
おはようございます。
新NISAの最適解というのは決まっていて、
1) 特定の国や地域に賭けるカントリーリスクまで避けるならeMAXIS Slimオール・カントリー
2) 米国株の成長に賭けるならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)
だと思います。
新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年に復活するとはいえ、年間投資枠の上限が360万円までと決まっている以上、何度も売買できるわけではありません。
新NISAは夫婦でフル活用すれば3600万円投資できるので相当なインパクトがありますね。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) March 4, 2024
ゆっくりで良いので、3600万円を全てインデックス投信で埋めれば資産形成は終了と言えます。
目標が分かりやすくなったのは素晴らしいことです。
以上を踏まえると、基本的に「一度買ったら持ち続けるバイ&ホールド戦略」が最適と考えられます。
非課税期間が恒久化された分、その間に何度か訪れる大暴落は避けられません。
大暴落が来ても自分が安心して保有し続けられる商品かどうかというのを一番大切にしましょう。
新NISAを夫婦で3600万円フル活用すれば資産形成は終了!eMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリーを寝かせるだけで十分です
夫婦で3600万円分新NISAを活用すれば資産形成は終わり
新NISAでは、1人あたり生涯で1800万円分の非課税枠が与えられています。
夫婦だと合計で3600万円となり、これをフル活用するのは非常にハードルが高いですが、達成すればそれだけで「資産形成は終わり!」と言えるほどのインパクトがあります。
新NISAの年間投資枠の上限は1人360万円ですので、夫婦だと720万円にもなります。
これまでにコツコツ貯めてきた貯金が大量にあるという人を除いて、毎月の貯金だけでこの枠を埋めるのは不可能と言えるでしょう。
ブログやSNSなどを見ていると、「新NISAは年間360万円ずつ投資して、はじめの5年間で使い切るのが王道」みたいに見えますが、無理する必要はありません。
医療技術や公衆衛生の向上によって「人生100年時代」が来ると言われており、今20代〜30代にとっての投資人生は50年以上になります。
よって、周囲がどんどん投資していたとしても全く焦る必要はなく、自分のペースに合わせて新NISAを使っていけばよいのです。
15年〜20年かかってもよいので、夫婦で3600万円分の枠を埋めることができればそれで成功と言えるでしょう。
投資商品はeMAXIS Slimオルカンか楽天・オールカントリーで十分
では、夫婦で3600万円分新NISAを使うとして、実際どの商品を選べばよいのでしょうか?
投資についてあれこれ考えたくない人は、最も確実性が高く、資産形成の王道とも言える「全世界株インデックスファンド」だけでよいでしょう。
2024年9月現在選ぶなら、
1) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2) 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天・オールカントリー)
のどちらかでしょう。
楽天・オールカントリーは楽天証券でしか買えませんので、楽天証券以外の利用者は迷わずeMAXIS Slimオルカンを買うのがよいです。
あれこれ悩んでいる時間がもったいないので、とりあえず「オルカン」で始めてしまい、投資の勉強が楽しくなったら「日本高配当株」とか「S&P500」とか「NASDAQ100」とか他の指数の勉強をしてみてはいかがでしょうか?
夫婦で3600万円インデックスファンドで埋めた後はひたすら放置するのが正解
夫婦で3600万円分の非課税枠をインデックスファンドで埋めたら、その後はどうすべきなのでしょうか?
正解は、
「何もせず老後まで非課税で運用し続ける」
です。
新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年に復活しますが、それを利用して頻繁に売買を繰り返してはいけません。
基本的には、「生涯保有に値する良質な商品だけを長期保有し続けるための制度」だからです。
素人が下手に投資タイミングを読んで売買を繰り返すと、何もせずに市場に居続けるよりもかえってリターンが低下してしまいます。
「良質な商品をいったん保有したら、あとはじたばたせずに相場の流れに身を任せる」のが正解なのです。
まとめ
新NISAの非課税枠は1人1800万円、夫婦なら3600万円もあります。
フル活用するのはなかなか大変ですが、達成できれば資産形成はそれだけで終了と言えるほどのインパクトがあるでしょう。
非課税期間が恒久化されたので、各人のペースに合わせてゆっくり使っていけばOKです。
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ブログでは最新情報が中心になりますが、書籍では初心者の方でもスムーズに資産形成を進められるよう、より基礎的な内容から丁寧に解説しました。
先に本を読んで資産形成の全体像を掴んでいただき、最新情報をブログで補っていただくと資産形成は盤石です。
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NISAは損益通算や繰越控除ができないなど、損失が発生した時の救済策がないのがデメリットです。
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