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中国株の政治リスクが鮮明に。アリババ、テンセントなどのIT銘柄が大暴落!

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おはようございます。

中国で5年に1度の共産党大会が開催され、習近平主席の3期目の政権が発足されました。

今回の共産党大会では胡錦濤前国家主席などのライバルが表舞台から遠ざけられ、習近平氏への権力集中がますます加速しています。

中国共産党大会の閉幕後、アリババやテンセントなどの中国IT銘柄が大暴落しており、市場は中国の習近平一強体制に明確な「No」を突きつけています。

独裁国家の株を保有することのリスクが浮き彫りになりましたね。

 

中国株の政治リスクが鮮明に。アリババ、テンセントなどのIT銘柄が大暴落!

 

10/24(月)の株式市場で中国テック株が大暴落

中国共産党大会の結果を受け、10月24日(月)の株式市場では中国の大型テック株が大暴落をしました。

習近平主席への権力集中は世界中の投資家からは明確なバッドニュースと捉えられたことがよく分かります。

 

 

以下がテンセント(TCEHY、赤)、アリババ(BABA、水色)、バイドゥ(BIDU、紫)の10/17-25までの1週間のチャートです。

 

10月24日(月)の1日だけで中国の大型テック銘柄のほとんどが10%以上暴落しており、中国株の政治リスクの高さが鮮明になりました。

純粋に企業の業績や成長性だけで判断できないのは投資判断をより難しくさせますね。

 

中国の大型テック企業は有望だが、政治リスクの大きさが鮮明に

数年前にブログやSNSでアリババやテンセントなどの中国大型IT企業の株がブームになりましたが、最近では全く耳にしなくなりました。

その理由は以下の5年チャートをみれば明らかですね。

 

 

アリババ、テンセント、バイドゥなどの中国大手テック銘柄は、2020年後半〜2021年はじめにピークを迎えた後、一斉に大暴落しているのです。

株価が好調な時は普段中国株にまったく興味を示さない方ですら群がってきますが、ブームが去れば話題にすらならない典型事例です。

次に話題に時は今回のようなバッドニュースだったりしますので、注意が必要ですね。

 

ロシアが指数から除外されたのと同様、政治リスクの高い国への投資は慎重に

2022年は独裁国家の株を保有することの政治リスクが鮮明になった1年といえるでしょう。

ロシアのウクライナ侵攻を受け、2月〜3月にかけてMSCIやS&P、FTSEラッセルなどの指数組成会社がロシア株を指数から除外したのは記憶に新しいですね。

 

jp.reuters.com

 

私自身は今回のニュースから、

・政治リスクの高い国の株にポートフォリオの主力を任せてはいけない

・あくまで全世界株の一部として保有するにとどめるべき

という教訓を得ました。

みなさんはいかがでしょうか?

中国は2030年頃にGDPが世界1位になるとも言われていますが、単に経済規模だけでは判断できない怖さがあると思います。

 

まとめ

中国の共産党大会で習近平主席への権力集中が加速したのが株式市場からは嫌煙され、大手IT銘柄を中心に大暴落しています。

独裁国家の株を保有するリスクが浮き彫りになりましたね。

 

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