おはようございます。
できるだけ安値で買って高値で売るというのが投資の大原則であることは間違いありません。
そして、世の中の大半の金融商品が安くなる大暴落は約10年〜20年に1回の頻度で起きています。
なんの備えもなしに暴落相場に突入することはあまりに無謀であり、事前の備えが重要です。
その中でも、自分のメインの収入源が暴落時にどうなるかはよく考えておく必要があります。
自分のメインの収入源の暴落耐性を確認しよう
長期の積立投資家の場合、暴落時にも淡々と積立を継続できるか否かが将来のパフォーマンスを決めるといっても過言ではありません。
ここで注意したいのは、ご自身のメインの収入源が景気によってどの程度左右されるかという点です。
世の中には景気に左右されやすい職種、されにくい職種というものが存在します。
例えば、金融系の企業にお勤めの方ならば、リーマンショックのように金融機関を発端とした経済危機の影響は真っ先に受けやすいと言えるでしょう。
その場合、今現在の収入が暴落時にも維持される可能性は低く、あらかじめ収入が減ることを想定したプランを立てておく必要があります。
仮に毎月の収入は維持されたとしても、夏冬のボーナスがカットされる、もしくはボーナス無しという事態は普通に起こりえます。
そういった事態が想定される場合には、キャッシュポジションを手厚くするなどの事前準備が必要です。
我々医師はどうか?
我々医師に関しては、国の医療保険制度の中に囲われた半公務員的な性格がありますので、比較的暴落耐性は高いのではないかと推察します。
実際、リーマンショック時にも医師の勤務環境には大きな影響はありませんでした。
つまり、医師の個人投資家の強みの一つは「不況時にもコンスタントに新規買い付けし続けられるキャッシュフロー」にありそうです。
ですから、医師の皆様は今のうちに暴落に備えたタネ銭作りに励み、暴落時に医師としての強みを最大限に発揮できる態勢を整えておきましょう。
一方、国の政策によって医師の需給関係に変化が起こり、将来的に医師が供給過多になった時には大幅な収入源は避けられません。
今年の初めの段階では今後10年程度は問題なしと判断していましたが、昨今のCOVID-19の大流行で我々医師業もどうなるでしょうか。
次の暴落は様子を見て、2-3回後の暴落を10年〜20年も待ち続けていると、そのうちに医師の勤務環境が悪化し、タネ銭を用意できずまともに勝負できなかったという事態にもなりかねません。
投資家としての医師の立ち位置が相対的に有利なのは今で、今後時間を経るにつれて不利になる気がします。
ブログ関連の収入は大幅に下がるでしょう
次に、投資ブログ関連の収入ですが、これは大幅減を覚悟しておく必要がありそうです。
相場がよいうちは投資ブログは読まれますし、好調な相場が長続きすればするほどご新規さんの参入も期待できます。
一方で、最悪な相場になった時には本当に価値のあるブログしか読まれなくなる可能性があります。
もちろん、私のブログなど読まれるはずもないでしょう(笑)。
実際に自分の資産が日に日に削られていく相場環境になりますと、どうしても殺伐とした雰囲気になりますし、それは人間である以上致し方ないのかなと思います。
そういった意味では、ブログに過度に依存しすぎず、適切な距離を保って末永く付き合っていければと思います。
まとめ
自分のメインの収入源の暴落耐性をチェックしておきましょう。
大不況になった時にリストラされる可能性はないか、毎月の給料やボーナスはどの程度カットされうるか、あらかじめシミュレーションしておくとよいです。
上記が想定される場合には、キャッシュポジションを厚めにしておくことですね。
こんな記事も書いています。
「投資は余剰資金で」とよく言われますが、無理のない範囲でコツコツと長期に継続するのが成功の鍵だと思います。
キャッシュポジションの基本は「年齢(%)」とされますが、実際には各個人の置かれた状況に合わせて最適なキャッシュポジションを考える必要があります。
自分のポートフォリオの軸になる「コア資産」を決めることで、ぶれない投資ができるようになると思います。