

 

インデックス投資家は1ヶ月ごとの損益を気にしても意味がない

インデックス投資のリターンは年間5%程度に過ぎない

そもそも、過去の歴史からインデックス投資のリターンは年数%程度であることが分かっています。

仮に年5%とした場合、毎月コンスタントに資産が増えていくと仮定すればせいぜい月0.5%ということです。

実際には相場には波がありますので、1月は+10%、2月は−7%、3月は+3%、4月は−12%・・・となるわけですが、全体として平準化してしまえば月0.5%、年5.0%程度に落ち着くというわけです。

月0.5%といえばほとんど誤差の範囲内です。

5億円くらい保有していれば、0.5%でも250万円ですので相当なインパクトがあります。

しかし、100万円であれば0.5%というのはたかが5,000円に過ぎません。

期待リターンが毎月5,000円しかないものに対して、「今月は儲かった」「先月は損した」と議論しても意味がありません。

無駄なのでやめましょう。

もう少し長期目線でじっくりとポートフォリオを育てていくイメージが必要です。

 

ポートフォリオをチェックしすぎないように気をつけよう

上記の理由から、インデックス投資家にとって毎月の総資産チェックというのはほとんど意味がありません。

「今月は◯%増えました!」「今月は◯%も損しました!」というのはせいぜいブログのネタになるくらいです。

ブログが飯のタネになっている人はやってもいいかもしれませんが、一般の方は神経質なまでにチェックしすぎになっていないか注意しましょう。

有名ブロガーがやっているからといって、自分も真似してやる必要はありません。

むしろ、細かく分析しすぎると小さな問題点が気になりだしていろいろポートフォリオをいじりたくなります。

そして、私の経験上、細かな点というのは修正しようがしまいが長期成績には大きな影響を与えません。

よって、修正にかけた労力や時間ほどには得られる物は少ないです。

どちらでも良いことで悩んだ時間や労力は無駄なので、他のもっと有意義なことに時間を使うべきです。

私自身は、今までに何十時間も無駄にしたと思います。

 

インデックス投資ならばリバランスを兼ねて年1回程度で十分

では、実際にどの程度の頻度でポートフォリオを見直すかですが、個人的にはリバランス(アセット・アロケーションの修正)を兼ねてせいぜい年1回程度で十分だと思います。

多くても6ヶ月に1度です。

税金を考えますと、できればノーセルリバランスが理想ですから、会社員の方ならば夏と冬のボーナスに合わせるのが分かりやすいですね。

それ以上は労力に見合うほどの効果はないと思います。

平均して年間5%しか増えないものに対して、そう細かくチェックしても意味がありません。

ただ、実際の相場は毎月10%以上動くこともありますので、ついこまめにチェックしたくなるんですよね。

この誘惑にいかに打ち勝つかが重要です。

医師の方は、当直バイトで夜暇な時など要注意ですよ。

 

個別株はチェックポイントが多いのでこまめなチェックを

なお、個別株をされている方は別で、総資産額をこまめにチェックする必要があります。

個別株を1年間も何も考えずに放置していたら、決算での失敗や市場トレンドの変化によって知らない間に焼かれていることもありえます。

10〜20銘柄以上に分散投資をしていればまだ救われますが、数銘柄のみに集中投資していれば一発でアウトです。

また、個別株の場合、投資銘柄の業績・決算・財務状況のチェックが欠かせないことは言うまでもありません。

さらに、投資先の銘柄に関するポジティブ・ネガティブなニュース、投資銘柄の所属セクター全体のトレンド、関連銘柄の情報なども仕入れる必要があります。

このあたりを面倒と思うか、楽しい作業と思えるかが個別株投資に向き不向きの判断材料になると思います。

何も考えずに、

・株価が下がって高配当になったからタバコ銘柄を買う

・Twitterで◯◯さんが買っていたから自分も同じタイミングで△△を買う

というのはちょっと安易すぎる気がします。

 

まとめ

インデックス投資家にとっては、「今月はいくら儲かった」「今月はいくら損した」ということ自体あまり意味がありません。

浮き沈みがありながら、長い時間をかけてポートフォリオを育てていくイメージが必要でしょう。

 

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