おはようございます。
私の趣味の一つは休日に書店をぶらぶら歩き回ることですが、新しい投資本、特にインデックス投資に関する本が発売されるとつい手にとってしまいます。
最近はKindle版を購入することが多いのですが、NightWalkerさんの『世界一ラクなお金の増やし方』は書籍版しか販売がありませんでしたので、書籍を購入しました。
やはり書籍は書籍の良さがありますね。
自宅に本を置き場所が無限にあれば、紙の本を買いたいのですが、場所の制約とiPadがあればどこでも読める利便性からついKindleに走ってしまいます。
話が脱線しましたが、書評にうつります。
世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました [ NightWalker ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 株・資金運用
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,512円
【書評】『世界一ラクなお金の増やし方』
インデックスファンドの積立投資の優位性がこれでもかと解説されています
本書籍の中では、下記の内容が平易な言葉で、初心者の方にもわかりやすく解説されています。
・本業が忙しいサラリーマンが片手間でも実践できるのは、インデックスファンドの積立投資しかないこと
・低コストな商品を選び、できるだけ世界市場全体に分散投資をすること
・おすすめの証券会社について
・つみたてNISAやiDeCoなどの非課税口座の活用法
・積立投資を始めるならば「今」が最適ということ
・複利の力を活用して、ゆっくりと資産を育てていく重要性
・アセットアロケーション、リスク資産、無リスク資産の考え方
・リバランスの方法
・キャッシュポジションの重要性
・アーリーリタイアの実際
最近は個人ブロガーによる投資本の出版ブームですが、ブログと同じで書籍でも文章に人柄が現れますね。
初版発行が2018年6月ですので、今現在の状況に沿った内容になっているのは大変ありがたいですね。
日本の投資環境はここ10年間くらいで劇的に改善しており、年々様々な変化がありますから、最新の書籍に目を通すことは非常に重要です。
この本を1冊読めば、インデックス投資を今すぐに始めたくなることは間違いありません。
個人ブロガーのインデックス投資本は次の3冊を読んでおこう
最近では、個人ブロガー、特に古参のインデックス投資ブロガーの方たちによる投資本の出版ブームになっていますね。
個人的には、今回ご紹介したNightWalkerさんの書籍に加え、以下の2冊を読んでおけばよいと思います。
1) 水瀬さんの『お金は寝かせて増やしなさい』
皆さんご存知、
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
を運営されている水瀬さんによるインデックス投資本です。
書店でも目立つところに平積みで置かれているのを目にしますので、かなり売れているのでしょう。
書評は以下の記事になります。
2) 吊ら男さんの『毎月10分のチェックで1000万円増やす!庶民のためのズボラ投資』
もう一冊は、インデックス投資界隈では知らない人はいない
を運営されている吊ら男さんの本です。
上の水瀬さんの書籍と同様、御本人たちの実際の運用成績が公開されている点が非常に興味深いです。
書評は以下の記事になります。
上記の3冊は、どの本も根幹で語られていることはほぼ共通しています。
そもそも、インデックス投資の魅力は誰でも簡単に実践できることですので、これ以上複雑な内容にしようがない気もします。
正統派・硬派な本にも目を通しておこう
さて、先ほどご紹介した個人ブロガーによる3冊は、全て投資初心者の方向けにできるだけ平易な言葉で記載されており、誰でも気軽に手に取ることができます。
一方、インデックス投資の理論を含めた硬派な本の定番としては、以下の3冊をおすすめします。
1) チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』
インデックス投資家でこの本を知らなかったら「もぐり」と言われるほど有名な本です。
株式投資において大きく勝つ必要はなく、いかに負けを最小限に防ぐかが重要であるというのは大変重要な格言だと思います。
2) バートン・マルキール氏の『ウォール街のランダム・ウォーカー』
インデックス投資について書かれた書籍の中で、最も古い部類に入る本です。
インデックス投資家の間ではバイブルとして読みつがれている本で、文章が若干難解で理解しづらい点もありますが、その内容は今の時代でも全く色褪せることはありません。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本
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3) 『インデックス投資は勝者のゲーム』
これは先日書評を書いたばかりですね。
長年投資の世界に身をおいていますと、ついインデックス投資から浮気したくなる場面がありますが、本書を読むことでインデックス投資の優位性を思い出させてくれます。
この3冊を読んでおけば、それ以上読んでもあまり変わりません。
新しい書籍に目を通す意義
新しい投資本が出ると必ず目を通すようにしています。
新しい内容を勉強したいという点もありますが、インデックス投資の理論についてはさんざん語り尽くされていますので、新しいことを得ることはほぼありません。
金融商品の最新情報も重要ですが、書籍の場合は出版までに時間がかかるため、必ずしも最新の情報ではありません。
情報の最新性という意味ではブログを活用した方がよいでしょう。
それでも最新の書籍に目を通す意義としては、
「自分の今の投資方針を本を読んで再確認する」
ことが大きいと思っています。
とにかく、最新本には定期的に目を通して知識のブラッシュアップを怠らないようにしましょうということですね。
まとめ
NightWalkerさんの『世界一ラクなお金の増やし方』は、これからインデックス投資を始めようと考えている人に最適な一冊です。
すでにある程度投資経験のある方でも、自分の投資方針の見直しのために一読をおすすめします。
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投資本もよいですが、以下の筋トレ本は実はもっとおすすめですw
『マンガーの投資術』を読むことで、キャッシュポジションとチャンスが来るまで座して待つことの重要性を学べます。