こんにちは。
雇われの立場である者にとって、日々のスキルアップは欠かせません。
昔の日本のように、一度就職すれば定年まで安泰という時代は終わっています。
山一證券や東芝といった一流企業でさえもいつ何が起こるか分からない世の中です。
日々のスキルアップを怠った結果、年齢だけを重ねた場合に思わぬ不利益を受ける可能性があることを認識すべきだと思います。
いつまでも同じスキルであれば年寄りよりも若手が優先されます
年齢が上がるにつれて、同じスキルであれば若手が優先されることを知っておくべきです。
若手の場合、今後の勤続可能年数やその間の伸びしろへの期待もこめて採用されているからです。
一般的に、年配の人の伸びしろは若手の人ほどは望めませんから、一定以上の成果を見せて会社に還元するしかありません。
今安定した給与収入を得ているからといって、何もせずに毎日働いていると突然クビを切られる可能性があります
雇われの身であるサラリーマンの方は、毎月決まった日に一定額の給料がもらえることを前提に生活しているはずです。
また、年に2回の夏季と冬季のボーナスももらって当然という人が多いでしょう。
しかし、日々のスキルアップを怠った結果、何年たっても同じ仕事内容しかこなせない人はいつクビを切られてもおかしくないと考えた方がよいです。
「給料泥棒」にならないこと。給料以上の仕事をすること
多くの会社にとっての悩みは、給料以下の仕事しかしない、つまり「給料泥棒」としか言えないような仕事っぷりの人間を一定の割合で抱えていることです。
昔のように勤続年数で評価される時代は終わりつつあり、会社に所属するからには一定以上の成果が求められます。
そこで、常に給料以上の仕事をする意識を持って仕事に取り組む必要があります。
会社に対して愚痴りたい気持ちも分かりますが、会社の採用側も愚痴りたくなるような人材(人罪とでも言うべきでしょうか)をたくさん抱えているのです。
病院側にとって理想的な勤務医とは?
医者でも給料泥棒としか言えないような働きしかみせない勤務医はゴロゴロいます。
今現在は医師不足ですから、このような医者もクビを切られることなく戦力として働けているわけですが、このような時代がいつまでも続くはずはありません。
では、病院にとって負債としか言えない勤務医とはどのような医者でしょうか?
私の考えでは、
1) 仕事が終わったのに意味もなく病院に残って残業をし、時間外手当を請求する
2) 患者や家族と度々トラブルを起こし、病院の評判を下げる
3) タイムマネジメント能力に欠けており、外来が大幅に遅れた結果、他スタッフにも残業をさせる(本人には悪気がないことが多いのでたちが悪い)
などです。
まず1)ですが、本当に優秀な医師は、タイムマネジメント、リスクマネジメントをきっちりしています。
急変しそうな患者がいればあらかじめ予防的処置を施したり、処置のしようがないほど重篤な患者の場合には家族を呼んで急変時の対応を決定しておきます。
ですから、急変しても急変時の対応が決まっていますので他のスタッフが右往左往することがありません。
次に2)ですが、医療の世界で口コミは非常に重要であり、口コミでの評判は集客力に直結しますので病院にとっては致命的です。また、病院側が医療訴訟を抱える可能性が高くなるのもリスクです。
3)は本人は朝から晩まで一生懸命外来をやって患者を診察しているので、自分が他のスタッフに迷惑をかけているという事実を認識していないことが多い点がたちが悪いです。
年齢が上がるにつれて、自分の得てきた知識やスキルを若手に引き継ぐ姿勢を見せるべきでしょう
一定以上の年齢になった人は、その会社にとって「良い教育者」であるべきだと思います。
特に医師の世界では教科書を読んでいるだけではダメで、現場に出てあれこれ実践しないと分からないことも多いですから、先輩からの「耳学問」は非常に重要になります。
自分が先輩から教えてもらって身につけた知識やスキルを後輩に教えることを面倒臭がったり、出し惜しみするべきではありません。
知識やスキルはアウトプットの機会が多いほど定着しやすく、教えることによって自分の知識もいっそう整理され、自分の勉強にもなるからです。
とはいえ、うまく人に教えるのも一定の技術が必要ですので、年をとっていきなりやれるものではありません。
若手のうちから、新しい後輩が入ってきたら今自分の手持ちの知識やスキルを積極的に教える習慣を作っておきたいものです。
まとめ
給料泥棒にならないこと、給料以上の仕事をすることを常に意識しましょう。
また、いつまでも同じスキルであれば、年配者は若手に淘汰される運命にあることを認識すべきです。
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自分一人でこなせる仕事量は、どれだけ効率よくやっても限られています。そこから先は仕事の外注化という視点が必要です。
お金を生み出すのは知識ですから、日々の読書習慣は大切にしたいものです。