Dr.ちゅり男のインデックス投資 

初心者でも実践できる投資や節約術を紹介しています。人生を豊かにする本や健康情報との出会いも。

個人型確定拠出年金(iDeCo)はスイッチングが自在なのが魅力

スポンサーリンク

 

おはようございます。

当ブログの読者の方は個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用している方も多いと思います。

課税所得を下げて所得税を抑えるため、老後資金を手厚くするため、売却益や配当にかかる税金が非課税になるから、などiDeCoを利用する理由は様々考えられます。

その中で、iDeCoの忘れてはならないメリットの1つにスイッチングが自由自在であることがあげられます。

本日はそのメリット・デメリットについて取り上げます。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)はスイッチングが自在なのが魅力

 

iDeCoはNISAと異なりスイッチングが自由自在

NISAの場合、商品を売却してしまうと、一度利用した枠は再活用できないためNISA口座内で別の商品を購入し直すことはできません。

一方、iDeCoはスイッチングが自在なので、とりあえず全世界株分散投資で始めておいて、米国株投資に切り替えたければその時点でスイッチすることが可能です。

もちろん、特定口座でも商品のスイッチは可能ですが、利益確定時に売却益の20.315%分の税金が徴収されます。

複利の効果を最大限に発揮するためには、余計な売買や利益確定に伴う手数料を徹底的に抑えることが重要です。

その点、iDeCoは売却益に対する課税がありませんので、何度利益確定しても税金がとられることがないため安心してスイッチすることができます。

投資を始めたばかりの頃としばらく経験を積んだ後で自分の投資に対する考えが変わることもあるでしょうから、遠慮なくスイッチングできるiDeCoはありがたいですね。

 

スイッチングには数日かかるのでその間の相場の変動に注意する

上記の通り、iDeCoでは売却益や配当金が全額非課税になり、商品のスイッチングが自由自在という絶大なメリットがありますが、デメリットももちろんあります。

 

例えば、

1) スイッチングには早くても数日かかる

2) 早くても60歳まで資金が拘束される

3) 退職金の金額が大きく、受け取るタイミングが重なると多額の税金を徴収される可能性がある

あたりでしょう。

 

1に関して、私が利用したことがあるSBI証券や楽天証券では、iDeCo内での商品のスイッチングには早くても数日かかりました。

その間株式市場が落ち着いていれば大きな影響はありませんが、昨今の株式市場では時に一日で3-5%近く変動することもありますので、数日の差で得したり損したりする可能性があります。

また、iDeCoはあくまで年金ですから、早くても60歳までは資金が拘束されるというリスクがあります。

 

上級者向け:スイッチングを利用した逆張り投資も可能

iDeCoではスイッチングが自在ですので、それを利用した逆張り投資も可能です。

つまり、普段は定期預金型の商品を積み立てて所得控除の恩恵だけ受けておき、株式相場が暴落した時に定期預金→株式投資信託へスイッチングする方法です。

ただし、相場の底を正確に読むことは誰にもできないため、実際にやってみますとどのタイミングでスイッチングするか迷いが生じるはずです。

また、自分の予想に反して相場が上昇し続けた場合、投資しなかったことによる機会損失のデメリットを受けることになります。

よって、基本的にはオーソドックスな積立投資をおすすめしますが、もしご興味ある方はスイッチングを利用した逆張り投資も面白いかもしれません。

 

まとめ

iDeCoは売却益や配当が非課税でスイッチングが自在なのが大きなメリットです。

定期預金型の商品を活用することで、スイッチングを利用した逆張り投資も可能となります。

 

【お金に対する正しい考え方を身につけるための必読本2選】

1. DIE WITH ZERO

お金はただ貯め込むだけでは意味がなく、上手に使って初めてその真価を発揮します。

資産形成が上手な方は「貯める」のがうまいですが、「使う」のを苦手にしている方も多いです。

本書を読んでお金の上手な使い方を身につけましょう。

 

2. サイコロジーオブマネー

お金のマインドセットを身につけるのに最適な一冊。

そもそもお金に関する根本的な考え方が間違っていては資産形成が成功するはずがありません。

『DIE WITH ZERO』と合わせて必ず読んでおきましょう!

 

【関連記事のご紹介】

フリーランスの方にとっては小規模企業共済とiDeCoが節税の強い味方になります。

www.churio807.com

 

つみたてNISAとiDeCoでは、資金拘束のリスクがないつみたてNISAの方が使いやすいでしょう。

www.churio807.com

 

雇用形態が頻繁に変わり、収入の変動が大きい場合、iDeCoによる所得控除の恩恵が受けにくくなります。

www.churio807.com