神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

インデックス投資では、スケールが小さい時のリバランスは効果なく不要。リバランスよりも投資家自身のバランス感覚が重要。

スポンサーリンク

おはようございます。

投資にはバランス感覚が必要だと思う今日この頃です。

バランス感覚に優れた人は、多少の相場の上下があってものらりくらりとうまく乗り過ごすことができます。

バランス感覚を持ち合わせないと、相場の上下の波を乗りこなすことができず、波に飲み込まれてそのまま消え去ります。 

f:id:shinkei807:20180320134318j:plain

 

リバランスよりも投資家自身のバランス感覚が重要

私は株式投資を始めてまだ10年ちょっとですが、その中でいろいろな失敗を経験しました。

特に、投資を始めて最初の数年間はいろいろ試行錯誤をしましたね。 

今現在も変わらず気をつけていることとしては、

・一気にポジションを取りすぎないこと

・自分が株が欲しい気持ちが強い時は、他人もその株を欲しがっている可能性が高いため真の買い場ではない可能性が高いこと

・高値圏に突入したと判断した株は、どんなに魅力的に見えても後乗りで手を出さないこと

・できるだけ合理的に、かつ迅速に判断すること

です。

 

細かくリバランスをしすぎるのは労力と時間の無駄

f:id:shinkei807:20180309110106j:plain

さて、以前投信積立をやっていた時のミスの一つに、「細かくリバランスをしすぎる」というものがありますので紹介しておきます。

私は、投資のスケールの小さなうちからチマチマとリバランスをするのは時間の無駄だと考えています。 

 

一例を挙げます。

Aさんが投資信託の積立購入を始めるとしましょう。

初期投資が10万円で、毎月の積立金額が1万円だとします。

Aさんは投資本に書いてあったアセット・アロケーションの考え方に基づいて、自分の理想の資産配分を、

・日本国債を30%

・日本株式を10%

・先進国債券を10%

・先進国株式を40%

・新興国株式を10%

と設定しました。

ここまでは問題ないですね。

 

eMAXIS Slimシリーズを積立購入して1年後にリバランス・・・意味あるか?

どうせ購入するならば、少しでも信託報酬の安い商品をということで、eMAXIS Slimシリーズの中から、

1) 国内債券インデックス:6万円

2) 国内株式(TOPIX)インデックス:2万円

3) 先進国債券インデックス:2万円

4) 先進国株式インデックス:8万円

5) 新興国株式インデックス:2万円

を購入しました。

これも非常にリーズナブルな判断かと思います。

 

そこからアセット・アロケーションの配分どおりに毎月1万円ずつ(年間12万円)を積み立てた結果、1年後の投資元本が22万円となりました。

話を単純にするため、1)と3)の債券クラスには値動きが無かったものと仮定します。

残りの株式クラスのうち、

2)の国内株式クラスが+1万円、

4)の先進国株式クラスが+3万円、

5)の新興国株式クラスがー1万円

1年間の利益が+3万円になりました。

投資元本の22万円が25万円となり、10%以上の利益が出たことをAさんは喜びました。

 

Aさんは、1年経過した時点で自分の理想のアセット・アロケーションに近づけるため、

国内株式と先進国株式の一部を売り払い、そのお金で新興国株式を購入してリバランスをしました。

やっていることは理論上は正しいです。

 

理論上は正しいが、投資スケールが小さすぎてリバランスは無意味でしょう

f:id:shinkei807:20180307222350j:plain

インデックス投資の本を読むと、その多くに

1) 投資のリターン・リスクはアセット・アロケーションでほぼ決まる

2) インデックスファンドの積立投資の場合、年に1〜2度はポートフォリオを確認して必要に応じてリバランスをする

と書いてあります。

 

ただ、総資産額25万円でリバランスをしても・・・無意味ですよね。

「本に1年毎にリバランスと書いてあったから機械的にリバランス」というのはスマートではありません。

そもそも論として、10万円や20万円だったら、株式100%でいいです。

20万円のうち、3割(たった6万円!)だけ国内債券を購入しても意味ありません。

 

では、Aさんはどうすべきか?

Aさんのケースでは、コツコツとリバランスなどやっている場合ではありません。

どこに目標設定しているのかサッパリ分かりませんが、

1) 毎月の投入金額を増やす方法はないか(日常生活の見直し)

2) もう少しリスクを背負ってキャピタルゲインを狙いに行く投資法に切り替える必要はないか

といった戦略自体を見直すべきです。

 

もちろん、将来投資のスケールが大きくなった時に備えてあらかじめリバランスの練習をするといったポジティブな意味でリバランスをしている人はOKです。

ただ、それならば毎月の投資額をせめて5万円レベルまでは上げないと説得力がないですね。

 

もし、「この20万円が10万円になったら致命的だ!右往左往してしまう・・・」という場合は株式投資にはまだ早いです。

コツコツキャッシュを貯めて出直した方がよいと思います。

唯一例外は、iDeCoのように節税効果のある枠内での投資でしょうか。

iDeCoであれば節税効果の分ほぼ確実に勝てますので、1〜2万円でも意味がありますね。

 

まとめ

リバランスよりも重要なのは、投資家自身のバランス感覚です。

今の自分にとって最適な投資戦略を考え続けることが重要ですね。

 

 

こんな記事も書いています。

上記のAさんの例では、インデックス投資で成果を上げるには初期投資額も追加投資額も少なすぎますね。根本的な戦略自体を見直す必要があります。

www.churio807.com

 

昨今の投資信託界ではeMAXIS Slimシリーズの勢いがすごいですね。楽天バンガードも今後の成長を期待しています。

www.churio807.com

 

VTで世界の株式市場に丸ごと投資してしまえば、株式クラスの中ではリバランスを考える必要がなくなるのでおすすめです。

www.churio807.com