おはようございます。
インターネットが本格的に普及する前までは、何か新しい領域に関する情報を集めようと思ったら、
先達に話を聞くか、
図書館に行って本を借りるか、
書店に行って手当たり次第に本を購入して乱読するのが当たり前でした。
今では、とりあえずGoogle検索をかければ一通りの情報は入手することが可能です。
その一方で、インターネットの世界は情報量が無限大であり、情報の質は玉石混交であるため、
「情報を取捨選択する力」が求められます。
情報を取捨選択する力がないと、目の前に溢れかえる情報をうまく活用できず、結局大混乱に陥ってしまう可能性があります。
「情報を取捨選択する力」が求められる時代です
情報を取捨選択する力を持たないとインターネットを活かしきれない
一例をあげます。
社会人になってコツコツ貯蓄をしてきて、いざこれから投資を始めようという人が、Googleで株式投資に関する情報を集めようとしています。
例えば、「投資 初心者 おすすめ」とGoogle検索したとしましょう。
「さぁ投資をやるぞ!」と意気込んで上記のように検索すると、1番目に出てくるのが
「初心者におすすめの投資」などない。損する前に【漫画で解説】
です。
この記事に書いてあることは至極まっとうな内容なのですが、タイトルを見ただけで出鼻をくじかれた感じになるでしょう。
また、他にも、株式投資について調べようと思ったのに、いつの間にか不動産投資の教材やセミナーへ誘導されるページもありますので、本質を見抜く目を持たないといとも簡単に騙されてしまいます。
インターネットを活かすも殺すも結局はその利用者次第ということです。
体系化した知識を得るためには今でも「本」が有用
インターネットは使い方によっては非常に便利で、今では我々の世界に無くてはならないものになりました。
今さら「インターネットのない世界で生きろ!」と言われても、そんな不便な世界は考えられないことでしょう。
一方で、インターネットの情報は玉石混交です。
本当に有益な情報を提供し続けているサイトもあれば、客観性の乏しい憶測に過ぎない内容をアップしているサイトもあります。
インターネットを最大限に活用するためには、利用者側にもある程度の知識レベルが求められます。
その土台となる知識を仕入れるうえで、「本」は今でも情報収集の手段として欠かせません。
ネットの情報は情報の最新性という意味では魅力的ですが、情報の網羅性や客観性では書籍には劣るからです。
ネット書店は読みたい本がすでに決っている場合には有用
Amazonなどのネット書店は、自分が読みたい本が決っている場合には非常に有用です。
電子書籍であれば購入直後にすぐ読むことが可能ですし、価格的にも紙の本と比べて安いことが多いです。
私自身も、自宅に本を置けるスペースが限られていることから、リアル書店で読みたい本が見つかった時にその場でスマホでKindle版を注文することが増えました。
電子書籍の急速な普及によって、リアル書店に足を運ぶ回数が減っている人も多いようですが、これは非常にもったいない話だと思います。
書店をぶらぶらする習慣をおすすめしたい
リアル書店のメリットは「今の流行」をひと目で知ることができる点です。
Amazonの本の売上ランキングを見ても、上位はレシピ本や漫画、アイドルの写真集ばかりで全く参考になりません。
書店をぶらぶらする習慣は、各ジャンルの「今の流行」を一瞬でキャッチアップできる点で非常に有益だと思うのです。
書店を巡る時のポイントとしては、一見自分とは関係無さそうなジャンルのコーナーにも積極的に足を運ぶことです。
そういった場所から思わぬお宝本が見つかることもあるからです。
予想だにしなかった気付きを得ること、これがリアル書店の醍醐味ですね。
紙の本を読む回数は減っても、書店に行く回数は減らさないようにしたい
私は、どんなに忙しくても週に1度は書店に足を運ぶようにしています。
それも、毎回同じ書店ではなく、複数の書店をローテーションして回ることにしています。
書店毎に本の陳列方法が異なったり、おすすめしている本の種類が違ったりして面白いからです。
紙の本を読む回数は確かに減っていますが、書店を訪れる回数は減らさないようにしたいと思います。
多くの投資ブロガーがおすすめしている本は良書
投資本の選び方に関しては、自分と投資方針が似た投資ブログをいくつか探し、それらのブログでおすすめ本として紹介されているものを読むとよいでしょう。
特に、多くのブログで共通して紹介されている本は真の良書であることが多いですので、迷わず購入でよいでしょう。
「本」にお金を惜しむのはやめましょう。
資産形成を考えるうえで節約は必須ですが、本を買うお金をケチって自分の成長を止めてしまっては何の意味もありません。
本を読み、自らの知識レベルを向上させた上で再度投資ブログを読み直すと、今まで見えなかった景色が見えてくる可能性もあります。
まとめ
高度な情報化社会において、情報の海で溺れないためには情報を取捨選択する力が欠かせません。
インターネットを活かすも殺すも利用者次第ですので、ネットと本の良い所をそれぞれ活かしながら、人間として成長していきたいものです。
こんな記事も書いています。
自分の適正を早めに知って、自分に合った方法で投資と付き合っていくことができれば最高ですね。ある人にとって最適な手法が自分にとっては最適でないこともありえます。
新しいことを始めるには、ある程度のエネルギーを必要とします。今はまだ手数料が割高ですが、投資が趣味でない一般の方にとってはロボアドバイザーにお金を入れて放置プレイが最適という時代が来る気もします。
多くの投資ブロガーから支持されている商品を知ることができるという意味で、Fund of the Yearのような企画は貴重ですね。