おはようございます。
投資初心者の方ほど投資対象も時間も徹底的に分散することがオススメです。
投資対象の分散というのは、わずか3つや4つの銘柄に自分の財産を集中投資せず、せめて数十銘柄に分散することを指します。
時間の分散というのは、手元にまとまった資金があったとしても、一気に大勝負に出るのではなく投資タイミングを分散することです。
投資金額が小さいうちは集中投資して失敗しても大怪我にはなりませんが、投資規模が大きくなるにつれて一発の失敗が大怪我につながります。
本日は「分散の重要性」について検討します。
投資初心者は投資対象も時間も適切に分散しよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 投資対象や時間を徹底的に分散することの意義
長期投資においても最も重要なことは、いかに途中で大きな失敗をすることなく市場に居続けるかです。
そのためには、期待するリターンからポートフォリオを組むのではなく、自分のリスク許容度を把握してその範囲内でポートフォリオを組むことが重要です。
リターンベースでポートフォリオを組むとどうしても期待値が高くなり、リスクの高いポートフォリオになってしまいがちです。
相場の状況が良い時はそれでも問題ありませんが、相場が急変した時に右往左往することになります。
暴落時に右往左往するのを防ぐためには、事前に暴落を想定したディフェンシブなポートフォリオを組むことが重要です。
そのために、初心者の方ほど投資対象や時間を徹底的に分散することを意識しましょう。
投資対象の分散というのは、株式投資の場合、3つか4つの少ない銘柄に集中投資をするのを避けることを指します。
時間の分散というのは、手元に1,000万円あったとしても一気に大勝負に出るのではなく、相場の状況を見ながら順次資金を投入するということです。
2. 投資初心者がいきなり突き抜けたリターンをあげることは不可能
もちろん、投資対象も時間も分散すればするほど他人と比較して突き抜けたリターンは得られません。
しかし、ふと疑問に思うのですが、これまで投資の経験が全く無かった方が、少しかじった程度で突き抜けたリターンを得られることなどありません。
日常生活ならば、数日程度付け焼き刃で勉強した程度で「自分ならば他人を出し抜いて100点満点がとれる」と思うでしょうか。
ビギナーズラックで一時的にうまくいくことはあるのですが、それを継続できなければ意味がなく、投資に関して自分は特別と思い込むのはやめましょう。
もちろん、長年に渡って突き抜けたリターンをあげ続けている猛者は実際に存在します。
ただし、それは長年にわたって株式投資に時間や労力を割いてきた努力の結果であり、一朝一夕で同じ成果を求めるのは無理があります。
3. 分散は投資初心者が自分の身を守るための貴重な武器
「分散投資」こそ投資初心者の方が自分の身を守るための貴重な武器だと思います。
適切な分散はリターンを大きく下げることなく、リスクを適切に下げる効果が実証されており、やらない理由が見当たりません。
分散しすぎるとかえって非効率になる場面もありますが、投資においてリターンよりもリスク管理に重きをおくのが重要である以上、分散投資の重要性はどれだけ強調してもしすぎることはありません。
まとめ
投資初心者の方ほど、投資対象も時間も適切に分散することが重要です。
途中で大失敗して市場から退場することこそ最も避けなければならないからです。
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