おはようございます。
日興アセットマネジメントから、新しく「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」が発売されます。
日興AM、最低コストのインデックスFを設定へ=信託報酬を0.05%台に半減
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)やたわらノーロード全世界株式と同じ世界株式市場全体に分散投資する投資信託になります。
特筆すべきはその信託報酬の低さで、なんと0.05775%(税込)というVTより低い水準になっています。
間違いなく2024年から始まる新NISAの大本命と言える投資信託ですね。
本日は「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」の概要をご紹介します。
新NISAの大本命!Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)が誕生します
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の概要
「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」は日興アセットマネジメントから2023年4月26日に新規設定されます。
本ファンドの対象とする指数はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じ「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」です。
同じ指数に連動する投資信託であれば、よほど下手な運用をしない限りはリターンに差は生じませんので、完全にオルカンの対抗馬と言える商品ですね。
信託報酬はなんとVTよりも安い0.05775%(税込)
世界株式市場に分散投資する投資信託というのはこれまでにもオルカンやたわらなど様々な商品が発売されていますので、特に目新しさはありません。
今回新発売となるTracersの特筆すべき点は、その信託報酬率の低さです。
なんと0.05775%(税込)となっています。
今現在、オルカンやたわらなどが信託報酬0.1133%への引き下げを発表していますが、今回のTracersはその半分ですのでインパクトが大きいですね。
本家VTの経費率が0.07%ですので、ついに国内の投資信託がバンガードETFよりも低コストになるという事態が発生しました。
もちろん、実際の運用成績を見てみないと実質コストなどは判断できませんが、期待できそうですね。
新NISAの有力ファンド間違いなし。オルカンの信託報酬引き下げはあるのか?
今回発売されるTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の最大の売りを一言で表せば、
「信託報酬率0.05775%という超低コストを実現した全世界株式連動の投資信託」
です。
これまでに積み上げてきた実績やファンド純資産総額の点ではオルカンに優位性がありますが、信託報酬率が半分となると乗り換える人も多いでしょう。
今後の注目は、オルカンがTracersに追随して信託報酬を引き下げるかどうかです。
投資信託の低コスト化競争がますます激化していますが、その分販売元の利益率は下がりますので、どれだけのファンドが生き残れるのか心配しています。
我々顧客にとっては嬉しいニュースですが、利益を上げるのは難しいですね。
まとめ
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の概要をご紹介しました。
信託報酬率0.05775%の全世界株式インデックスとなれば、売れない理由はなさそうです。
オルカンが信託報酬率引き下げで対抗するか注目ですね。
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オルカンはたわらに対抗して信託報酬率の引き下げを発表したばかりですが、今回もTracersに追随するのでしょうか。
先日発表された「たわらノーロード」シリーズの信託報酬引き下げのニュースです。
Tracersはこちらの「S&P500配当貴族インデックス」も大変おもしろい商品だと思います。