おはようございます。
仮想通貨市場は株式市場と比べるとまだまだ未成熟であり、様々なトラブルが頻発しています。
たとえ遊び程度の少額であったとしても、自分の資産を盗まれて良い気持ちになる人はいません。
私は、仮想通貨投資を行う上で最も重要なのがセキュリティ対策と考えています。
セキュリティを万全にせずに仮想通貨に手をだすのは自殺行為と言えるでしょう。
後で絶対に後悔しないための仮想通貨のセキュリティ対策について
取引所のパスワードは同じものを使いまわししない
当たり前のことですが、複数の取引所で同じパスワードを使い回ししないようにしましょう。
一箇所の取引所のパスワードを破られると、立て続けに他の取引所も破られてしまう可能性があるからです。
また、パスワードはできるだけ破られにくいものを設定する必要があります。
英数字だけでなく、記号も混ぜ、できるだけランダムに長い文字列で設定しましょう。
下記のようなパスワード生成ツールを利用するのが確実だと思います。
Google Authenticatorによる二段階認証を行う
各取引所でのセキュリティレベルを高めるため、Google Authenticatorによる二段階認証が推奨されています。
これは、上記で設定したメールアドレスとパスワード以外に、Google Authenticatorというスマホアプリ画面上で1分毎に更新されるパスワードを入力しないと先に進めなくする設定です。
PCだけでなく、スマホを含めた複数のデバイスでパスワード管理をすることになる上、一定時間毎にパスワードが変わりますので、安全性が高まります。
逆に、スマホを無くしたりすると身動きがとれなくなる可能性がありますので注意しましょう。
Google Authenticatorによる二段階認証はあくまで「推奨」ですので、「面倒だから」という理由でやっていない方もいるようですが、何かあってからでは遅いです。
セキュリティが甘かったために取引所から資産を持っていかれた、というケースはいくつも報告されていますので、厳重に注意したいものです。
仮想通貨の保管方法:ハードウェアウォレットを使用しよう
さて、各取引所でのパスワード設定の方法や、Google Authenticatorの二段階認証設定が重要なのは間違いありませんが、そもそも取引所は自分の資産を長期間保管する場所ではありません。
下記のZaifのような件もありますので、取引所に自分の資産を置きっぱなしにすることは自殺行為です。
すぐに取引に利用をせず、長期間に渡って「ガチホ」する予定の仮想通貨は、取引所には放置をせず、ハードウェアウォレットに入れることをおすすめします。
オンライン型のウォレットもありますが、結局ハッキングされる可能性からは逃れられませんので、私は「ガチホ」するならばハードウェアウォレット一択だと思っています。
ただし、ハードウェアウォレットは手元にデバイスがなければ資産の引き出しが不可能になりますので、いざと言う時に迅速な取引ができないという弱点はあります。
Ledger Nano Sは初めてのハードウェアウォレットにおすすめです
ハードウェアウォレットの代表選手はLedger Nano SとTREZORだと思います。
私が愛用しているのは、Ledger Nano Sという機種です。
TREZORは利用経験がないため、詳細は分かりかねます。
Ledger Nano SとTREZORの大きな違いとして、保管できる仮想通貨の種類が異なります。
私が利用しているLedger Nano Sの場合は、下記の仮想通貨に対応しています。
ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップルなどのメジャー通貨はもちろん保管可能です。
ただし、日本ではそこそこメジャーなXEM(ネム)やMONA(モナコイン)といった通貨は保管できません。
もしそれらを保管する場合は、TREZORを利用するか、資産額が少なければそれらはオンライン型のウォレットを活用する、などの手が考えられるでしょう。
まずは、「自分の保管したい仮想通貨が保管可能か?」を調べた上でハードウェアウォレットを購入するようにしてください。
また、ハードウェアウォレットを購入する時は海外の販売元から直接購入することをおすすめします。
Amazonでも購入できますが、時に信頼できない詐欺業者が混じっている可能性があるようです。。
まとめ
たとえ少額であったとしても、自分の資産を盗まれて良い気持ちになる人はいません。
仮想通貨市場はまだまだ未成熟であるため、銀行や証券口座とくらべて様々なトラブルが頻発しています。
個人の努力で防げるリスクは未然に防ぎ、できるだけ安全に取引を楽しむようにしたいものです。
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仮想通貨投資をこれから始めてみようと考えている人が絶対に押さえておくべきポイントを整理した記事です。まず初めにご一読ください。
国内の取引所では、コインチェックやZaifにまずは口座開設をするとよいでしょう。若干ハードルは上がりますが、海外取引所ならばBINANCEが圧倒的におすすめです。