Dr.ちゅり男のインデックス投資 

初心者でも実践できる投資や節約術を紹介しています。人生を豊かにする本や健康情報との出会いも。

【新NISAの投資方針固め】アクティブ投資はプロでもインデックス投資に勝てない事実を復習しよう

スポンサーリンク

 

おはようございます。

熱心なインデックス投資家のみなさんならばご存知でしょうが、「アクティブ運用の大半がインデックス運用に勝てない」ことがすでに証明されています。

ここで言うアクティブ運用というのは、「投資のプロ」であるファンドマネージャーが運用するアクティブファンドを指します。

投資のプロでもS&P500や全世界株インデックスに勝つのが難しいのに、特別な知識やスキルを持たない私たち個人投資家が勝つのは困難です。

 

 

たしかに、はじめの1年や2年はインデックスに勝てることもあるのですが、それを10年〜20年続けるのは「ほぼ無理ゲー」なんですよね。

 

【新NISAの投資方針固め】アクティブ投資はプロでもインデックス投資に勝てない事実を復習しよう

 

アクティブ運用 vs. インデックス運用

アクティブ運用とインデックス運用の違いについて復習しておきましょう。

 

インデックスファンドとは?その運用方法を徹底解説!|わらしべ瓦版(かわらばん)

 

インデックス運用はTOPIXやS&P500などの指数に連動する投資成績を目標とする方法です。

市場平均に近い運用成果を狙った投資法と言えるでしょう。

 

アクティブ運用とは、自ら銘柄を厳選して選ぶ抜き、インデックスを上回る投資成果を目標とする運用方法です。

アクティブファンドの大半は、投資のプロであるファンドマネージャーらが全力を尽くして銘柄分析を行い、売買タイミングを決めています。

 

アクティブファンドの8割以上はインデックスファンドに負けている

では、投資のプロが運用しているアクティブファンドはインデックスファンドを上回る投資成績をあげられているのでしょうか?

アクティブファンドの勝率を知る指標である「SPIVAスコアカード」の結果を見ていきましょう。

以下は米国と日本のデータになります。

 

SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

結論としては、「米国でも日本でもアクティブファンドの80%以上がインデックスファンドに負けている」ということになります。

そして、この傾向は短期・長期問わず、また世界のどの国や地域でも共通して見られるのです。

 

プロでも勝てないインデックス投資にあなたは勝てるのか?

このように、投資のプロが死力を尽くして作り上げたアクティブファンドでも、インデックスファンドに勝ち続けるのは難しいのです。

投資のプロではない私たち個人投資家が、思いつきで銘柄を選んだだけでインデックス投資に勝てる確率はほぼゼロでしょう。

 

また、アクティブファンドの大半はインデックスファンドと比べて手数料が割高であり、割高なコストの影響で余計にインデックスに勝つのが難しくなっています。

インデックスファンドは購入時手数料がゼロ、信託報酬は0.1%前後が当たり前の時代に突入しています。

しかし、アクティブファンドの中には購入時手数料が2.0〜3.0%、信託報酬も1.0%超えという商品がゴロゴロ転がっているのです。

「リターンで負け、コストでも負け」では勝てる見込みがないのは誰が見ても明らかです。

私たち個人投資家はそういった地雷商品を避け、販売元があまり儲からない低コストインデックスファンドを中心に投資を続ける必要があります。

 

まとめ

投資のプロが運用するアクティブファンドですら、8割以上がインデックスファンドに負けています。

特別な知識やスキルを持たない私たち個人投資家がインデックスファンドに勝てる確率は限りなくゼロに近いでしょう。

 

【新NISAを始める前に必読のおすすめ投資本】

『株式投資』『株式投資の未来』(ジェレミー・シーゲル)

ジェレミー・シーゲルの『株式投資』『株式投資の未来』は、私の投資人生を変えた2冊です。

特に、「株式(S&P500)の長期リターンが、他のアセットと比較していかに優れているか」を端的に示した図を見たときは衝撃を受けました。

世の中には「レバレッジ」や「10倍株」といった怪しげな情報が飛び交っていますが、完全に時間とお金の無駄です。

そんなことよりも、最大限までインデックスファンドの保有割合を高め、長期保有したほうが100倍理にかなっています。

 

【関連記事のご紹介】

新NISAでETFを買うと、分配金再投資にも非課税枠を使ってしまうので効率が悪くなります。

投資信託のほうがよいでしょう。

www.churio807.com

 

新NISAの「つみたて投資枠」はぜひクレカ積立を使ってポイント還元を受けたいですね。

www.churio807.com

 

新NISAは「つみたて投資枠」も「成長投資枠」もやるべきことは変わらないのです。

www.churio807.com